ファンダメンタルズ分析
注目材料
１．経済指標
・日本国内企業物価
・日銀、国債買入オペ通知
２．要人発言
・米国トランプ大統領
・FRB
３．その他
・地政学リスクオフ（中東、ウクライナ・ロシア、インド・パキスタン）
・スワップ３倍デー
マーケット動向
経済指標評価
(前回かつ予想より良い：◎、予想以上：〇、予想より悪い：△、前回かつ予想より悪い：×)
東京マーケット前
8:50 経済指標
日本国内企業物価
前月比：前回0.4%（改定）、予想0.3%、結果0.2%（×）
前年比：前回4.2%（改定）、予想4.0%、結果4.0%（○）
東京マーケット(9:00~15:30)
9:14 報道
韓国でのＡＰＥＣ貿易相会合、武藤経産相は欠席へ－副大臣が出席予定（Bloomberg）
【考察】日米貿易戦争長期化懸念リスクオフ
10:10 経済指標
日銀、国債買入オペ通知（日本銀行）（日銀、オペレーション）
（発表日：4/2, 4/9, 4/16, 4/21, 4/25, 5/7, 5/14, 5/19, 5/23, 5/29）
1～3年債：前回2750億円、予想2750億円、結果2750億円（○）
5～10年債：前回3000億円、予想3000億円、結果3000億円（○）
10～25年債：前回1350億円、予想1350億円、結果1350億円（○）
【考察】据え置き
10:13～要人発言
米国トランプ大統領
欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)
17:13～要人発言
米韓高官が為替政策を協議、ウォン急伸－円も連想買いで上昇（Bloomberg）
【考察】日米為替協議思惑、米国から円安是正要求警戒
18:37～要人発言
米国グールズビー・シカゴ連銀総裁（2025年FOMC投票権あり）
：政策スタンスはハト派。
（過去の発言：4/20(休場中), 4/21, 5/12, 5/14）
ＦＲＢは安定した舵取りを、株価や政策の変動下でも－シカゴ連銀総裁（Bloomberg）
【考察】タカ派発言
18:15～要人発言
米国ウォラーFRB理事
：政策スタンスは中立。
（過去の発言：4/23, 4/24, 5/9, 5/14）
【考察】
22:09～要人発言
米国ジェファーソンFRB理事
：政策スタンスは中立。
（過去の発言：2/20, 4/3, 4/22, 5/14）
ジェファーソンＦＲＢ副議長、関税が成長鈍化とインフレ加速招き得る（Bloomberg）
【考察】タカ派発言、不確実性高い
23:01～要人発言
米国トランプ大統領
ボーイング、カタール航空から160機の受注獲得－過去最大規模（Bloomberg）
【考察】米国好景気期待リスクオン
23:08 要人発言
中国商務省
中国、米組織に対する輸出規制と制裁措置を一時停止－両国合意の一環（Bloomberg）
【考察】米中貿易戦争緩和リスクオン
23:16 報道
米国、日本・韓国との貿易協定近い
【考察】貿易戦争緩和期待リスクオン
25:40 報道
米国、貿易合意の一部としてドル安を模索してはいない－関係者（Bloomberg）
＜まとめ＞
東京マーケット
日足始値147.49
東京オープン時に日足高値147.67を付けると、「APEC貿易相会合、武藤経産相欠席報道」リスクオフを受けて日通し安値146.84へ急落して引けました。
【日本市況】ＴＯＰＩＸが14日ぶり反落、日米貿易交渉を懸念－円上昇（Bloomberg）
欧米マーケット
「米韓高官が為替政策協議報道」を受けた日米為替協議への警戒感から日足安値145.61へ急落。
ホワイトハウス「カタール、ボーイング160機購入合意社」発言や中国商務省「対米国組織への輸出規制と制裁措置一時停止」発言を受けたリスクオンで上昇。
更に「米国、貿易協定でドル安目指していない報道」で急上昇。
日足終値
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
通貨強弱
＜ドル＞
買い材料：
・ホワイトハウス「カタール、ボーイング160機購入合意社」発言→米国好景気期待リスクオン
・米国、貿易協定でドル安目指していない報道
売り材料：
・米ドル回避の取引需要、アジアの金融機関で拡大－貿易摩擦の強まりで（Bloomberg）
・米国トランプ関税→貿易戦争激化→ドル信認低下
ドルが新たな「犠牲者」に－世界的な貿易戦争激化で信認脅かされる（Bloomberg）
＜円＞
買い材料：
・APEC貿易相会合、武藤経産相欠席報道→日米貿易戦争長期化懸念リスクオフ
・米韓高官が為替政策協議報道→日米為替協議思惑→米国から円安是正要求警戒
・2025年3月調査想定為替レート上期147.17（日本銀行、短観）以下推移→日本企業業績悪化、リスクオフ（円キャリー巻き戻し）
売り材料：
・ホワイトハウス「カタール、ボーイング160機購入合意社」発言→米国好景気期待リスクオン
・中国商務省「対米国組織への輸出規制と制裁措置一時停止」発言→米中貿易戦争緩和リスクオン
・構造的円売り（日本実質金利マイナスで金融緩和環境継続、新NISA等海外投資急増、デジタル赤字増加等、骨太方針の家計支援で財政支出増）
・その他円売り（航空燃料不足、パイロット不足、クレジットカード利用赤字によるインバウンド関連の旅行収支悪化懸念）
政策金利市場織り込み
・FRB：現行政策金利4.25-4.50%
FOMC市場織り込み（CME FedWatch Tool）
次回6月18日（水）公表：据え置き（91.8→91.8%）、0.25%引き下げ（8.2→8.2%）
2025年利下げ観測：0.25%×2回=0.50% → 政策金利3.75～4.00%相当
・日銀：現行政策金利0.50%
市場織り込み（東京短資株式会社）
次回6月17日（火）公表：0.25%引き上げ（3→2%）
テクニカル分析
トレードシナリオと結果
- 月足：5月陽線形成中。レンジ。押し安値付近。
- 週足：5/12週、陽線形成中。レンジ。BB-1σ付近。
- 日足：5/13陰線。上昇トレンド。
- 4H足：レンジ。
- 1H足：レンジ。
- 15M足：下落トレンド。
【シナリオ】
①Long
(A)1H足ダウ安値147.699をダウ上昇→目標1H足戻り高値148.111
(B)1H足戻り高値148.111をダウ上昇→目標日足高値148.468
②Short
(C)1H足ダウ安値147.699付近へ上昇→転換下落→目標日足安値147.378
(D) (C)後、日足安値147.378をダウ下落→目標4H足ダウ高値146.190
本日：1勝０敗、+98.9pips
5月通算：6勝3敗、勝率66.7%、RR1.86 、+243.1pips
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