2023年8月23日(水)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)8/22の欧米マーケット影響
米国バーキン・リッチモンド連銀総裁で146.14まで上昇したが、NYマーケットに入ると、「米国中古住宅販売件数の弱い数値→米国債利回り低下→ドル売り」、かつ「株先物・株価指数下落→リスクオフ円買い」で145.71まで下落したが押し目買いも強く、引けに掛けて揉み合い。
日足終値145.88。

【米国市況】S&P500は反落、エヌビディア決算を警戒ー145円台後半(Bloomberg

(2)経済指標
・米国PMI速報値
・米国新築住宅販売件数
・米国20年債入札

(3)要人発言
・政府日銀要人の円安牽制
・FRB要人

(4)その他
・エヌビディア(NVDA)決算
・中国景気後退リスク
中国の隠れた金融リスク、影の銀行巡る急展開で露呈-安定試す試練に(Bloomberg
来週のドル・円は調整含みか、注目のFRB議長講演控え見方分かれる(Bloomberg

現状は下記①~⑤材料が交錯しておりドル円の方向性が判りにくいが、基本は①ドル買いと④円売りによるドル円上昇優勢と推測。その中で、②、③、⑤の突発的なドル円下落に要警戒。

①米国経済指標が総じて強い数値やFOMC議事要旨のタカ派内容を受けてのドル買い
②中国の為替介入強化指示のドル売り
③中国景気後退懸念由来の株先物・株価指数下落リスクオフ円買い
④日米金利差拡大(FRB利下げ当面なし、日銀金融緩和継続)の円売り
⑤政府日銀の為替介入警戒感

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

10:10 要人発言
日銀
中期・超長期国債買い入れオペ通告
長期金利は上昇、9年半超ぶり水準を連日更新-オペ結果後に売り優勢(Bloomberg

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

22:45 経済指標
米国PMI速報値
(速報値発表日:10/2411/2312/161/242/213/244/215/236/237/24, 8/23)
基準50。景気先行性高いため注目度高い。速報値は確報値より注目度高い。
製造業:前回49.0、予想48.9、結果47.0(×)
サービス業:前回52.3、予想51.9、結果51.0(×)
総合:前回52.0、予想51.7、結果50.4(×)

米総合PMI、8月の企業活動は辛うじて拡大圏-顧客需要が低迷(Bloomberg

23:00 経済指標
米国新築住宅販売件数
住宅市場は消費に大きな影響を与えることから景気の先行指標として中古住宅販売件数とともに重要。
件数:前回69.7万件(改定68.4)、予想70.5万件、結果71.4万件(◎)
前月比:前回-2.5%(改定-2.8)、予想1.8%、結果4.4%(◎)

米新築住宅販売、7月は1年半ぶりの高水準-市場予想も上回る(Bloomberg

26:00 経済指標
米国20年債入札(Upcoming Auctions
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回4.036%、結果4.499%(◎)

【考察】「入札好調→利回り低下」。だがそれまでに大きくドル売りが進んでおりドル円反応薄。

27:54 要人発言
首相官邸
北朝鮮、ミサイル発射の可能性-日本周辺への影響なし(Bloomberg

【考察】地政学リスクオフ

29:20 米国主要企業決算
NVIDIA
売上高:予想112.2億ドル、結果135.1億ドル(◎)
EPS:予想2.09ドル、結果2.70ドル(◎)
エヌビディア、売上高見通しが市場予想上回る-旺盛なAI需要示唆(Bloomberg

<まとめ>
東京マーケット:
日足始値・日足高値145.88から「米国債利回り低下→ドル売り」、「日銀超長期国債買い入れオペ結果弱→日本国債利回り上昇(9年7か月ぶり水準)→円買い」でドル円下落。

きょうの国内市況(8月23日):株式、債券、為替市場(Bloomberg

欧米マーケット:
欧州オープン後、「欧州・英国PMI速報値の弱い数値→ユーロ・ポンド売り→株先物・株価指数→リスクオフドル買い・円買い→円買い強くドル円下落」継続し、米国PMI速報値の弱い数値で下落加速し日足安値144.54を付けたが、「欧米経済指標悪化→利上げ停止観測→株先物・株価指数上昇→リスクオン円売り」でドル円上昇。
日足終値144.85。

【欧州市況】株上昇、公益などに買い-弱いPMIで英・独国債も上昇(Bloomberg
【米国市況】ハイテクが株高主導、エヌビディア業績見通し予想上回る(Bloomberg

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

(Trading View)

米国債イールドカーブ

8/23(水)は8/22(火)に対しブル(短期金利低下、長期金利低下)、逆イールド拡大。ドル売り材料(U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY)

FOMCの利上げ幅見通し(CME FedWatch Tool
9月公表:据え置き88.5%、25bps引き上げ11.5%、50bps引き上げ0.0%

テクニカル分析

トレード

  • 月足:8月陽線形成中。レンジ内の上昇トレンド。
  • 週足:8/21週、陽線形成中。
  • 日足:8/22陰線。ボリンジャーバンド+1σ付近から反発上昇。
  • 4H足:三角持ち合い。
  • 1H足:レンジ。
  • 15M足:レンジ。

【シナリオ】

①ロング
(A)1H足三角持ち合い上限をダウ上昇→目標1H足レジスタンス146.430
(B)1H足レジスタンス146.430をダウ上昇→目標ラウンドナンバー147.00

②ショート
(C)4H足サポート145.066をダウ下落→目標日足サポート144.580

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

トレード1
(C)ショート:144.869
T/P:144.58
獲得pips:+28.9

8月通算:10勝4敗、勝率71.4%、平均RR 2.14、獲得Pips +198.9

(Trading View)

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