2025年7月24日(木)ドル円戦略と結果

ファンダメンタルズ
テクニカル
1. トレードシナリオと結果

ファンダメンタルズ

注目材料

１．経済指標
・米国新規失業保険申請件数、失業保険継続申請件数
・米国PMI速報値
・米国新築住宅販売件数
・ECB理事会

２．要人発言
・米国トランプ大統領
・FEDウォッチャー、WSJ紙のニック氏(X投稿)：FRBブラックアウト期間（FOMC開催前週の土曜日から公表翌日までの13日間：7/19～7/31）につき
・ラガルドECB総裁

３．その他
・日銀会合関連リーク報道
・地政学リスクオフ（イスラエル・イラン、ウクライナ・ロシア）

マーケット動向

経済指標評価
(前回かつ予想より良い：◎、予想以上：〇、予想より悪い：△、前回かつ予想より悪い：×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:30)

10:37～要人発言
米国ラトニック商務長官
「パウエルFRB議長は辞任か交代すべき」
「利下げが必要」

【日本市況】ＴＯＰＩＸ史上最高値、トランプ関税ＥＵ前進－円が上昇（Bloomberg）

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

21:15 経済指標
ECB理事会
政策金利：前回2.15%、予想2.15%、結果2.15%（○）
ECB声明：中立
ＥＣＢ、８会合ぶり政策金利据え置き－「先行きは極めて不透明」（Bloomberg）

21:47～要人発言
ＥＣＢ理事会後のラガルド総裁発言要旨（Reuters）

21:30 経済指標
米国新規失業保険申請件数
失業者が初めて申請した失業保険給付の申請件数を示す指標。失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されます。失業保険継続申請件数より注目度は高い。
前回22.1万件（改定）、予想22.7万件、結果21.7万件（◎）

米国失業保険継続申請件数
新規申請後に失業保険の申請を継続している人数を示す指標。
前回195.6万件（改定195.1）、予想196.2万件、結果195.5万件（○）

22:45 経済指標
米国PMI速報値
基準50。景気先行性高いため注目度高い。速報値は確報値より注目度高い。
製造業：前回52.9、予想52.6、結果49.5（×）
サービス業：前回52.9、予想53.1、結果55.2（◎）
総合：前回52.9、予想52.8、結果54.6（◎）

23:00 経済指標
米国新築住宅販売件数
住宅市場は消費に大きな影響を与えることから景気の先行指標として中古住宅販売件数とともに重要。
件数：前回62.3万件（改定）、予想63.5万件、結果62.7万件（△）
前月比：前回-13.7%（改定-11.6）、予想4.4%、結果0.6%（△）

29:08～要人発言
米国トランプ大統領
トランプ米大統領、パウエルＦＲＢ議長の解任は不要と発言（Bloomberg）

【米国市況】Ｓ＆Ｐ500が最高値更新、ＡＩ期待強まる－国債は続落（Bloomberg）

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

(Trading View)

通貨強弱

＜ドル＞
買い材料：
・米国新規失業保険申請件数、失業保険継続申請件数（強）
・米国トランプ大統領「パウエル議長解任不要」

売り材料：
・米国ラトニック商務長官「パウエルFRB議長は辞任か交代すべき」「利下げが必要」
・米国PMI速報値（弱）
・米国新築住宅販売件数（弱）

＜円＞
買い材料：

売り材料：
・2025年6月調査想定為替レート上期145.87、下期145.56（日本銀行、短観）以上推移→日本企業業績改善（円キャリー促進）
・構造的円売り（日本実質金利マイナスで金融緩和環境継続、新NISA等海外投資急増、デジタル赤字増加等、骨太方針の家計支援で財政支出増）
・その他円売り（航空燃料不足、パイロット不足、クレジットカード利用赤字によるインバウンド関連の旅行収支悪化懸念）