2024年、米国雇用統計発表日のドル円動きまとめ

ドル円戦略

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1/5(金)
22:30 経済指標
米国雇用統計
非農業部門雇用者数(NFP):前回19.9万人(改定17.3)、予想16.8万人、結果21.6万人(◎)
失業率:前回3.7%(改定)、予想3.8%、結果3.7%(○)
平均時給
前月比:前回0.4%(改定)、予想0.3%、結果0.4%(○)
前年比:前回4.0%(改定)、予想3.9%、結果4.1%(◎)
米雇用者数の伸び加速、賃金増は予想上回る-3月利下げ観測後退(Bloomberg

【考察】
発表前:直前145.14。切り番145.00付近。前日の米国雇用関連指標が総じて強かったことから強い数値への期待感からか揉み合い上昇。
発表後:総じて強い数値。初動急騰から日足高値145.98付け。しかしながら、切番146.00、4H足戻り高値145.83を超えられず全戻し。強い数値にも関わらず、景気後退回避を保証はしていないと判断された様子。前回12/8発表と似た動き。

2/2(金)
22:30 経済指標
米国雇用統計
非農業部門雇用者数(NFP):前回21.6万人(改定33.3)、予想18.0万人、結果35.3万人(◎)
失業率:前回3.7%(改定)、予想3.8%、結果3.7%(○)
平均時給
前月比:前回0.4%(改定)、予想0.4%、結果0.6%(◎)
前年比:前回4.1%(改定4.3)、予想4.2%、結果4.5%(◎)
米雇用者数と賃金、予想外に伸び加速-FRB利下げ一段と遠のく(Bloomberg

【考察】
発表前:強い数値期待の織り込みでじり上げ。直前146.67。
発表後:サプライズの強い数値。3月FOMC利下げ観測否定で日通し高値148.06へ急騰。12/8, 1/5発表と異なり素直な動きで一気に148円台乗せ。直後の他指標も後押しして日足高値148.59付けると、日足戻り高値148.30付近からも戻り売りも入り掛けて揉み合い。

3/8(金)
22:30 経済指標
米国雇用統計
非農業部門雇用者数(NFP):前回35.3万人(改定22.9)、予想20.0万人、結果27.5万人(◎)
失業率:前回3.7%(改定)、予想3.7%、結果3.9%(×)
平均時給
前月比:前回0.6%(改定0.5)、予想0.3%、結果0.1%(×)
前年比:前回4.5%(改定4.4)、予想4.4%、結果4.3%(×)
米失業率2年ぶり高水準、労働市場に減速感-雇用者数は伸び堅調(Bloomberg

【考察】
発表前:3月日銀会合政策修正報道のドル円下落から揉み合い。直前147.15
発表後:総じて弱い数値。初動NFP(強)で147.50上振れから、失業率・平均時給(弱)で急落し、日足安値146.48付け。
日足押し安値146.40直前の1H足押し安値146.47で下げ止まると、米国イエレン財務長官タカ派発言を受けて147.26へ全戻しから揉み合い。

4/5(金)
21:30 経済指標
米国雇用統計
非農業部門雇用者数(NFP):前回27.5万人(改定27.0)、予想20.1万人、結果30.3万人(◎)、2022年5月以来の強さ。
失業率:前回3.9%(改定)、予想3.9%、結果3.8%(◎)
平均時給
前月比:前回0.1%(改定0.2)、予想0.3%、結果0.3%(○)
前年比:前回4.3%(改定)、予想4.1%、結果4.1%(○)
米雇用統計、FRBは利下げ予想の見直し必要も-市場関係者の見方(Bloomberg

【考察】
発表前:強い数値期待織り込み上昇から直前は決済入り下落。直前151.28
発表後:強い数値。ドル円上昇し日足高値151.75付け(上昇幅=151.75-151.28=0.47)。
しかし、切番152.00目前の日足レンジ高値かつ4H足戻り高値151.71で止められると1H足ダウ高値151.44へ失速(約66%戻し)。政府・日銀為替介入警戒や中東地政学リスクオフ悪化懸念が根強い様子。
その後、1H足ダウ押し目買いと交錯して引け掛けて揉み合い。

5/3(金)
21:30 経済指標
米国雇用統計
非農業部門雇用者数(NFP):前回30.3万人(改定31.5)、予想24.0万人、結果17.5万人(×)
失業率:前回3.8%(改定)、予想3.8%、結果3.9%(×)
平均時給
前月比:前回0.3%(改定)、予想0.3%、結果0.2%(×)
前年比:前回4.1%(改定)、予想4.0%、結果3.9%(×)
【米雇用統計】FRB再び笑顔、利下げ観測広がる-市場関係者の見方(Bloomberg

