2023年4月21日(金)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)4/20の欧米マーケット影響
米国経済指標総崩れのサプライズでドル円急落。しかし134.01で下げ止まり。134.00下抜けには更に材料が必要の様。その後、FRB要人の相次ぐタカ派発言で134.34付近まで上昇し、NYクローズ前に決済が入ったためか134.18で引け。
下値134.00、上値135.00が固く、抜けるには強い材料が必要か。

(2)経済指標
・日本消費者物価指数
・米国PMI速報値

(3)要人発言
・FRB当局者

(4)その他

前日は米国経済指標がサプライズの総崩れであったが、134.00円を下抜ける材料にはならず急落の半値付近まで上昇。4/21スタートは米国経済指標の弱い数値を受けてドル円戻り売りになりやすいが、大きな動きにはなりにくいと想定。注目は米国PMI速報値で、これもサプライズの弱い数値が出れば一気に134.00円も下抜ける可能性あり。
ドル円動き例

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

6:18~要人発言
米国ボスティック・アトランタ連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg
「インフレは高すぎる」
「インフレ2%に押し下げる必要がある」

【考察】タカ派発言だがドル円反応薄。

8:30 経済指標
日本消費者物価指数3月度(日本経済新聞
前年比:前回3.3%、予想3.1%、結果3.2%(○)
コア前年比:前回3.1%、予想3.1%、結果3.1%(○)

【考察】強い数値→4/27~28で開催される日銀金融政策決定会合での金融緩和政策修正警戒→円買いドル円下落。

8:46~要人発言
米国ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁(2023年FOMC投票権あり)(Bloomberg
「多少の追加引き締めが必要となる可能性」

【考察】タカ派発言でドル円上昇。

東京マーケット(9:00~15:00)

10:41 報道
「G7, ロシアへの全面輸出禁止検討」(Bloomberg

【考察】地政学リスクオフ円買い材料となったためかドル円下落継続。

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

17:06 報道
「日銀、来週の金融政策決定会合で金融政策維持の見通し」(Reuters

【考察】4/27~28で開催される日銀金融政策決定会合に向けて地ならしのためのリーク報道の様。円売り材料だが想定内のためかドル円反応薄。
もし、金融政策決定会合公表で金融引き締めの方針が出されたなら、強烈なサプライズでドル円暴落の可能性あり。

22:45 経済指標
米国PMI速報値4月度
(過去の速報値発表日:10/2411/2312/161/242/213/24, 4/21)(Bloomberg
基準50。景気先行性高いため注目度高い。速報値は確報値より注目度高い。
製造業:前回49.2、予想49.1、結果50.4(◎)
サービス業:前回52.6、予想51.3、結果53.7(◎)
総合:前回52.3、予想51.0、結果53.5(◎)

【考察】サプライズの強い数値→インフレ懸念でドル円急騰。今年の速報値は全て強い数値を継続中。

28:30 経済指標
IMM通貨先物(4/18時点)(ポジション推移
円ショート縮小

【考察】円買い材料

29:35~要人発言
米国クックFRB理事(Reuters
「データが継続的な強さを示している場合、やるべきことがさらにある」
「インフレ低下の道のりは長い」

【考察】タカ派発言。引け間際のため反応薄。

東京マーケット:
オープン134.00から仲値に掛けて134.25まで上昇後、前日米国経済指標総崩れの影響をためか、ダウ・日経先物、日経平均株価下落のリスクオフ円買いに押されてドル円下落。133.80で引けとなった。

欧米マーケット:オープン133.80からラウンドナンバー134.00まで上昇したが上値重く時利下げが続き、NYオープン133.65となった。
しかし、日足安値133.55を付けた後、米国PMI速報値のサプライズの強い数値を受けて134.49まで急騰。その後、週末でロング勢の利確が入ってきたためか徐々に下落し、急騰から約半値戻しの134.11で引け。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. EUR(リスクオン通貨):
  2. JPY(リスクオフ通貨):日経平均株価下落のリスクオフで買い。
  3. CHF(リスクオフ通貨):
  4. GBP(リスクオン通貨):英国小売売上高の弱い数値で売り。英国ラーブ副首相の辞任報道→英国政情不安で売り。
  5. USD(基軸通貨):米国PMI速報値の強い数値で買い。
  6. CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):
  7. NZD(資源国リスクオン通貨):
  8. AUD(資源国リスクオン通貨):

米国債イールドカーブ

4/21(金)は4/20(木)に対してベア(短期金利上昇、長期金利上昇、逆イールド同等)でドル買い材料だが、同レベル。
ドルインデックス日足陰線は金利でなく、他通貨買いの影響と推測。

*逆イールドはリセッションのサイン(Bloomberg)、逆イールド拡大(Bloomberg

5月FOMCの利上げ幅見通しは、据え置きが12.0%、25bpsが88.0%。(CME FedWatch Tool

テクニカル分析

トレード

  • 月足:4月陽線形成中。
  • 週足:4/17週、陽線形成中。
  • 日足:4/20陰線。上昇トレンドの調整波とみれば、4/21は上昇優位。
  • 4H足:レンジ。三尊形成中。20MA付近で上げ止まって三尊完成すれば134.00付近ネックライン下抜けて133.00付近まで下落の可能性あり。
  • 1H足:下降トレンドからレンジに移行しつつあり。
  • 15M足:上昇トレンド。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス134.383かつ20MAをダウ上昇→目標日足レジスタンス134.736

②ショート
(B)1H足レジスタンス134.383付近まで上昇→ダウ転換下落→目標1H足サポート134.041
(C)1H足サポート134.041をダウ下落→目標4H足サポート133.756

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

トレード1
134.041をダウ下落→(C)ショート
ショート:133.933
T/P:133.756
獲得pips:+17.7
4月通算:13勝11敗、勝率54.2%、平均RR 2.02、獲得Pips +220.1

(Trading View)

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