ファンダメンタルズ分析
本日のシナリオ
<注目材料>
(1)3/30の欧米マーケット影響
総じて、明確な材料なく方向性なし。
(2)経済指標
・米国個人所得、支出
・米国PCEデフレータ
・米国シカゴ購買部協会景気指数
・米国ミシガン大学消費者信頼感指数確報値、インフレ予測
(3)要人発言
・FRB当局者
(4)その他
・欧米金融システム不安の影響:大きく不安は後退したものの、引き続き突発的なヘッドラインでリスクオフによるドル円急落には注意したい。
・月末ロンドンフィックス
3/31も注目は欧米金融システム不安の影響。更に米国指標の中でもFRBが重要視しているPCEデフレータに要注目。
(ドル円動き例)
マーケットの動き
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
8:30 経済指標
東京消費者物価指数3月度(Bloomberg)
全国消費者物価指数の先行指標で日本国内のインフレが進んでいる中で注目度が高まっている。
前年比:前回3.4%(改定)、予想3.2%、結果3.3%(○)
コア前年比:前回3.3%(改定)、予想3.1%、結果3.2%(○)
コアコアCPI前年比:前回3.2%(改定)、予想3.2%、結果3.4%(◎)
8:30 経済指標
日本雇用統計2月度
完全失業率:前回2.4%、予想2.4%、結果2.6%(×)
有効求人倍率:前回1.35倍、予想1.36倍、結果1.34倍(×)
8:50 経済指標
日本鉱工業生産速報値2月度(日本経済新聞)
前月比:前回-5.3%、予想2.7%、結果4.5%(◎)
前年比:前回-3.1%、予想-2.4%、結果-0.6%(◎)
東京マーケット(9:00~15:00)
9:55 週末・月末・年度末仲値
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。
欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)
17:05 要人発言
日銀(Bloomberg)
「国債買い入れ額、中長期・超長期のレンジ拡大」
21:30 経済指標
米国個人所得2月度:前回0.6%(改定)、予想0.2%、結果0.3%(○)
米国個人支出2月度:前回1.8%(改定2.0)、予想0.3%、結果0.2%(×)
21:30 経済指標
米国PCEデフレータ1月度(過去の発表日:8/26, 9/30, 10/28, 12/1, 12/23, 1/27, 2/24, 3/31)(Bloomberg)
強い数値なら、「インフレへの警戒感が高まり→FF金利のターミナルレート上昇する可能性→ドル買いドル円上昇」
前年比:前回5.4%(改定5.3)、予想5.1%、結果5.0%(×)
前月比:前回0.6%(改定)、予想0.3%、結果0.3%(○)
コア前年比:前回4.7%(改定)、予想4.7%、結果4.6%(×)
コア前月比:前回0.6%(改定0.5)、予想0.4%、結果0.3%(×)
【考察】総じて弱い数値でドル円下落。
21:50~要人発言
米国コリンズ・ボストン連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg)
「インフレ押し下げの仕事はまだ残っている」
【考察】タカ派発言でドル円上昇。
22:45 経済指標
米国シカゴ購買部協会景気指数3月度
米国ISM製造業景気指数の前営業日に発表される同指標の先行指標。
基準50、前回43.6(改定)、予想43.3、結果43.8(◎)
23:00 経済指標
米国ミシガン大学消費者信頼感指数確報値3月度(Bloomberg)
米国コンファレンスボード消費者信頼感指数に先行して発表されるため注目度は高い。米国GDPの約70%を占める個人消費の動向を確認できる。
前回63.4、予想63.4、結果62.0(×)
米国ミシガン大学インフレ予測確報値3月度
1年先:前回3.8%、予想3.8%、結果3.6%(×)
5年先:前回2.8%、予想2.8%、結果2.9%(◎)
24:00 月末ロンドンフィックス
27:48~要人発言
米国コリンズ・ボストン連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)
「金融政策の見通しを変更する可能性は低い」
「物価を下げるためにまだやるべき事がある」
【考察】タカ派発言
28:06~要人発言
米国ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁(2023年FOMC投票権あり)(Bloomberg)
「インフレは依然として目標の2%を大きく上回っている」
【考察】タカ派発言
28:30 経済指標
IMM通貨先物(3/21時点)(ポジション推移)
円ショート縮小
【考察】円買い材料
東京マーケット:週末・月末・年度末仲値までドル円上昇継続したが、仲値通過後は急落し全戻しの下落。
欧米マーケット:欧州オープン前から米国債利回り上昇につれて再びドル円上昇。米国PCEデフレータの弱い数値でドル円下落。しかし、週末・月末・年度末のポジション調整の影響もあってかドル買いも強くドル円じり下げで引け。総じてドル円乱高下。
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
通貨強弱
NYマーケットクローズ時点の通貨強弱
- CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):
- USD(基軸通貨):
- JPY(リスクオフ通貨):
- CHF(リスクオフ通貨):
- NZD(資源国リスクオン通貨):
- AUD(資源国リスクオン通貨):
- GBP(リスクオン通貨):
- EUR(リスクオン通貨):
米国債イールドカーブ
3/31(金)は3/30(木)に対してブル(短期金利低下、長期金利低下、逆イールド拡大)でドル売り材料。
ドルインデックス日足陽線はイールドカーブと関係なく、ポジション調整や投機的なドル買いの影響と推測。
*逆イールドはリセッションのサイン(Bloomberg)、逆イールド拡大(Bloomberg)
5月FOMCの利上げ幅見通しは、据え置きが49.0%、25bpsが51.0%。(CME FedWatch Tool)
テクニカル分析
トレード
- 月足:3月陰線形成中。ボリンジャーバンド+1σ下抜け。三尊の右肩形成しつつあり。
- 週足:3/27週、陽線形成中。
- 日足:3/30陰線。上昇トレンドの調整波と見れば強い推進波の期待あり。
- 4H足:レンジ。
- 1H足:レンジ。
- 15M足:上昇トレンド。
【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス132.877をダウ上昇→目標日足レジスタンス133.226
②ショート
(B)1H足サポート132.371をダウ下落→目標1H足サポート131.991
【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。
トレード1
132.877→をダウ上昇→(A)ロング
ロング:132.873
T/P:133.228
獲得pips:+35.5
3月通算:13勝4敗、勝率76.5%、平均RR2.01 、獲得Pips +422.6
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