ドル(USD)
経済指標
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
2022/12/12(月)
9:00 要人発言
米国イエレン財務長官
「2023年末までにインフレが大幅に低下する見込み」
「リセッションのリスクはあるが、インフレ低下に必要ではない」
【考察】ハト派発言でドル円若干下落。
25:00 経済指標
米国ニューヨーク連銀消費者インフレ期待(The Federal Reserve Bank of New York)(Bloomberg)
1年先:前回5.9%、結果5.2%(×)
3年先:前回3.1%、結果3.0%(×)
5年先:前回2.4%、結果2.3%(×)
【考察】インフレ低下期待にも関わらず材料視されずにドル円上昇継続
25:30 経済指標
米国3年債入札(Upcoming Auctions)
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回4.605%、結果4.093%(×)
【考察】入札不調でドル円上昇
27:00 経済指標
米国10年債入札(Upcoming Auctions)
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回4.140%、結果3.625%(×)
【考察】入札不調でドル円上昇
28:00 経済指標
米国月次連邦財政収支11月度
マイナスは財政赤字、プラスは財政黒字。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」
前回-878億ドル、予想-2480億ドル、結果-2485億ドル(×)
2022/12/13(火)
20:00 経済指標
米国NFIB中小企業楽観指数11月度
前回91.3、予想90.4、結果91.3(○)
22:30 経済指標
米国消費者物価指数11月度(CPI)(過去の発表日; 8/10, 9/13, 10/13, 11/10)(Bloomberg)
FRBが金融政策を決定する上で、インフレ変動を把握する重要指標。CPIは米国生産者物価指数(PPI)の川下に相当する指標でPPIより注目度は高い。コア指数が特に重要。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」
前月比:前回0.4%、予想0.2%、結果0.1%(×)
前年比:前回7.7%、予想7.3%、結果7.1%(×)
コア前月比:前回0.3%、予想0.3%、結果0.2%(×)
コア前年比:前回6.3%、予想6.1%、結果6.0%(×)
【考察】
発表前:15M足小幅レンジ推移。
発表後:全て弱い数値のサプライズ。「利上げ期待後退→米国債利回り急低下→ドル円急落」
27:00 経済指標
米国30年債入札(Upcoming Auctions)
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回4.080%、結果3.513%(×)
【考察】入札不調でドル円上昇
2022/12/14(水)
21:00 経済指標
米国MBA住宅ローン申請指数:住宅販売数件数や住宅着工件数の先行指標
前週比:前回-1.9%、結果3.2%(◎)
22:30 経済指標
米国輸入物価指数11月度
前月比:前回-0.2%(改定-0.4)、予想-0.5%、結果-0.6%(×)
前年比:前回4.2%(改定4.1)、予想3.2%、結果2.7%(×)
米国輸出物価指数11月度
前月比:前回-0.3%(改定-0.4)、予想-0.6%、結果-0.3%(◎)
24:30 経済指標
米国週間石油在庫統計
「在庫増→需要低迷・供給過多→原油・ガソリン売り材料→ドル売り材料」、「在庫減→需要増・供給不足→原油・ガソリン買い材料→ドル買い材料」
原油在庫:前回-518.7万バレル、予想-342.0万バレル、結果1023.1万バレル(◎)
ガソリン在庫:前回532.0万バレル、予想280.0万バレル、結果449.6万バレル(○)
28:00 経済指標
米国FRB政策金利12月度(過去の発表日; 6/15, 7/27, 9/21, 11/2)
(Federal Open Market Committee)(Bloomberg)
前回3.75-4.00%、予想4.25-4.50%、結果4.25-4.50%(○)
【考察】
予想通り0.5%利上げ。サプライズなしだが、0.75%から利上げペース減速。
前回3.75-4.00%、予想4.25-4.50%、結果%()
