2023年3月22日(水)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)3/21の欧米マーケット影響
金融システム不安リスクオフが大きく後退しドル円上昇

(2)経済指標
・FOMC公表

(3)要人発言
・パウエルFRB議長

(4)その他
・欧米金融システム不安の影響:突発的なヘッドラインでリスクオフによるドル円急落には注意したい。

3/22は日本が祝日休場明けで、欧米金融システム不安リスクオフ後退の影響を引き継ぎドル円上昇見込み。
しかし、欧米金融システム不安が一旦払拭されただけである為、突発的なヘッドラインでリスクオフによるドル円急落には注意したい。
最大の注目はFOMC公表とパウエルFRB議長会見。
ドル円動き例

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

欧州マーケット(17:00~25:30)
NYマーケット(22:30~29:00)

26:03~要人発言
米国イエレン財務長官(証言原稿)(Bloomberg
「納税者は破綻した銀行の費用を負担しない」
「破綻銀行の投資家は政府の保護を受けない」
「米国銀行システムは健全」

【考察】サプライズない発言、かつFOMC直前でドル円反応薄。

27:00 経済指標
米国FRB政策金利3月度(過去の発表日; 6/157/279/2111/212/14, 2/1
(Federal Open Market Committee)(Bloomberg
前回4.50-4.75%、予想4.75-5.00%、結果4.75-5.00%(○)

【考察】予想通りの利上げだが、今後の利上げ据え置きや利下げへの期待からかドル円急落。

27:00~ 要人発言
米国FOMC声明(Bloomberg
「更に追加利上げが適切」
「インフレ目標2%に戻す」

【考察】タカ派発言あったものの、進行中の利上げに関する言及が削除されたことが強いハト派とは捉えられドル円下落。

27:31~ 要人発言
米国パウエルFRB議長(Bloomberg
「銀行システムを安全に保つため、あらゆる手段を講じる」
「賃金の伸びは緩和の兆候」
「インフレは依然として高すぎる」
「利上げ据え置きは検討」
「今年の利上げ見込まない」

【考察】タカ派発言で初動ドル円上昇。しかし、利上げ据え置きの検討等、今までなかったハト派発言でドル円急落。その後、今年の利下げなしでドル円下げ渋り。

28:16~要人発言
米国イエレン財務長官(Bloomberg
「SVB は、金利リスク、無保険預金の割合が高い珍しい銀行」
「預金保険の適用範囲の大幅な拡大は今後検討」

【考察】保険上限拡大否定がリスクオフとなりドル円下落。

東京マーケット:最注目材料のFOMC公表・パウエルFRB議長会見を控えてドル円方向性なし。

欧米マーケット:欧州マーケットに入ってからはリスクオン優勢になりドル円上昇。しかし、一段イベントを控えて早々に利確も入ったたのか、全戻しの下落。
FOMC公表・パウエル議長発言が総じてハト派でドル円急落。米国イエレン財務長官発言でリスクオフのドル円下落継続。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. JPY(リスクオフ通貨):欧米金融システム不安のリスクオフで買い。
  2. EUR(リスクオン通貨):
  3. NZD(資源国リスクオン通貨):
  4. GBP(リスクオン通貨):
  5. CHF(リスクオフ通貨):
  6. AUD(資源国リスクオン通貨):RBA議事要旨のハト派発言で売り。
  7. USD(基軸通貨):FOMC公表・パウエル議長が総じてハト派で売り。
  8. CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):

米国債イールドカーブ

3/22(水)は3/21(火)に対してブル(短期金利低下、長期金利低下、逆イールド縮小)でドル売り・買い材料交錯。
ドルインデックス日足陰線は金利低下の影響大。

*逆イールドはリセッションのサイン(Bloomberg)、逆イールド拡大(Bloomberg

5月FOMCの利上げ幅市場コンセンサスは、利上げ据え置きが59.8%、25bpsが40.2%。(CME FedWatch Tool

テクニカル分析

ドル円トレード

  • 月足:3月陰線形成中。ボリンジャーバンド+1σ下抜け。三尊の右肩形成しつつあり。
  • 週足:3/20週、陽線形成中。ボリンジャーバンド-1σかつ押し安値付近まで下落したことで上昇優勢か。
  • 日足:3/21大陽線。下降トレンドの調整波。
  • 4H足:下降チャネルの上限かつ20MA付近。下落に転じる可能性あり。
  • 1H足:上昇チャネル。チャネル下抜けると4H足チャネル上限からの下落と一致。
  • 15M足:上昇トレンド。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H足サポート132.612をダウ上昇→目標日足レジスタンス133.233

②ショート
(B)1H足サポート132.271をダウ下落→目標1H足サポート131.271
(C)1H足サポート131.820をダウ下落→目標日足サポート131.820

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

トレード1
132.612をダウ上昇→(A)ロング
ロング:132.698
S/L:132.435
獲得pips:-26.3
考察:FOMCまでポジション調整の可能性があったため見送るべきであった。

トレード2
FOMC・パウエル議長ハト派→131.820ダウなくダ落→(B)ショート
ショート:131.766
T/P:131.302
獲得pips:+46.4
3月通算:9勝3敗、勝率75.0%、平均RR1.97 、獲得Pips +311.0

(Trading View)

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