ファンダメンタルズ分析
注目材料
１．経済指標
・米国雇用統計
・IMM通貨先物円ポジション
２．要人発言
・米国トランプ大統領
・FRB
３．その他
・地政学リスクオフ（中東、ウクライナ・ロシア、インド・パキスタン）
マーケット動向
経済指標評価
(前回かつ予想より良い：◎、予想以上：〇、予想より悪い：△、前回かつ予想より悪い：×)
東京マーケット前
東京マーケット(9:00~15:30)
欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)
18:43 報道
日銀が国債買い入れ減額幅の圧縮を検討へ、来年４月以降－関係者（Bloomberg）
【考察】日銀金融正常化観測後退
20:20 報道
米国トランプ大統領とイーロンマスク氏、金曜日に会談予定
20:29 要人発言
ホワイトハウス
「米国トランプ大統領とイーロンマスク氏の電話会談予定なし」
21:30 経済指標
米国雇用統計
（過去の発表日; 1/10, 2/7, 3/7, 4/4, 5/2, 6/6)
非農業部門雇用者数(NFP)：前回17.7万人（改定14.7）、予想13.0万人、結果13.9万人（○）
失業率：前回4.2%（改定）、予想4.2%、結果4.2%（○）
平均時給
前月比：前回0.2%（改定）、予想0.3%、結果0.4%（◎）
前年比：前回3.8%（改定）、予想3.7%、結果3.9%（◎）
米雇用統計、労働市場の緩やかな減速示唆－賃金は予想上回る伸び（Bloomberg）
21:31～要人発言
米国ナバロ上級顧問
「米中会談、7日以内に開催見込み」
【考察】米中貿易戦争緩和期待リスクオン
22:42～要人発言
トランプ米大統領、パウエルＦＲＢ議長に１ポイントの利下げを要求（Bloomberg）
23:00～要人発言
米国ボウマンFRB理事
：政策スタンスは中立。
ボウマンＦＲＢ理事、大手銀の非公開評価見直しへ－手法修正を主張（Bloomberg）
【考察】金融政策について言及せずなし
24:07 報道
中国政府、米自動車大手向けのレアアース輸出を一部許可－ロイター（Bloomberg）
【考察】米中貿易戦争緩和期待リスクオン
25:19～要人発言
米国ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁（2025年FOMC投票権なし）
：政策スタンスはハト派。
年内利下げの可能性排除せず、経済指標の質に懸念＝米フィラデルフィア連銀総裁（Reuters）
【考察】ハト派、タカ派発言
27:31～要人発言
米中、ロンドンで９日に通商交渉を再開－トランプ氏が発表（Bloomberg）
28:30 経済指標
IMM通貨先物時点（Investing.com）
円ロング縮小
＜まとめ＞
東京マーケット
日足始値143.55
取引開始後に日足安値143.45を付けると、前日の米中首脳電話会談を好感したリスクオン継続により日通し高値144.07へ上昇して引けました。
【日本市況】超長期金利が低下、高まる発行減額期待－円安で株反発（Bloomberg）
欧米マーケット
欧州オープン後もリスクオンに支えられて上昇継続し、注目の米国雇用統計（強）で急騰、「中国、米国自動車大手向けレアアース輸出を一部許可」報道のリスクオンで日足高値145.09を付けて引けました。
日足終値144.86
【米国市況】株反発、雇用統計受け景気懸念が後退－ドル144円台後半（Bloomberg）
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
通貨強弱
＜ドル買い優勢＞
買い材料：
・米国雇用統計（強）
売り材料：
・米ドル回避の取引需要、アジアの金融機関で拡大－貿易摩擦の強まりで（Bloomberg）
・米国トランプ関税→貿易戦争激化→ドル信認低下
ドルが新たな「犠牲者」に－世界的な貿易戦争激化で信認脅かされる（Bloomberg）
＜円売り優勢＞
買い材料：
・
・2025年3月調査想定為替レート上期147.17（日本銀行、短観）以下推移→日本企業業績悪化、リスクオフ（円キャリー巻き戻し）
売り材料：
・日銀、国債買い入れ減額幅圧縮検討報道→日銀金融正常化観測後退
・中国、米国自動車大手向けレアアース輸出を一部許可報道→米中貿易戦争緩和期待リスクオン
・構造的円売り（日本実質金利マイナスで金融緩和環境継続、新NISA等海外投資急増、デジタル赤字増加等、骨太方針の家計支援で財政支出増）
・その他円売り（航空燃料不足、パイロット不足、クレジットカード利用赤字によるインバウンド関連の旅行収支悪化懸念）
政策金利市場織り込み
・FRB：現行政策金利4.25-4.50%
FOMC市場織り込み（CME FedWatch Tool）
次回6月18日（水）公表：据え置き（96.6→99.9%）、0.25%引き下げ（3.4→0.0%）
2025年利下げ観測：0.25%×2回=0.50% → 政策金利3.75～4.00%相当
・日銀：現行政策金利0.50%
市場織り込み（東京短資株式会社）
次回6月17日（火）公表：0.25%引き上げ（1→1%）
テクニカル分析
トレードシナリオと結果
- 月足：6月陽線形成中。レンジ。
- 週足：6/2週、下ヒゲピンバー形成中。下降トレンド。
- 日足：6/5陽線。レンジ。
- 4H足：レンジ。
- 1H足：上昇トレンド。
- 15足：レンジ。
【シナリオ】
①Long
(A)1H足ダウ高値143.350付近へ下落→転換上昇→目標1H足レンジ高値143.688
(B)1H足レンジ高値143.863をダウ上昇→目標1H足戻り高値144.276
②Short
(C)1H足戻り高値144.276付近へ上昇→転換下落→目標1H足レンジ高値143.863
(D) (A)後、1H足ダウ高値143.350をダウ下落→目標4H足押し安値142.634
本日：１勝0敗、+38.8pips
6月通算：4勝5敗、勝率44.4%、RR1.73 、+45.5pips
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