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1/15(水)
22:30 経済指標
米国消費者物価指数(CPI)
FRBが金融政策を決定する上でインフレ変動を把握する重要指標。CPIは米国生産者物価指数(PPI)の川下に相当する指標でPPIより注目度は高い。基調的なインフレを見る上では総合指数よりコア指数が重要。基本は「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」
前月比:前回0.3%(改定)、予想0.4%、結果0.4%(○)
前年比:前回2.7%(改定)、予想2.9%、結果2.9%(○)
コア前月比:前回0.3%(改定)、予想0.3%、結果0.2%(×)
コア前年比:前回3.3%、予想3.3%、結果3.2%(×)
米CPI、12月はコア指数が前月比0.2%上昇-インフレ鈍化示唆(Bloomberg)
【考察】
発表前:米国政府の半導体メーカーに対中規制強化要請報道、植田日銀総裁のタカ派発言、加藤財務相の円安牽制発言を受けたドル円下落から、欧州株上昇に連れて揉み合い。直前157.02(日足上昇チャネル・20MA・押し安値156.86、切番157.00付近)。
発表後:強弱混在。総合指数(強)より注目度の高いコア指数(弱)に反応して、米国債利回り急落・ドル売り主導で日足安値155.94(切番156.00、4H足押し安値156.07付近)へ急落。
しかし、前日1/14(火)米国生産者物価指数(弱)と同じく、米国債利回り低下を好感した欧米株上昇(円キャリー促進)が支えとなり上昇・揉み合いで引けました。

2/12(水)
22:30 経済指標
米国消費者物価指数(CPI)
前月比:前回0.4%(改定)、予想0.3%、結果0.5%(◎)
前年比:前回2.9%(改定)、予想2.9%、結果3.0%(◎)
コア前月比:前回0.2%(改定)、予想0.3%、結果0.4%(◎)
コア前年比:前回3.2%、予想3.2%、結果3.3%(◎)
米CPI、1月は予想上回る-年内の利下げ見通しは1回に後退(Bloomberg)
【考察】
発表前:日通し高値153.89を付けると発表前の警戒感からロング勢決済も入りドル円もみ合い。直前153.50。
発表後:全て強い数値。FRB利下げ観測後退。初動は「米国債利回り上昇→ドル買い」、「米国株先物急落→円キャリー巻き戻し弱」となりドル円急騰。更にパウエルFRB議長タカ派発言で日足高値154.80を付けました。
ところが、米国トランプ大統領「露プーチン大統領とウクライナ停戦協議合意」を受けて、地政学リスクオフ後退からドル売り主導のドル円下落から揉み合いで引けました。

3/12(水)
21:30 経済指標
米国消費者物価指数(CPI)
前月比:前回0.5%(改定)、予想0.3%、結果0.2%(×)
前年比:前回3.0%(改定)、予想2.9%、結果2.8%(×)
コア前月比:前回0.4%(改定)、予想0.3%、結果0.2%(×)
コア前年比:前回3.3%、予想3.2%、結果3.1%(×)
米CPI、予想下回る伸び-トランプ関税の影響まだ顕在化せず(Bloomberg)
【考察】
発表前:米国消費者物価指数(強)観測への織り込み、欧州オープン前の植田日銀総裁ハト派・長期金利上昇牽制発言、EUの対米報復関税4/13発動予定発言があり、欧州オープン後には3/11ウクライナ大統領府「30日間停戦の米国案を受け入れる用意」を好感したリスクオン欧州株上昇によって日通し高値148.87へ上昇。直前148.81。
発表後:弱い数値のサプライズ。初動148.13へ急落。ところが、弱い数値を好感したリスクオン株上昇と米国関税のインフレ懸念が両立。切番148.00下抜け失敗すると1H20MAからの押し目買いと飛び乗りショート勢の損切を巻き込んで日足高値149.20へ急騰。
しかし、米国ラトニック商務長官「銅関税追加予定」発言、加ブルラン財務相「3/13対米報復関税発動」発言を受け、リスクオフ米国株急落に伴いドル円急落。その後は米国株下げ渋りドル円揉み合いで引けました。

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