2023年4月13日(木)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)4/12の欧米マーケット影響
米国CPIは強弱入り交じる数値。注目度の高いコア指数は強い数値だったものの、総合指数がサプライズの弱い数値でドル円急落。しかし、米国CPI発表を受けてFRB要人の相次ぐタカ派発言でドル円上昇。
その後、米国FOMC議事要旨のハト派内容、米国景気後退懸念でドル円急落。

(2)経済指標
・米国新規失業保険申請件数、米国失業保険継続申請件数
・米国生産者物価指数(PPI)

(3)要人発言
・特になし

米国CPIはドル円の方向性が見えにくい結果となっており、4/13は米国PPIでサプライズの数値でトレンドが出ることに期待したい。
ドル円動き例

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

6:58~要人発言
植田日銀総裁
「G7で物価目標達成まで金融緩和を継続すると述べた」
「日本のインフレ率は今後減速する見通し」

【考察】ハト派発言でドル円上昇

7:34 要人発言
首相官邸(Bloomberg
「北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射」

【考察】地政学リスクオフ、落下確認まで時間が掛かりドル円下落

東京マーケット(9:00~15:00)

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

21:30 経済指標
米国新規失業保険申請件数(Bloomberg
失業者が初めて申請した失業保険給付の申請件数を示す指標。失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されます。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回22.8万件(改定)、予想23.3万件、結果23.9万件(×)

米国失業保険継続申請件数
新規申請後に失業保険の申請を継続している人数を示す指標。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回182.3万件(改定)、予想182.0万件、結果181.0万件(◎)

21:30 経済指標
米国生産者物価指数(PPI)3月度(過去の発表日; 8/119/1410/1211/1512/91/182/16, 3/15, 4/13)(Bloomberg
国内生産者が販売する商品やサービスの価格を把握する指標。FRBが金融政策を決定する上でインフレ変動を把握する重要指標。コア指数が特に重要。PPIは米国消費者物価指数(CPI)の川上に相当する指標でCPIより注目度は低い。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」

前月比:前回-0.1%(改定0.0)、予想0.0%、結果-0.5%(×)
前年比:前回4.6%(改定4.9)、予想3.1%、結果2.7%(×)
コア前月比:前回0.0%(改定0.2)、予想0.3%、結果-0.1%(×)
コア前年比:前回4.4%(改定4.8)、予想4.1%、結果3.4%(×)

【考察】全て弱い数値→米利上げ期待後退→米国債利回り低下→ドル売り→ドル円急落。Bad newsに素直な反応。ダウ・日経先物は米利上げ期待後退で上昇。

26:00 経済指標
米国30年債入札(Upcoming Auctions
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回3.877%、結果3.661%(×)

【考察】入札不調でドル円上昇。

東京マーケット:北朝鮮ミサイル発射の地政学リスクオフでドル円下落したものの影響は一時的で直ぐに全戻しの上昇。

欧米マーケット:欧州スタートは欧州通貨・資源国通貨買いを受けてドル売りのドル円下落スタート。しかし、他通貨に対して円売りも強まり、ドル売り・円売り交錯でドル円上昇。
その後、米国PPIのサプライズの弱い数値を受けてドル円急落したが、NY引けに掛けてドル売りは続かず円売りが進んだことから下落の半値以上戻して引け。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. AUD(資源国リスクオン通貨):豪雇用統計の強い数値で買い。
  2. NZD(資源国リスクオン通貨):
  3. CHF(リスクオフ通貨):
  4. CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):
  5. EUR(リスクオン通貨):
  6. GBP(リスクオン通貨):
  7. JPY(リスクオフ通貨):
  8. USD(基軸通貨):米国PPIの弱い数値で売り。

米国債イールドカーブ

4/13(木)は4/12(水)に対してベア(短期金利上昇、長期金利上昇、逆イールド縮小)でドル買い材料交錯。
ドルインデックス日足陰線はイールドカーブ要因以外(投機的な動きや他通貨買い需要増と推測)

*逆イールドはリセッションのサイン(Bloomberg)、逆イールド拡大(Bloomberg

5月FOMCの利上げ幅見通しは、据え置きが33.5%、25bpsが65.5%。(CME FedWatch Tool

テクニカル分析

トレード

  • 月足:4月十字線形成中。
  • 週足:4/10週、陽線形成中。
  • 日足:4/12陰線。ネックラインでレジサポしたことで上昇継続しやすい。
  • 4H足:レンジ。
  • 1H足:レンジ。
  • 15M足:上昇チャネル。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス133.370をダウ上昇→目標日足レジスタンス133.679

②ショート
(B)1H足サポート132.802をダウ下落→目標4H足サポート132.069

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

トレード1
米国PPIの弱い数値→132.802をダウなし下落→(C)ショート
ショート:132.675
T/P:132.069
獲得pips:+60.8
4月通算:9勝9敗、勝率50.0%、平均RR 2.09、獲得Pips +182.6

(Trading View)

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