ファンダメンタルズ分析
注目材料
１．経済指標
・日本毎月勤労統計
・日銀支店長会議、地域経済報告（さくらリポート）
２．要人発言
・政府日銀円安牽制
・米国トランプ大統領
・FRB
３．その他
・地政学リスクオフ（中東、ウクライナ・ロシア）
マーケット動向
経済指標評価
(前回かつ予想より良い：◎、予想以上：〇、予想より悪い：△、前回かつ予想より悪い：×)
東京マーケット前
8:10～要人発言
米国トランプ大統領
トランプ氏、関税で強硬姿勢維持－「市場のことは少し忘れてほしい」（Bloomberg）
【考察】米中貿易戦争激化。リスクオフ
8:30 経済指標
日本毎月勤労統計（厚生労働省）
現金給与総額（名目賃金）：前回2.8%(改定)、予想3.0%、結果3.1%（◎）
実質賃金：前回-1.8%、予想-1.3%、結果-1.2%（◎）
東京マーケット(9:00~15:30)
9:38～要人発言
石破首相が早期の訪米検討、日本の対応「パッケージ」で提示へ（Bloomberg）
【考察】国内企業支援。日銀早期利上げ観測後退
14:00～要人発言
日銀支店長会議、地域経済報告（さくらリポート）
日銀支店長会議､米関税政策巡り先行き警戒相次ぐ-政策運営慎重さ増す（Bloomberg）
【考察】米国関税政策影響懸念
14:24 報道
中国が消費刺激策の前倒し巡り協議、トランプ関税対策で－関係者（Bloomberg）
【考察】リスクオフ後退後退
欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)
16:27 報道
石破首相、トランプ氏と電話協議か 追加関税巡り（日本経済新聞）
19:17～要人発言
伊タヤーニ外相
「EUの対米報復関税、4/15から4/30へ延期検討」
【考察】欧米貿易戦争緩和期待。リスクオフ後退。
21:26～要人発言
米国ハセット国家経済会議（NEC)委員長
「トランプ大統領は貿易相手国が素晴らしい提案をするなら耳を傾ける」
ハセットＮＥＣ委員長、いくつかの国は関税で「素晴らしい」取引提案（Bloomberg）
【考察】貿易戦争緩和期待
22:28～要人発言
米国トランプ大統領
日米首脳が電話会談、関税措置巡り担当閣僚指名し協議へ（Bloomberg）
23:13～要人発言
米国ハセット国家経済会議（NEC)委員長
「トランプ大統領は、中国以外の関税を90日間停止検討」
【考察】貿易戦争緩和期待
23:26～要人発言
ホワイトハウス
「90日間の関税停止はフェイクニュース」
【考察】リスクオフ再燃
24:14～要人発言
米国クーグラーFRB理事
：政策スタンスは中立。4/2タカ派発言
（過去の発言：3/7, 3/25, 4/2, 4/7）
クーグラーＦＲＢ理事、成長よりインフレの方が喫緊課題－関税の影響（Bloomberg）
【考察】タカ派発言
24:15～要人発言
米国トランプ大統領
トランプ氏、中国に50％の追加関税を警告－日本などへの対応と差（Bloomberg）
【考察】米中貿易戦争激化リスクオフ
29:17～要人発言
米国ベッセント財務長官
「日本の非関税障壁は不当に高い」
＜まとめ＞
東京マーケット
日足始値145.51
休場中の4/6米国ベッセント財務長官「市場がどう反応しようとトランプ氏は関税政策を貫く方針」発言を受けたリスクオフで取引開始直後、ギャップダウンで日通し安値145.41急落。
更に米国トランプ大統領「貿易赤字解決ない限り中国と合意なし」発言で日通し安値144.82を付けました。
一方、米国相互関税リスクオフから日銀早期利上げ観測後退、石破首相「対米早期交渉、国内企業支援」発言の財政収支増観測が支えとなり日通し高値146.85へ急上昇するも、リスクオフ影響強く再び145.53へ急落して引けました。
【日本市況】日経平均急落「弱気相場」入り－報復関税で貿易戦争懸念（Bloomberg）
