ファンダメンタルズ分析
注目材料
1.経済指標
・米国耐久財受注速報値
・米国アトランタ連銀GDP Now
・米国5年債入札
2.要人発言
・政府日銀円安牽制
・植田日銀総裁(衆院財務金融委員会)
・小枝日銀審議委員(就任記者会見)
・米国トランプ大統領
・FRB
3.その他
・TOM効果:株式投資の月末安・月初高アノマリー。期間は営業日ベースでの月末3日間程度、月初3日間程度。月末の損益確定、毎月一定額を積み立てる投資信託などの購入が月末・月初に集中する傾向があります。
・日本株、年度末配当取り狙いや配当分再投資
・年度末、年金基金等の大口投資家リバランス
・地政学リスクオフ(中東、ウクライナ・ロシア)
・スワップ3倍デー
マーケット動向
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
東京マーケット(9:00~15:30)
9:03~要人発言
植田日銀総裁(衆院財務金融委員会)
(過去の発言:3/19, 3/24, 3/25, 3/26)
:政策スタンスは中立。前回3/25タカ派発言なし。
植田日銀総裁、2%目標に「もうちょっと」-物価は上下にリスク(Bloomberg)
【考察】タカ、ハト派発言。
10:07~報道
米国トランプ大統領、数週間以内に銅関税賦課検討
トランプ政権、銅輸入関税を数週間以内に発動の可能性-関係者(Bloomberg)
【考察】世界貿易戦争リスクオフ、インフレ懸念
14:03~要人発言
米国グールズビー・シカゴ連銀総裁(2025年FOMC投票権あり)
:政策スタンスはハト派。前回2/28タカ派発言
(過去の発言:2/25, 2/28, 3/21, 3/26)
シカゴ連銀総裁、1年後の金利低下見込む 不確実性も指摘=FT(Reuters)
【考察】利下げ慎重タカ派、金利大幅低下見込みのハト派発言。
14:20 要人発言
片山自民党金融調査会長
インタビュー:ドル円は120円台が実力か、日本株長期保有に税優遇検討=自民・片山氏(Reuters)
【考察】円安牽制、NISA税制優遇拡充検討発言
欧州マーケット(17:00~26:00)
NYマーケット(22:30~29:00)
17:09~要人発言
小枝日銀審議委員(就任記者会見)
小枝日銀委員、金融政策は利上げによる経済への影響など見て判断(Bloomberg)
【考察】タカ、ハト派。
21:30 経済指標
米国耐久財受注速報値:設備投資の先行指標
前月比:前回3.2%(改定3.3)、予想-1.0%、結果0.9%(○)
コア前月比:前回0.0%(改定0.1)、予想0.3%、結果0.7%(◎)
23:21~発言
米国カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(2025年FOMC投票権なし)
(過去の発言:11/13, 11/26, 2/7, 3/26)
:政策スタンスはタカ派。前回2/7タカ、ハト派発言
ミネアポリス連銀総裁、インフレ率押し下げでなおすべきことある(Bloomberg)
【考察】利下げ慎重タカ派発言
24:57 報道
トランプ米大統領、早ければ26日中の自動車関税発表を準備(Bloomberg)
【考察】世界貿易戦争激化、景気減速懸念、インフレ懸念
25:10 経済指標
米国アトランタ連銀GDP Now(US Atlanta Fed)(Investing.com)
米国アトランタ連銀が各種経済指標を基に算出した米国実質GDPの先行指標です。比較的精度が高いことから市場の注目度が上がっています。
(発表日:2/28, 3/3, 3/6, 3/17, 3/18, 3/26, 3/28)
Q1:前回-1.8%、予想-1.8%、結果-1.8%()
26:00 経済指標
米国5年債入札(Upcoming Auctions)
「最高落札利回り低い、応札倍率高い、テールが短い→入札好調→国債価格上昇→利回り低下→ドル売り材料」
「最高落札利回り高い、応札倍率低い、テールが長い→入札不調→国債価格低下→利回り上昇→ドル買い材料」
「国債入札→市場へ国債供給イベント→国債価格下落→利回り上昇」にもなりやすいことから、「入札前から織り込み→利回り上昇→ドル買い」や「入札通過→Sell the factドル売り」が生じることもあります。
(過去の発表日:12/24, 1/27, 2/25, 3/26)
発行額(Offering Amount):700億ドル
最高落札利回り(High Yield):前回4.123%、結果4.100%(◎)
応札倍率(Bid to Cover Ratio, 応札額/発行額):前回2.42倍、結果2.33倍(×)
外国中銀など間接入札者の落札比率(Indirect Bidder):前回74.9%、結果75.8%(◎)
テール(Bid利回りと落札利回りの差):前回-1.0bps、結果+0.5bps(×)。4.100-4.095=+0.005
WI:4.095%
【考察】入札不調。ドル円上昇。
26:34~要人発言
米国ムサレム・セントルイス連銀総裁(2025年FOMC投票権あり)
(過去の発言:1/10, 2/20, 3/3, 3/26)
:政策スタンスはハト派。前回3/3景気減速懸念発言
関税による影響、一時的とは限らない-セントルイス連銀総裁が警告(Bloomberg)
【考察】タカ派発言。
<まとめ>
東京マーケット
日足始値149.91
東京オープン直後、植田日銀総裁のタカ派発言で日足安値149.84を付けたものの、ハト派発言の影響強く、更に年度末・月末の大口投資家ポジション調整(推測)円売り、日本株上昇に連れて日通し高値150.62へ急上昇して引けました。
【日本市況】金利上昇続く、物価目標へわずかと日銀総裁-株高で円安(Bloomberg)
欧米マーケット
欧州オープンすると欧州株下落に連れて150.02へ下落しましたが、米国耐久財受注速報値(強)、米国カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁のタカ派発言をきっかけに日足高値150.75へ急上昇。
その後、米国ムサレム・セントルイス連銀総裁のタカ派発言も続きましたが、米国トランプ大統領「数週間以内に銅関税賦課検討」や「3/26自動車関税発表予定」報道への警戒感からリスクオフ米国株下落と交錯し揉み合いで引けました。
日足終値150.59
【米国市況】ハイテク7強下落、深まる関税不安-ドル一時150円75銭(Bloomberg)
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱
<ドル買い優勢>
買い材料:
・米国耐久財受注速報値(強)
・米国カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁、米国ムサレム・セントルイス連銀総裁のタカ派発言
売り材料:
<円売り優勢>
買い材料:
・植田日銀総裁のタカ派発言
・米国トランプ大統領「数週間以内に銅関税賦課検討」、「3/26自動車関税発表予定」報道→欧州株、米国株下落(円キャリー巻き戻し)
売り材料:
・植田日銀総裁のハト派発言
・日本株上昇(円キャリー促進)
・年度末、月末の大口投資家ポジション調整(推測)
・2024年6月調査想定為替レート上期144.96(日本銀行、短観)以上推移→日本企業業績改善・株上昇(円キャリー促進)
・構造的円売り(日本実質金利マイナスで金融緩和環境継続、新NISA等海外投資急増、デジタル赤字増加等、骨太方針の家計支援で財政支出増)
・その他円売り(航空燃料不足・パイロット不足・クレジットカード利用赤字によるインバウンド関連の旅行収支悪化懸念)