28:00 要人発言
米国FOMC声明(Bloomberg)
「雇用は堅調、失業率は低い」
「インフレ引き続き上昇」
「ウクライナに対するロシアの戦争が、インフレ上振れ圧力を生み出しており、世界経済活動の重し」
「金融政策決定は全会一致」
【考察】
FOMC声明文は利上げ継続維持で11月と同じ内容。2023年も金利引き上げ継続でタカ派でドル円上昇。
28:30 要人発言
米国パウエルFRB議長(Bloomberg)
「金利引き上げの効果は不十分。更なる引き締めが要」
「米国経済は去年から大きく減速」
「労働市場は相変わらずタイト」
「インフレ低下の十分な証拠が必要」
「金融引き締めの継続が必要」
「目標インフレ2%への回帰に最大の努力」
「目標に程遠い」
「今回の利上げは十分な引き締めになっていない」
「GDP予想で景気後退を判断できない」
「平均時給の低下はほとんど見られない」
「リセッション入りとなるかは誰にもわからない」
「十分な引き締めレベルの金利に近づきつつある」
「今後の利上げ幅はデータ次第」
【考察】
タカ派発言。しかし、「十分な引き締めレベルの金利に近づきつつある」や次回0.25%利上げ否定なかたこと、GDPや失業率悪化のリセッション懸念のためか、ドル円全戻しの下落。
2022/12/15(木)
22:21 要人発言
ECB声明
「金利は安定したペースで大幅に上昇する必要」
「QTは3月に開始」
【考察】タカ派発言でドル売りユーロ買い。
22:30 経済指標
米国新規失業保険申請件数(Bloomberg)
失業者が初めて申請した失業保険給付の申請件数を示す指標。失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されます。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回23.0万件(改定23.1)、予想23.1万件、結果21.1万件(◎)
米国失業保険継続申請件数
新規申請後に失業保険の申請を継続している人数を示す指標。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回167.1万件(改定167.0)、予想167.2万件、結果167.1万件(○)
22:30 経済指標
米国ニューヨーク連銀製造業景気指数12月度
米国フィラデルフィア連銀製造業景気指数や米国ISM製造業購買担当者景気指数の先行指標として注目されます。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」。
基準0、前回4.5、予想-1.0、結果-11.2(×)
22:30 経済指標
米国フィラデルフィア連銀景況指数12月度
米国ISM製造業購買担当者景気指数と相関性あるため注目されます。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」
基準0、前回-19.4、予想-10.0、結果-13.8(△)
22:30 経済指標
米国小売売上高11月度(Bloomberg)
個人消費が米国GDPの約2/3を占めており、その動向を表す小売売上高の注目は高い。米国個人消費や米国消費者信頼感とも相関性があることからも重要な指標。
前月比:前回1.3%(改定)、予想-0.1%、結果-0.6%(×)
コア前月比:前回1.3%(改定1.2)、予想0.1%、結果-0.2%(×)
23:00 要人発言
ラガルドECB総裁(Bloomberg)
「成長見通しは下サイド」
「インフレ見通しは上サイド」
「賃金上昇がインフレを押し上げ」
「ユーロ安が消費者物価を押し上げ」
「堅調な労働市場が賃金を押し上げ」
「需要の高まりが価格を押し上げ」
「一定期間、0.50%ペースで利上げする予想」
【考察】タカ派発言でドル売りユーロ買い。
23:15 経済指標
米国鉱工業生産指数11月度
鉱工業部門の生産動向を数値化したもので景気実態を把握する速報性に優れることから注目度が高い。
前回-0.1%(改定)、予想0.2%、結果-0.2%(×)
米国設備稼働率11月度
生産能力に対する実際の生産量の比率。設備投資とインフレの先行指標であることから注目度高い。
前回79.9%(改定)、予想79.8%、結果79.7%(×)
24:00 経済指標
米国企業在庫10月度
前月比:前回0.4%(改定0.2)、予想0.4%、結果0.3%(△)
30:00 経済指標
米国対米証券投資10月度
