2025年11月25日(火)ドル円戦略と結果

ファンダメンタルズ

注目材料

1.経済指標
・米国生産者物価指数(PPI)
・米国小売売上高
・米国住宅価格指数
・米国S&Pケースシラー住宅価格指数
・米国リッチモンド連銀製造業指数
・米国コンファレンスボード消費者信頼感指数
・米国中古住宅販売成約指数
・米国5年債入札

2.要人発言
・日銀、政府円安牽制
・米国トランプ大統領
・FRB

3.その他
・五十日仲値
・今週11/27(木)米国感謝祭で祝日休場、11/28(金)米国ブラックフライデーで短縮取引。既に先週末から休暇入りしている投資家が多いことから閑散相場となりやすい。従って、値動き乏しい展開か、閑散相場を狙った投機筋による仕掛けによる乱高下に警戒する必要あり。
・地政学リスクオフ(日中、ウクライナ・ロシア)

マーケット動向

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:30)

9:41~要人発言
城内経済担当相

【考察】円安牽制発言

9:48~要人発言
米国カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(2025年FOMC投票権なし)
:政策スタンスはタカ派
「人々はインフレよりも経済的な苦境を感じている」

【考察】

9:55 五十日仲値
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあります。

欧州マーケット(17:00~26:00)
NYマーケット(23:30~30:00)

22:30 経済指標
米国小売売上高
個人消費が米国GDPの約2/3を占めており、その動向を表す小売売上高の注目は高い。米国個人消費や米国消費者信頼感とも相関性があることからも重要な指標。特にコア指数が重要視されます。
(発表日; 1/162/14, 3/17, 4/16, 5/15, 6/17, 7/17, 8/15, 9/16, 11/25)
総合前月比:前回0.6%(改定)、予想0.4%、結果%()
コア前月比(自動車やガソリンなど価格変動が大きい項目を除外):前回0.7%(改定)、予想0.3%、結果%()
コントール前月比(自動車、ガソリン、外食、建築資材など、ボラティリティの高い項目をさらに広範囲に除外):前回0.7%(改定)、予想%、結果%()

22:30 経済指標
米国生産者物価指数(PPI)
(発表日; 1/142/13, 3/13, 4/11, 5/15, 6/12, 7/16, 8/14, 9/10, 11/25)
国内生産者が販売する商品やサービスの価格を把握する指標。FRBが金融政策を決定する上でインフレ変動を把握する重要指標。コア指数が特に重要。PPIは米国消費者物価指数(CPI)の川上に相当する指標でCPIより注目度は低い。

前月比:前回-0.1%(改定)、予想0.3%、結果%()
前年比:前回2.6%(改定)、予想2.6%、結果%()
コア前月比:前回-0.1%(改定)、予想0.3%、結果%()
コア前年比:前回2.8%(改定)、予想2.7%、結果%()

23:00 経済指標
米国住宅価格指数
前月比:前回0.4%(改定-)、予想0.1%、結果%()

23:00 経済指標
米国S&Pケースシラー住宅価格指数
前年比:前回1.58%(改定)、予想1.40%、結果%()

24:00 経済指標
米国リッチモンド連銀製造業指数
基準0、前回-4、予想-4、結果()

24:00 経済指標
米国コンファレンスボード消費者信頼感指数
米国ミシガン大学消費者信頼感指数と同様、経済活動全体に重要な役割を果たす個人消費に関する重要指標。
前回94.6(改定)、予想93.3、結果()

24:00 経済指標
米国中古住宅販売成約指数
売買契約が結ばれているものの、最終引渡しが行われていない物件の指数。引き渡しが済んだ中古住宅販売件数の先行指標として注目される。
前月比:前回0.0%(改定)、予想0.1%、結果%()
前年比:前回1.5%(改定)、予想%、結果%()

27:00 経済指標
米国5年債入札(Upcoming Auctions
「最高落札利回り低い、応札倍率高い、テールが短い→入札好調→国債価格上昇→利回り低下→ドル売り材料」
「最高落札利回り高い、応札倍率低い、テールが長い→入札不調→国債価格低下→利回り上昇→ドル買い材料」
「国債入札→市場へ国債供給イベント→国債価格下落→利回り上昇」にもなりやすいことから、「入札前から織り込み→利回り上昇→ドル買い」や「入札通過→Sell the factドル売り」が生じることもあります。

発行額(Offering Amount):700億ドル
最高落札利回り(High Yield):前回3.625%、結果%()
応札倍率(Bid to Cover Ratio, 応札額/発行額):前回2.38倍、結果倍()
外国中銀など間接入札者の落札比率(Indirect Bidder):前回86.5%、結果%()
テール(Bid利回りと落札利回りの差):前回-0.1bps、結果bps()。-=-
WI:%

【考察】

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

(Trading View)

通貨強弱

<ドル>
買い材料:

売り材料:

<円>
買い材料:
・城内経済担当相:円安牽制発言

売り材料:
・2025年6月調査想定為替レート上期145.87、下期145.56(日本銀行、短観)以上推移→日本企業業績改善(円キャリー促進)
・構造的円売り(日本実質金利マイナスで金融緩和環境継続、新NISA等海外投資急増、デジタル赤字増加等、骨太方針の家計支援で財政支出増)
・その他円売り(航空燃料不足、パイロット不足、クレジットカード利用赤字によるインバウンド関連の旅行収支悪化懸念)

Currency Strength Chart

テクニカル

トレードシナリオと結果

  • 月足:11月陽線形成中。
  • 週足:11/24週、陽線形成中。上昇トレンド。BB+2σ付近
  • 日足:11/24陽線。上昇トレンド。BB+2σ付近
  • 4H足:レンジ
  • 1H足:レンジ

【シナリオ】
①Long
(A)1H押し安値156.547付近へ下落→転換上昇→目標1Hレンジ安値157.153
(B)1Hレンジ安値157.153をダウ上昇→目標4H足レンジ高値157.570

②Short
(C)4H足レンジ高値157.570付近へ上昇→転換下落→目標1Hレンジ安値157.153

(Trading View)

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