2023年10月17日(火)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)10/16の欧米マーケット影響
欧州オープン直前からは、「政府日銀の口先介入・金融政策変更警戒感後退→巻き戻しのドル買い・円売り」で149.62まで再上昇するも、「中東情勢悪化→地政学リスクオフ」の高まりで再下落。
しかし、NYオープン直前になると、中東での大規模な衝突を避けるために欧米や中東諸国当局者が外交協議を続けている事が好感されたことや米国主要企業決算への期待で「株先物・株価指数上昇→リスクオン円売り」、「リスクオンで巻き戻しの米国債利回り上昇→ドル買い」で日足高値149.76を付けた。
その後、米国ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁のハト派発言で145.55へ急落し、引けに掛けてじり下げ継続。総じて、材料交錯でドル円乱高下。
日足終値149.52。

(2)経済指標
・米国小売売上高
・米国鉱工業生産指数、設備稼働率

(3)要人発言
・政府日銀の円安牽制
・FRB要人

(4)その他
・中東情勢の地政学リスクオフ
・米国主要企業決算

本日の注目も中東情勢の動向。前日は、欧米や中東諸国当局者の外交協議によって、地政学リスクオフの悪化は後退したものの、紛争拡大リスクは依然と高い。
また、米国経済指標、米国主要企業決算、FRB要人発言への注目度も高い。

<材料とドル・円方向性>
①「中東情勢悪化→安全資産の米国債買い→米国債利回り低下→ドル売り」
②-1「中東情勢悪化→原油先物価格上昇→インフレ懸念→米国債利回り上昇→ドル買い」
②-2「中東情勢悪化→原油先物価格上昇→インフレ懸念→日本貿易収支悪化懸念→円売り」
③-1「中東情勢悪化→地政学リスクオフ円買い」
③-2「中東情勢悪化→景気悪化懸念→株先物・株価指数下落→リスクオフ円買い」
④「中東情勢悪化→有事のゴールド買い→ドル売り」
⑤「政府日銀の円安牽制警戒、日銀政策修正観測→ドル売り・円買い」
⑥-1「米国経済指標の強い数値→米国債利回り上昇→ドル買い」
⑥-2「米国経済指標の弱い数値→米国債利回り低下→ドル売り」
⑦-1「FRB要人のタカ派発言→米国債利回り上昇→ドル買い」
⑦-2「FRB要人のハト派発言→米国債利回り低下→ドル買い」

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

12:43 経済指標
日本20年債入札
応札倍率:前回3.94倍、結果2.97倍(×)
国債入札が再び金利上昇イベントの様相、20年債結果低調-銀行勢敬遠(Bloomberg

【考察】入札不調→日本国債利回り急騰→日銀金融政策修正警戒→ドル円下落。だがリスクオン円売り交錯し反応薄。

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

17:20 報道
連合の春闘方針案判明 定期昇給分を含め5%以上の賃上げ要求へ(NHK

【考察】日銀金融政策修正の根拠の円買い材料→ドル円上昇低下

19:14 報道
日銀の24年度物価見通し、2%以上に上方修正の公算大きい-関係者(Bloomberg

【考察】サプライズ報道の日銀金融政策修正警戒にアルゴリズムが反応したためか148.76へ急落。正式発表ではなくアルゴリズムの過剰反応のためか、直ぐに149.60へほぼ全戻し上昇。
最近、東京マーケットより欧米マーケットでのドル円上昇が目立っていたことから、欧米勢にも政府・日銀の為替介入警戒感を植え付けるためのタイミングを狙った報道か。これでも欧米勢の高値アタックが続くようなら実介入の可能性が高まりそう。

19:50 米国主要企業決算
バンク・オブ・アメリカ
売上高:前回253億ドル、予想251.3億ドル、結果251.7億ドル(○)
EPS:前回0.88ドル、予想0.83ドル、結果0.90ドル(◎)
BofAの7-9月、トレーディング収入と純金利収入が予想上回る(Bloomberg

20:28 米国主要企業決算
ゴールドマン・サックス
売上高:前回108億ドル、予想112.1億ドル、結果118.2億ドル(◎)
EPS:前回3.08ドル、予想5.54ドル、結果5.47ドル(×)
ゴールドマン、7-9月はトレーディング堅調-不動産損失が利益圧迫(Bloomberg