政策金利市場織り込み
・FRB:現行政策金利4.25-4.50%
FOMC市場織り込み(CME FedWatch Tool)
次回5月7日(水)公表:据え置き(86.4→86.4%)、0.25%引き下げ(13.6→13.6%)
2025年利下げ観測:0.25%×2回=0.50% → 政策金利3.75~4.00%相当
・日銀:現行政策金利0.50%
市場織り込み(東京短資株式会社)
次回5月1日(木)公表:0.25%引き上げ(24→29%)
テクニカル分析
トレードシナリオと結果
- 月足:3月陰線形成中。レンジ。押し安値かつ20MA付近。
- 週足:3/24週、陽線形成中。レンジ。戻り高値付近。
- 日足:3/25陰線。上昇トレンド。戻り高値付近
- 4H足:上昇チャネル。押し安値かつ20MA付近
- 1H足:レンジ
- 15M足:レンジ
【シナリオ】
①Long
(A)1H足レンジ安値149.713下落付近へ下落→転換上昇→目標1H足戻り高値150.178
(B)1H足戻り高値150.178をダウ上昇→目標4H足戻り高値150.627
②Short
(C)1H足戻り高値150.178付近へ上昇→転換下落→目標1H足レンジ安値149.713

本日:1勝0敗、+42.9pips
3月通算:14勝10敗、勝率58.3%、RR1.96 、+266.0pips

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