2023年5月24日(水)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)5/23の欧米マーケット影響
注目の米国PMI速報値は強弱入り交じって乱高下、米国新築住宅販売件数の強い数値で上昇。
結局は、米国債務上限問題が足を引っ張り、トレンド出難く下値138.24から上値138.91付近のレンジ推移。

(2)経済指標
・米国5年債入札
・米国FOMC議事要旨

(3)要人発言
・FRB当局者

(4)その他
・米国債務上限問題
・欧米金融システム不安

5/24の注目は米国FOMC議事要旨。それまでは米国債務上限問題が主要な材料となり、前日同様ドル円乱高下しやすいと推測。
ドル円動き例

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

15:00 経済指標
英国消費者物価指数4月度(Bloomberg)(Bloomberg
前月比:前回0.8%、予想0.6%、結果1.2%(◎)
前年比:前回10.1%、予想8.2%、結果8.7%(○)
コア前年比:前回6.2%、予想6.1%、結果6.8%(◎)

【考察】英国の強い数値が米国インフレ長期化懸念に波及して米国債利回り上昇からドル円上昇。

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

23:14~要人発言
米国イエレン財務長官(Bloomberg
「6月初旬に資金が枯渇する可能性が高い」

【考察】従来の発言と変わらずサプライズなし。交渉難航でドル売り材料であるが、6月FOMC利上げ織り込み(Bloomberg)が市場の注目材料となっており、ドル円上昇継続。

24:43~要人発言
米国共和党マッカーシー下院議長
「多くの点で依然として隔たりがある」
「今日、進展させることができる」

【考察】前日と状況変わらず。材料視されずドル円上昇継続。

25:10~要人発言
米国ウォラーFRB理事(Bloomberg
「6月か7月会合での利上げ支持の可能性」
「インフレ抑制まで利上げ停止しない」

【考察】タカ派発言でドル円上昇継続

26:00 経済指標
米国5年債入札(Upcoming Auctions
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回3.500%、結果3.749%(◎)

【考察】入札好調でドル円下落。

27:00 経済指標
米国FOMC議事要旨5月度(過去の発表日:8/1710/1211/231/42/22, 4/12, 5/24)(Bloomberg
「追加利上げ支持に関して意見は分かれた」
「2023年は緩やかな景気後退の可能性」
「利下げの可能性低い」

【考察】主にタカ派内容であったが利上げに関する意見の相違がハト派として材料視されたことや景気後退懸念のためかドル円下落。

27:37~要人発言
米国ホワイトハウス報道官
「債務上限を巡る交渉は生産的」

【考察】リスクオン円売りと米国債利回り上昇ドル買いでドル円上昇

29:06~要人発言
米国共和党マッカーシー下院議長
「債務上限交渉、状況は好転している」

【考察】リスクオン円売りと米国債利回り上昇ドル買いでドル円上昇

<まとめ>
東京マーケット:
日経平均ギャップダウンのリスクオフ円買いでドル円下落推移。

欧米マーケット:
英国消費者物価の強い数値が米国インフレ長期化懸念に波及して米国債利回り上昇からドル円上昇。しかしリスクオフ円買い根強く全戻しのドル円下落。
NYマーケットオープン前から6月FOMC利上げ織り込みが市場の注目材料となり再びドル円上昇に転じ、FRB要人タカ派発言で上昇継続。米国債務上限問題も注目度の高い材料であることに変わりはないが、結局は合意に達するとの見方が強く影響が小さくなっている。債務上限交渉に関するヘッドラインには引き続き要警戒。
注目の米国FOMC議事要旨は主にタカ派内容であったが利上げに関する見解の相違がハト派として材料視されたことや景気後退懸念のためかドル円下落。しかしながら、現時点のインフレ懸念に変わりなく押し目となり全戻し上昇し、139円台をキープして引け。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

米国債イールドカーブ

5/24(水)は5/23(火)に対してベア(短期金利上昇、長期金利上昇、逆イールド拡大)でドル買い・売り材料交錯。
ドルインデックス日足陽線は逆イールド縮小やポジション調整の影響と推測。

6月FOMCの利上げ幅見通しは、据え置き68.7%。25bps引き上げ31.3%。(CME FedWatch Tool

テクニカル分析

トレード

  • 月足:5月陰線形成中。
  • 週足:5/22週、陽線形成中。上昇トレンド。
  • 日足:5/23十字線。上昇トレンド。
  • 4H足:レンジ。20MA支持で上昇。
  • 1H足:レンジ。
  • 15M足:レンジ。

【シナリオ】

①ロング
(A)1H足サポート138.318や4H足20MAまで下落→ダウ転換上昇→目標4H足レジスタンス138.585
(B)4H足レジスタンス138.585をダウ上昇→目標4H足レジスタンス138.856

②ショート
(C)1H足サポート138.318かつ4H足20MAをダウ下落→目標4H足サポート137.986

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

条件合わずトレードなし

5月通算:9勝6敗、勝率60.0%、平均RR 1.93、獲得Pips +153.3

(Trading View)

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