21:30 経済指標
米国小売売上高
個人消費が米国GDPの約2/3を占めており、その動向を表す小売売上高の注目は高い。米国個人消費や米国消費者信頼感とも相関性があることからも重要な指標。
前月比:前回0.6%(改定)、予想0.3%、結果07%(◎)
コア前月比:前回0.6%(改定)、予想0.2%、結果0.6%(○)

22:15 経済指標
米国鉱工業生産指数
鉱工業部門の生産動向を数値化したもので景気実態を把握する速報性に優れることから注目度が高い。
前回0.4%(改定-)、予想0.0%、結果0.3%(○)


米国設備稼働率
生産能力に対する実際の生産量の比率。設備投資とインフレの先行指標であることから注目度高い。
前回79.7%(改定79.5)、予想79.6%、結果79.7%(◎)

22:20~要人発言
米国ボウマンFRB理事
(過去の発言:8/79/2610/2, 10/11, 10/17)

【考察】

23:45~要人発言
米国バーキン・リッチモンド連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)
(過去の発言:6/166/227/128/38/88/229/2810/2, 10/5, 10/17)
リッチモンド連銀総裁、追加利上げが必要かどうか見極める時間はある(Bloomberg

【考察】利上げ判断保留→ドル円揉み合い。

<まとめ>
東京マーケット:
日足始値149.52。
「中東情勢悪化→地政学リスクオフ」と「中東情勢の緊張緩和に向けた欧米や中東諸国当局者の頻繁な外交協議→リスクオフ後退→株先物・株価指数上昇→リスクオン円売り」、「リスクオフ後退→巻き戻しの米国債利回り上昇→ドル買い」が交錯し、東京高値149.63と東京安値149.48の狭いレンジ推移。

きょうの国内市況(10月17日):株式、債券、為替市場(Bloomberg

欧米マーケット:
欧州オープン前からドル円じり上げていたが、1H足レジスタンス149.71付近の149.76に到達すると、「日銀の物価見通上方修正報道→金融政策修正警戒」から日足安値148.76へ急落。
しかし、正式発表ではなくアルゴリズムの過剰反応のためか、直ぐに149.60へほぼ全戻し上昇。
更に米国小売売上高と米国鉱工業生産指数・設備稼働率の強い数値で「米国債利回り上昇→ドル買い」で149.80を付けると、「米国債利回り上昇→株先物・株価指数下落→リスクオフ円買い」も交錯し、揉み合いながら日足高値149.85に達した。

総じて、中東情勢の地政学リスクオフ・オン交錯し、日銀金融政策修正を強く匂わせる経済指標や相次ぐ報道でドル円下落するも、米国経済指標の強い数値で全戻しから上昇継続。
日足終値149.81。

【米国市況】株国債利回り上昇、米経済指標が強く-ドル149円台後半(Bloomberg

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

(Trading View)

米国債イールドカーブ

10/17(火)は10/16(月)に対しベア(短期金利上昇、長期金利上昇)、逆イールド縮小。ドル買い材料(U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY)

FOMCの利上げ幅見通し(CME FedWatch Tool
11月公表:据え置き90.6%、25bps引き上げ9.4%、50bps引き上げ0.0%

テクニカル分析

トレード

  • 月足:10月陽線形成中。レンジ内の上昇トレンドでレンジ実体上限到達。
  • 週足:10/16週、陽線形成中。上昇トレンド。
  • 日足:10/16陽線。チャネル高値から押し目形成して上昇中。
  • 4H足:レンジ。ボリンジャーバンド+1σ到達から戻り売り発生。
  • 1H足:レンジ。下降チャネルブレイクからレジサポ形成。下げ止まれば上昇優位。
  • 15M足:レンジ。

【シナリオ】

①ロング
(A)1H足レジスタンス149.593をダウ上昇→目標1H足レジスタンス149.712
(B)1H足サポート149.148又日足チャネル下限付近まで下落→ダウ転換上昇→目標1H足レジスタンス149.437

②ショート
(C)1H足サポート149.437をダウ下落→目標1H足サポート149.148

10月通算:5勝4敗、勝率55.6%、獲得Pips +76.1

(Trading View)

コメント

タイトルとURLをコピーしました