2025年8月12日(火)ドル円戦略と結果

ファンダメンタルズ
テクニカル
1. トレードシナリオと結果

ファンダメンタルズ

注目材料

１．経済指標
・米国消費者物価指数(CPI)

２．要人発言
・米国トランプ大統領
・FRB

３．その他
・地政学リスクオフ（イスラエル・イラン、ウクライナ・ロシア）

マーケット動向

経済指標評価
(前回かつ予想より良い：◎、予想以上：〇、予想より悪い：△、前回かつ予想より悪い：×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:30)

【日本市況】日経平均が最高値更新、米関税懸念が後退－円は下落（Bloomberg）

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

21:30 経済指標
米国消費者物価指数(CPI)
FRBが金融政策を決定する上でインフレ変動を把握する重要指標。CPIは米国生産者物価指数(PPI)の川下に相当する指標でPPIより注目度は高い。基調的なインフレを見る上では総合指数よりコア指数が重要。
（発表日; 1/15, 2/12, 3/12, 4/10, 5/13, 6/11, 7/15, 8/12）

前月比：前回0.3%（改定）、予想0.2%、結果0.2%（○）
前年比：前回2.7%（改定）、予想2.8%、結果2.7%（△）
コア前月比：前回0.2%（改定）、予想0.3%、結果0.3%（○）
コア前年比：前回2.9%、予想3.0%、結果3.1%（◎）
米ＣＰＩ、サービスのけん引でコア指数が加速－財は緩やかな上昇（Bloomberg）

21:58 報道
中国当局、NVIDIAチップ購入停止命令

22:44～要人発言
米国トランプ大統領「直ぐ利下げすべき」
「FRBビル建築費でパウエル議長の訴訟検討中」
トランプ氏、パウエル氏を相手取った訴訟容認も－ＦＲＢ改修巡り（Bloomberg）

23:01～要人発言
米国バーキン・リッチモンド連銀総裁（2025年FOMC投票権なし）
：政策スタンスはタカ派。
リッチモンド連銀総裁、インフレと雇用のリスクバランスなお不透明（Bloomberg）

【考察】タカ派、ハト派発言

23:04～要人発言
米国ミランCEA委員長（FRB理事候補）
トランプ氏指名のＦＲＢ理事候補ミラン氏、インフレは｢安定している｣（Bloomberg）

【考察】ハト派発言

23:30～要人発言
米国シュミッド・カンザスシティ連銀総裁（2025年FOMC投票権あり）
：政策スタンスはタカ派。
カンザスシティー連銀総裁、当面の金利据え置き支持－金融政策は適切（Bloomberg）

【考察】タカ派発言

24:27　報道
米国EJアントニー次期労働統計局長、雇用統計月次公表を一時停止提案

29:09～要人発言
米国ベッセント財務長官
「FRBは9月に0.50％利下げ検討すべき」

29:31～要人発言
米国バーキン・リッチモンド連銀総裁（2025年FOMC投票権なし）
：政策スタンスはタカ派。

【考察】タカ派、ハト派発言

【米国市況】Ｓ＆Ｐ500が最高値、ＣＰＩで利下げ観測強まる－円上昇（Bloomberg）

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

(Trading View)

通貨強弱

＜ドル＞
買い材料：
・米国シュミッド・カンザスシティ連銀総裁のタカ派発言

売り材料：
・米国トランプ大統領「直ぐ利下げすべき」「FRBビル改修費でパウエル議長の訴訟検討中」
・米国ミランCEA委員長（FRB理事候補）のハト派発言
・米国EJアントニー次期労働統計局長、雇用統計月次公表を一時停止提案報道

＜円＞
買い材料：

売り材料：
・中国当局、NVIDIAチップ購入停止命令報道
・2025年6月調査想定為替レート上期145.87、下期145.56（日本銀行、短観）以上推移→日本企業業績改善（円キャリー促進）
・構造的円売り（日本実質金利マイナスで金融緩和環境継続、新NISA等海外投資急増、デジタル赤字増加等、骨太方針の家計支援で財政支出増）
・その他円売り（航空燃料不足、パイロット不足、クレジットカード利用赤字によるインバウンド関連の旅行収支悪化懸念）