2023年4月7日(金)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)4/6の欧米マーケット影響
米国新規失業保険申請件数・米国失業保険継続申請件数の弱い数値で初動ドル円急落したものの、イースター休暇前の閑散を狙った投機筋の仕掛けも入ったためか一気に急騰。NYマーケットもイースター休暇前や米国雇用統計前でポジション調整や市場参加者が減少してきたのか乱高下で引け。

(2)経済指標
・米国雇用統計

(3)要人発言
・FRB当局者

(4)その他
・欧米金融システム不安の影響:大きく不安は後退したものの、引き続き突発的なヘッドラインでリスクオフによるドル円急落には注意したい。

4/7の最大注目は米国雇用統計。一方で、欧米はイースター休暇前のグッドフライデー。3連休が始まり、市場参加者が減少する。特に米国雇用統計後は閑散相場を狙った投機筋の仕掛けで乱高下、もしくはほとんど動きがない推移に留まる可能性あり。
ドル円動き例

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

グッドフライデー、欧米祝日休場(米国債券市場は短縮取引)

21:30 経済指標
米国雇用統計3月度(過去の発表日;9/210/711/412/21/62/3, 3/10, 4/7)
Bloomberg)(利上げ観測高まる, Bloomberg
非農業部門雇用者数:前回31.1万人(改定32.6)、予想23.9万人、結果23.6万人(×)
失業率:前回3.6%(改定)、予想3.6%、結果3.5%(◎)
平均時給
前月比:前回0.2%(改定)、予想0.4%、結果0.3%(△)
前年比:前回4.6%(改定)、予想4.3%、結果4.2%(×)

【考察】強弱入り交じる数値。しかし、今月の米国経済指標が軒並み弱いなか、サプライズの弱い数値がでなかったことが好感されたためかドル円急騰。本日からイースター休暇で流動性が低いことで通常よりもボラティリティが上がっていることで大きな動きになった様子。

28:30 経済指標
IMM通貨先物(ポジション推移
円ショート拡大

【考察】円売り材料

東京マーケット:海外勢はグッドフライデーで市場参加者減少しており、かつ米国雇用統計を控えて方向性なく推移。

欧米マーケット:今月は米国経済指標が軒並み弱いことから米国雇用統計も弱い見込みがあるためか発表前にポジション調整の売りが入ったようでドル円下落。
米国雇用統計は強弱入り交じる数値。しかし、警戒されていたサプライズの弱い数値が出なかったことが安心感につながったためかドル円急騰。その後、海外勢のイースター休暇入りで取引減少し小幅推移で132円台をキープして引け。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. NZD(資源国リスクオン通貨):
  2. USD(基軸通貨):
  3. CHF(リスクオフ通貨):
  4. GBP(リスクオン通貨):
  5. EUR(リスクオン通貨):
  6. AUD(資源国リスクオン通貨):
  7. CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):
  8. JPY(リスクオフ通貨):

米国債イールドカーブ

4/7(金)は4/6(木)に対してベア(短期金利上昇、長期金利上昇、逆イールド拡大)でドル買い・ドル売り材料交錯。
ドルインデックス日足陽線は金利上昇の影響と推測。

*逆イールドはリセッションのサイン(Bloomberg)、逆イールド拡大(Bloomberg

5月FOMCの利上げ幅見通しは、据え置きが33.0%、25bpsが67.0%。(CME FedWatch Tool

テクニカル分析

トレード

  • 月足:3月陰線。4月陰線形成中。
  • 週足:4/3週、陰線形成中。
  • 日足:4/6陽線。ボリンジャーバンド-1σから反発上昇しており、4/7は20MAまで上昇しやすいと推測。
  • 4H足:上昇トレンド。
  • 1H足:上昇チャネル。
  • 15M足:レンジ。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス131.835をダウ上昇→目標1H足レジスタンス132.326

②ショート
(B)1H足レジスタンス132.326付近まで上昇→ダウ転換下落→目標1H足サポート131.835
(C)1H足サポート131.602をダウ下落→目標4H足サポート131.323

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

トレード1
131.602をダウ転換下落→(B)ショート
ショート:131.554
S/L:131.663
獲得pips:-10.9
考察:米国雇用統計直前のため見送るべきであった。

トレード2
米国雇用統計の強い数値→131.835をダウなし上昇→(A)ロング
ロング:132.034
T/P:132.327
獲得pips:+29.3

4月通算:6勝8敗、勝率42.9%、平均RR 2.09、獲得Pips +68.6

(Trading View)

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