ファンダメンタルズ分析
本日のシナリオ
1.経済指標
・日銀、国債買入オペ通知
2.要人発言
・政府日銀円安牽制
・植田日銀総裁(日本経済団体連合会審議員会)
・米国トランプ次期大統領
3.その他
・五十日仲値
・地政学リスクオフ(中東、ウクライナ・ロシア)
・海外クリスマス休暇(欧米その他の多くの国の金融市場が休場)
・スワップ3倍デー
4.参考情報
最近の相場を動かす主な材料は、①米国労働市場、②インフレ、③米国経済成長、④地政学リスク、⑤米国大統領選挙、⑥円キャリー取引(促進or巻き戻し)に分類できます。
5.本日の注目材料
(1)植田日銀総裁(日本経済団体連合会審議員会)
2023年12月25日(月)同講演ではドル円急上昇。
(2)米国経済指標
特になし。
本日は海外勢クリスマス休暇当日。市場参加者は少なく閑散相場で小幅値動き、もしくは閑散を狙った投機筋による不規則かつ急激な変動が生じる可能性があると推測します。
マーケット動向
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
東京マーケット(9:00~15:30)
9:55 五十日仲値
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあります。
10:10 経済指標
日銀、国債買入オペ通知(日本銀行)(日銀、オペレーション)
(発表日:11/6, 11/12, 11/18, 11/22, 11/28, 12/4, 12/9, 12/13, 12/20, 12/25)
3~5年債:前回3250億円、予想3250億円、結果3250億円(○)
5~10年債:前回3750億円、予想3750億円、結果3750億円(○)
25年超債:前回750億円、予想750億円、結果750億円(○)
物価連動債:前回600億円、予想600億円、結果600億円(○)
【考察】据え置き。
13:18~要人発言
植田日銀総裁
(発言:11/21, 11/29, 12/19, 12/25)
:前回12/19ハト派発言
植田日銀総裁、米次期政権の政策や春闘注視-利上げ巡る姿勢変わらず(Bloomberg)
【考察】ハト派発言。ドル円上昇。
欧州マーケット(17:00~26:00)
NYマーケット(23:30~30:00)
<まとめ>
東京マーケット:
日足始値157.09
東京オープン後、五十日仲値ドル需要や日銀国債買入オペ通知据え置きで日通し高値157.32へ上昇するも材料不足で、日足安値156.99へじり下げ。
その後、植田日銀総裁のハト派発言を受けて日足高値157.51へ急上昇して引けました。
【日本市況】円が下落、日銀総裁のハト派姿勢変わらず-債券上昇(Bloomberg)
欧米マーケット:
海外勢クリスマス休暇当日。市場参加者は少なく閑散相場のため小幅値動きで引けました。
日足終値157.43
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
通貨強弱
<ドル>
買い材料:
・五十日仲値ドル需要
売り材料:
<円>
買い材料:
・
売り材料:
・日銀、国債買入オペ通知:据え置き
・植田日銀総裁のハト派発言
・2024年6月調査想定為替レート上期144.96(日本銀行、短観)以上推移→日本企業業績改善・株上昇(円キャリー促進)
・構造的円売り(日米金融政策差[日本実質金利マイナスで金融緩和環境継続]、新NISA等海外投資急増、デジタル赤字増加等、骨太方針の家計支援で財政支出増)
・その他円売り(自動車認証不正問題、航空燃料不足・パイロット不足・クレジットカード利用赤字によるインバウンド関連の旅行収支悪化懸念)
政策金利市場織り込み
・FRB:現行政策金利4.25-4.50%
2024年FOMC市場織り込み(CME FedWatch Tool)
次回1月29日(水)公表:据え置き(91.4→91.4%)、0.25%引き下げ(8.6→8.6%)
2025年内利下げ観測:-0.25%×2回=0.50% → 政策金利3.75~4.00%相当
テクニカル分析
トレードシナリオと結果
- 月足:12月陽線形成中。レンジ。BB+1σ付近。
- 週足:12/23週、陽線形成中。上昇トレンド。戻り高値付近。
- 日足:12/24陽線。上昇トレンド。戻り高値付近。
- 4H足:レンジ。
- 1H足:レンジ。
- 15M足:レンジ。
【シナリオ】
本日:各国祝日に伴い、取引会社のチャート停止のため、トレードなし
12月通算:5勝6敗、勝率45.5%、RR2.02 、+20.4pips
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