米国人以外による米国債購入額を表す。米国への資金流出入が判り、金額が大きければ経常収支拡大。「予想より高ければドル買い材料」、「予想より低ければドル売り材料」
ネット長期フロー:前回1180億ドル、結果678億ドル(×)
ネットTICフロー合計:前回309億ドル、結果1799億ドル(◎)
2022/12/16(金)
22:32 要人発言
米国ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)(Bloomberg)
「FRBの政策は順調」
「インフレ2%への回帰が真の問題」
「必要なことをやる」
「労働市場は依然として逼迫」
【考察】タカ派発言でドル円上昇
23:45 経済指標
米国PMI速報値12月度(Bloomberg)
基準50。ISMより早く公表され、景気先行性高いため注目度高い。速報値は確報値より注目度高い。
製造業:前回47.7、予想47.7、結果46.2(×)
サービス業:前回46.2、予想46.8、結果44.4(×)
総合:前回46.4、予想47.0、結果44.6(×)
【考察】全て弱い数値でドル円下落。
26:05 要人発言
米国デイリー・サンフランシスコ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)(Bloomberg)
「景気減速が予想」
「物価安定の目標を達成するには、まだ長い道のり」
「商品インフレは低下」
「コア サービスインフレは依然としてかなり高いまま」
「労働市場のインフレが収まるまでには長い時間がかかる」
「インフレ予測は上昇の見込み」
「失業率を 4% 以上引き上げる必要がある」
「市場がインフレに対して強気な理由は不明」
「労働市場の大幅な減速はまだ見られない」
「データが改善されれば、政策は調整される」
「インフレリスクは依然として上昇」
「目標インフレ2%には程遠い」
【考察】タカ派発言。しかし、リスクオフ円買い強くドル円下落。
2022/12/17(土)
2022/12/18(日)
円(JPY)
2022/12/12(月)
8:50 経済指標
日本国内企業物価11月度(Bloomberg)
前月比:前回0.6%(改定0.8)、予想0.5%、結果0.6%(○)
前年比:前回9.1%(改定9.4)、予想8.9%、結果9.3%(○)
2022/12/13(火)
2022/12/14(水)
8:50 経済指標
日本機械受注10月度(内閣府)(日本経済新聞)
設備投資の先行指標。
前月比:前回-4.6%、予想2.6%、結果5.4%(◎)
前年比:前回2.9%、予想2.1%、結果0.4%(×)
8:50 経済指標
日銀短観 第4四半期(日本銀行)(日本経済新聞)
大企業製造業・業況判断:前回8、予想7、結果7(○)
日銀短観(大企業製造業・先行き):前回9、予想7、結果6(×)
大企業非製造業・業況判断:前回14、予想15、結果19(◎)
大企業非製造業・先行き:前回11、予想16、結果11(△)
大企業全産業・設備投資:前回21.5%、予想21.0%、結果19.2%(×)
13:30 経済指標
日本鉱工業生産確報値10月度
前月比:前回-2.6%、予想-2.6%、結果-3.2%(×)
前年比:前回3.7%、予想3.7%、結果3.0%(×)
2022/12/15(木)
8:50 経済指標
日本通関ベース貿易収支11月度
通関ベース貿易収支:前回-21623億円(改定-21662)、予想-16803億円、結果-20274億円(△)
通関ベース貿易収支(季調済):前回-22992億円(改定-22076)、予想-12282億円、結果-17323億円(△)
9:55 五十日仲値
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。
2022/12/16(金)
29:30 経済指標
IMM通貨先物
円ショート(ポジション推移)
【考察】円買い材料
2022/12/17(土)
報道(Bloomberg)
「岸田政権、物価目標柔軟化検討、日銀との共同声明改定」
【考察】大規模金融緩和の修正につながる可能性あり。タカ派と捉えられ、12/19スタートはドル円下落の可能性あり。
2022/12/18(日)
11:21 要人発言
首相官邸(Bloomberg)
「北朝鮮、ミサイル発射」
【考察】地政学リスク円買い材料。12/19はドル円下落スタートの可能性あり。
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