ファンダメンタルズ分析
注目材料
1.経済指標
・日本消費者物価指数(CPI)
・IMM通貨先物円ポジション
2.要人発言
・政府日銀円安牽制
・米国トランプ大統領
・FRB
3.その他
・春闘第2回回答集計結果
・地政学リスクオフ(中東、ウクライナ・ロシア)
マーケット動向
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
8:30 経済指標
日本消費者物価指数(CPI)(政府統計の総合窓口)
(過去の発表日; 1/24, 2/21, 3/21)
日銀物価目標2.0%。日銀政策金利0.25%
前年比:前回4.0%、予想3.6%、結果3.7%(○)
コア前年比:前回3.2%、予想2.9%、結果3.0%(○)
コアコア前年比:前回2.5%、予想2.6%、結果2.6%(○)
消費者物価は3カ月連続で3%台、予想上回る-日銀利上げ観測後押し(Bloomberg)
【考察】強い数値。日銀早期利上げ観測。ドル円下落。
東京マーケット(9:00~15:30)
12:00 報道
英ヒースロー空港、大規模停電で21日は終日閉鎖-航空便に混乱(Bloomberg)
【考察】地政学リスクオフ
欧州マーケット(17:00~26:00)
NYマーケット(22:30~29:00)
16:01~要人発言
英赤字が増大、予測を200億ポンド上回る-公共・福祉の支出削減見通し(Bloomberg)
【考察】英国財政不安リスクオフ。ドル円下落。
16:58 要人発言
春闘賃上げ率は5.40%、34年ぶり高水準を維持-連合の第2回回答集計(Bloomberg)
【考察】日銀早期利上げ観測。ドル円下落。
21:31~要人発言
米国グールズビー・シカゴ連銀総裁(2025年FOMC投票権あり)
:政策スタンスはハト派。前回2/28タカ派発言
(過去の発言:2/20, 2/23(休場), 2/25, 2/28, 3/21)
シカゴ連銀総裁も「一過性」の予想、ただ関税恒久化しないことが前提(Bloomberg)
【考察】利下げ慎重タカ派、インフレ一過性のハト派発言。
22:05~要人発言
米国ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁(2025年FOMC投票権あり)
:政策スタンスは中立。前回3/7経済や金融政策についてコメントなし。
(過去の発言:2/11, 3/4, 3/7, 3/21)
ウィリアムズNY連銀総裁、やや景気抑制的な現行の金融政策は適切(Bloomberg)
【考察】利下げ慎重タカ派、QT適切のハト派発言。
23:00~要人発言
米国ウォラーFRB理事
:政策スタンスは中立。前回3/1金利見通しへのコメントなし。
(過去の発言:2/15, 2/23, 3/1, 3/21)
ウォラー理事、準備残高まだ「潤沢」-ランオフ減速への反対理由説明(Bloomberg)
【考察】QT減速不支持のタカ派発言
24:54 報道
米国の関税巡る威圧にEU最強の対抗措置、フランスが検討求める(Bloomberg)
【考察】欧米貿易戦争激化懸念。リスクオフよりインフレ懸念でドル円上昇
24:59~要人発言
米国トランプ大統領
「1つの国に関税免除をしたら、全てに免除をしなければならない」
【考察】関税免除否定でリスクオフよりインフレ懸念でドル円上昇
29:30 経済指標
IMM通貨先物3/8時点(Investing.com)
円ロング縮小
<まとめ>
東京マーケット
日足始値148.81
取引開始後に日本消費者物価指数(強)を受けて日足安値148.59を付けましたが、休場明けの東京マーケットオープンすると、3/19FOMC公表・パウエルFRB議長のハト派発言で米国債利回り低下を好感したリスクオン日本株上昇(円キャリー促進)と148円台のドル需要(推測)が材料視され、日通し高値149.64へ急上昇して引けました。
【日本市況】金利上昇、物価上振れて日銀利上げ後押し-銀行株が高い(Bloomberg)
欧米マーケット
欧州オープン直前に日足高値149.67を付けましたが、連合「春闘第2回回答集計結果賃上げ率5.40%」、英国ヒースロー空港終日閉鎖、英国政府統計局「財政赤字大幅拡大見通し」、トルコ政情不安再燃を受けて、安全資産米国債買いと欧州株下落に連れて148.61へ急落しました。
しかしながら、NYオープン後、仏「対米関税へ最強EU措置検討提案」発言と米国トランプ大統領「4/2関税免除否定」発言を受けるとリスクオフよりインフレ懸念からドル円上昇、更に月末・週末ポジション調整のためか米国株上昇に転じドル円上昇継続して引けました。
日足終値149.30
【米国市況】S&P500小反発、ハイテク銘柄に買い-ドル149円台前半(Bloomberg)
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱
<ドル買い優勢>
買い材料:
・米国ウォラーFRB理事のタカ派発言
・仏、対米関税へ最強EU措置検討提案→インフレ懸念
・米国トランプ大統領「4/2関税免除否定」→インフレ懸念
売り材料:
・英国ヒースロー空港、大規模停電で終日閉鎖→地政学リスクオフ→安全資産米国債買い
<円売買交錯>
買い材料:
・日本消費者物価指数(強)→日銀早期利上げ観測
・連合、第2回回答集計結果(強)→日銀早期利上げ観測
・英国ヒースロー空港、大規模停電で終日閉鎖→地政学リスクオフ→欧州株下落(円キャリー巻き戻し)
・英国政府統計局「財政赤字大幅拡大見通し」→リスクオフ英国、欧州株下落
・トルコ政情不安再燃→地政学リスクオフ
トルコ・リラ、週間ベースで2年ぶり大幅安の勢い-政局不安収まらず(Bloomberg)
売り材料:
・3/19FOMC公表、パウエルFRB議長のハト派→米国債利回り低下を好感した日本株上昇(円キャリー促進)
・2024年6月調査想定為替レート上期144.96(日本銀行、短観)以上推移→日本企業業績改善・株上昇(円キャリー促進)
・構造的円売り(日本実質金利マイナスで金融緩和環境継続、新NISA等海外投資急増、デジタル赤字増加等、骨太方針の家計支援で財政支出増)
・その他円売り(航空燃料不足・パイロット不足・クレジットカード利用赤字によるインバウンド関連の旅行収支悪化懸念)

政策金利市場織り込み
・FRB:現行政策金利4.25-4.50%
FOMC市場織り込み(CME FedWatch Tool)
次回5月7日(水)公表:据え置き(85.1→85.7%)、0.25%引き下げ(14.9→14.3%)
2025年利下げ観測:0.25%×2回=0.50% → 政策金利3.75~4.00%相当
・日銀:現行政策金利0.50%
市場織り込み(東京短資株式会社)
次回5月1日(木)公表:0.25%引き上げ(18→24%)
テクニカル分析
トレードシナリオと結果
- 月足:3月陰線形成中。レンジ。BB-1σ付近。
- 週足:3/17週、陽線形成中。下降トレンド。BB-1σ付近。
- 日足:3/20下ヒゲピンバー。上昇トレンド。20MA付近
- 4H足:レンジ
- 1H足:上昇チャネル
- 15M足:レンジ
【シナリオ】
①Long
(A)日足高値148.964をダウ上昇→目標1H足押し安値149.225
②Short
(B)1H足押し安値149.225付近へ上昇→転換下落→目標1H足レンジ高値148.860
(C)1H足押し安値148.691をダウ下落→目標4H足押し安値148.303

本日:2勝0敗、+51.3pips
3月通算:11勝8敗、勝率57.9%、RR1.97 、+211.2pips

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