欧米マーケット
欧州オープン後は「中国、消費刺激策前倒し検討」報道を好感、伊タヤーニ外相「EUの対米報復関税、4/15から4/30へ延期検討」発言からリスクオフ後退しドル円上昇。
更に米国ハセットNEC委員長「トランプ大統領は、貿易相手国が素晴らしい提案をするなら耳を傾ける」「トランプ大統領は、中国以外の関税を90日間停止検討」発言が伝わるとリスクオフ後退から日通し高値147.76へ上昇。
しかし、ホワイトハウス「90日間の関税停止はフェイクニュース」発言を受けて巻き戻しドル円下落。
その後、米国クーグラーFRB理事のタカ派発言と米国トランプ大統領「中国が34%関税撤回なければ50%追加関税賦課」発言のリスクオフ交錯するとドル円揉み合いで引けました。
日足終値
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
通貨強弱
＜ドル買い優勢＞
買い材料：
・米国クーグラーFRB理事のタカ派発言
売り材料：
＜円売買交錯＞
買い材料：
・4/6米国ベッセント財務長官「市場がどう反応しようとトランプ氏は関税政策を貫く方針」発言→リスクオフ
トランプ政権の経済閣僚、米関税巡る金融市場の懸念を一蹴（Bloomberg）
・米国トランプ大統領「貿易赤字解決ない限り中国と合意なし」「中国が34%関税撤回なければ50%追加関税賦課」発言→米中貿易戦争激化リスクオフ
・ホワイトハウス「90日間の関税停止はフェイクニュース」発言→リスクオフ
売り材料：
・米国相互関税発動→日本貿易収支悪化→日銀早期利上げ観測後退
・石破首相「対米早期交渉、国内企業支援」発言→財政収支増観測
・中国、消費刺激策前倒し検討報道
・伊タヤーニ外相「EUの対米報復関税、4/15から4/30へ延期検討」→リスクオフ後退
・米国ハセットNEC委員長「トランプ大統領は、貿易相手国が素晴らしい提案をするなら耳を傾ける」「トランプ大統領は、中国以外の関税を90日間停止検討」→リスクオフ後退
・2024年6月調査想定為替レート上期144.96（日本銀行、短観）以上推移→日本企業業績改善・株上昇（円キャリー促進）
・構造的円売り（日本実質金利マイナスで金融緩和環境継続、新NISA等海外投資急増、デジタル赤字増加等、骨太方針の家計支援で財政支出増）
・その他円売り（航空燃料不足・パイロット不足・クレジットカード利用赤字によるインバウンド関連の旅行収支悪化懸念）
政策金利市場織り込み
・FRB：現行政策金利4.25-4.50%
FOMC市場織り込み（CME FedWatch Tool）
次回5月7日（水）公表：据え置き（66.7→68.0%）、0.25%引き下げ（33.3→32.0%）
2025年利下げ観測：0.25%×2回=0.50% → 政策金利3.75～4.00%相当
・日銀：現行政策金利0.50%
市場織り込み（東京短資株式会社）
次回5月1日（木）公表：0.25%引き上げ（1→1%）
テクニカル分析
トレードシナリオと結果
- 月足：4月陰線形成中。レンジ。BB-1σ付近。
- 週足：3/31週、陰線確定。下降トレンド。BB-2σ付近。
- 日足：4/4陽線。下降トレンド転換シグナル。レンジ安値付近
- 4H足：レンジ
- 1H足：上昇トレンド
- 15M足：上昇トレンド
【シナリオ】
①Long
(A)4H足押し安値145.581付近へ下落→転換上昇→目標4H足レンジ高値146.417
②Short
(B)日足高値147.436付近へ上昇→転換下落→目標4H足レンジ高値146.417
(C)4H足レンジ高値146.417をダウ下落→目標4H足押し安値145.581
本日：１勝0敗、+74.1pips
4月通算：3勝3敗、勝率50.0%、RR1.94 、+63.8pips
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