【考察】
発表前:揉み合い。直前153.22。
発表後:全て弱い数値のサプライズ。ドル円急落で日足安値151.86付け(下落幅=153.22-151.86=1.36)。
しかし、切番152.00、日足レンジ高値151.86付近からの押し目買い強く、インフレ低下を好感したリスクオン株上昇(円キャリー促進)発生、加えて152.00付近への急落はドルを安値で買い損ねていた実需勢の好機となり急反発。
他の経済指標やFRB要人タカ派発言も受けて153.08へ再上昇(約90%戻し)し、引けに掛けて揉み合い。

6/7(金)
21:30 経済指標
米国雇用統計
非農業部門雇用者数(NFP):前回17.5万人(改定16.5)、予想19.0万人、結果27.2万人(◎)
失業率:前回3.9%(改定)、予想3.9%、結果4.0%(×)
平均時給
前月比:前回0.2%(改定)、予想0.3%、結果0.4%(◎)
前年比:前回3.9%(改定4.0)、予想4.0%、結果4.1%(◎)
米雇用者数は大幅な増加、賃金伸び加速-米利下げの予想後ずれ(Bloomberg

【考察】
発表前:揉み合い。直前155.53。
発表後:総じて強い数値のサプライズ。
同週の米国雇用やコスト関連指標において、
6/3米国ISM製造業仕入価格(弱)、
6/4米国JOLTS求人件数(弱)、
6/5米国ADP雇用者・ISM非製造業仕入価格・雇用(弱)
6/6米国新規失業保険申請件数・失業保険継続申請件数・非農業部門労働生産性指数・単位労働コスト確報値(弱)
と総じて弱い数値が続いており、雇用統計(弱)織り込みもあったことからショート勢損切巻き込み発生しドル円急騰し、日足高値157.08付け(上昇幅=157.08-155.53=1.55)。
一気に切番157.00へ到達したことで戻り売りも入り、日足レンジ高値156.43(約42%戻し)へ下押しから引けに掛けて揉み合い。

7/5(金)
21:30 経済指標
米国雇用統計
FRBの金融政策に大きな影響を与える重要経済指標。
非農業部門雇用者数(NFP):前回27.2万人(改定21.8)、予想19.0万人、結果20.6万人(○)
失業率:前回4.0%(改定)、予想4.0%、結果4.1%(×)
平均時給
前月比:前回0.4%(改定)、予想0.3%、結果0.3%(○)
前年比:前回4.1%(改定)、予想3.9%、結果3.9%(○)
米雇用統計、雇用者数と賃金の伸び鈍化-失業率は4.1%に上昇(Bloomberg
【米雇用統計】FOMCに9月利下げの確信与える-市場関係者の見方(Bloomberg

【考察】
発表前:米国雇用統計(弱)警戒や期待織り込みでドル円急落すると、仏・英国政情不安後退のリスクオン株上昇(円キャリー促進)、米国ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁のタカ派発言を受けて揉み合い。直前160.62。
発表後:強弱混在。初動NFP(強)で161.16(切番160.00付近)へ急騰から、失業率(弱)で急落し日足安値160.34付け
直後、平均時給(強)かつリスクオン株上昇に連れて日足押し安値ヒゲ先160.26や4H足押し安値160.34付近から押し目買い入り再び161.33へ急上昇の乱高下。

更に、対予想値ヘッドラインが消化されると、対前回値からの低下やNFP大幅下方修正が9月FOMC利下げ観測を高め、リスクオン株上昇(円キャリー促進)と交錯してドル円乱高下。

8/2(金)
21:30 経済指標
米国雇用統計
(過去の発表日;1/52/23/84/55/36/77/5, 8/2)
FRBの金融政策に大きな影響を与える重要経済指標。
非農業部門雇用者数(NFP):前回20.6万人(改定17.9)、予想17.5万人、結果11.4万人(×)
失業率:前回4.1%(改定)、予想4.1%、結果4.3%(×)
平均時給
前月比:前回0.3%(改定)、予想0.3%、結果0.2%(×)
前年比:前回3.9%(改定3.8)、予想3.7%、結果3.6%(×)
米失業率またも上昇、雇用者数は予想以上に減速-9月利下げ固まる(Bloomberg

【考察】
発表前:弱い数値への警戒から下落、揉み合い。直前148.97。
発表後:全て対前回かつ対予想より弱いサプライズの数値。失業率4.3%到達でサームルール発動ーリセッション示唆となり、景気後退懸念から初動日通し安値147.02へ急落(148.97-147.02=1.85)。
週足押し安値147.02かつ切番147.00直前へ急落したことで押し目買い入り148.17へ急反発したものの、次は切番148.00から戻り売りによって日足安値146.42へ急落継続となりました。

9/6(金)

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