2024年3月26日(火)ドル円戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)3/25の欧米マーケット影響
欧州オープン後もドル円揉み合い続くも、米国ボスティック・アトランタ連銀総裁のタカ派発言でドル円下げ止まり、米国グールズビー・シカゴ連銀総裁のハト派発言でドル円下落一時的、米国クックFRB理事のタカ派発言で日足高値151.55へ上昇。
四半期末最終週ポジション調整と推測されるドル売り・円売り、株利確売りもみられ総じて方向感ない動き。日足終値151.42

(2)経済指標
・日銀、基調的なインフレ率を捕捉するための指標
・米国耐久財受注速報値
・米国住宅価格指数
・米国S&Pケースシラー住宅価格指数
・米国コンファレンスボード消費者信頼感指数
・米国リッチモンド連銀製造業指数
・米国5年債入札

(3)要人発言
・政府日銀円安牽制
・FRB要人

(4)その他
・中東地政学リスクオフ
来週のドル・円は152円を試すか、需給要因と介入警戒感のせめぎ合い(Bloomberg
【債券週間展望】長期金利は0.7%台推移か、日銀買い入れや年度末で(Bloomberg
【日本株週間展望】続伸、インフレ転換と円安評価-年度末で乱高下も(Bloomberg

本日の注目材料は4点。
①政府・日銀口先介入
3/19日銀会合で政策修正にも関わらずドル円急騰継続し一時年初来高値151.82へ到達。更に3/20FOMCハト派姿勢にも関わらずドル円下落は限定的。
リスクオン円売り主導のドル円急騰への警戒感が高まっていることから、円安牽制発言が相次ぐもののドル円下落は一時的で押し目狙いの機会になっています。
但し、相場参加者がこのパターンに慣れた頃に今までより強い牽制発言や報道で大き目のドル円下落が生じる可能性には注意。その場合にも押し目買いに機会になる状況は変わらず。

②FRB要人発言
前日3/25はタカ派発言でドル円下げ止まりやドル円上昇、ハト派発言ではドル円下落一時的から押し目買い機会となりました。この傾向が継続見込み。

③米国経済指標
3/20FOMCハト派姿勢でしたが、ボスティック・アトランタ連銀総裁発言からもデータ次第で利下げ時期が後退する可能性あり。
従って、「強い数値→ドル円上昇」、「弱い数値→ドル円下落」の素直な動きを想定しますが、弱い数値が出てもドル円下落は一時的となり、押し目買いの機会になりやすい。

④中東、ウクライナ、ロシア地政学リスクオフ
各地域で軍事行動が活発になったことに加え、3/22は露モスクワでテロ発生。従って、原油先物価格上昇、安全資産米国債買い、リスクオフ円買いによる材料交錯が生じやすい。どの材料の影響が強いか見極め必要。基本的には原油先物価格上昇によりドル円上昇しやすいと考えます。

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

8:47~要人発言
鈴木財務相
(過去の発言:2/92/142/162/202/223/53/73/83/123/153/193/21, 3/22, 3/26)
:前回3/21円安牽制発言
為替の行き過ぎた動きにはあらゆる手段排除せず適切対応-鈴木財務相(Bloomberg

【考察】円安牽制発言。ドル円下落。

東京マーケット(9:00~15:00)

14:00 経済指標
日銀、基調的なインフレ率を捕捉するための指標(日本銀行
加重中央値:前回1.9%、結果1.4%(×)
最頻値:前回2.3%、結果2.0%(×)
刈込平均値:前回2.6%、結果2.3%(×)
基調的インフレ率、2月は全指標で伸び鈍化 刈込平均1年半ぶり低さ(Reuters

欧州マーケット(17:00~26:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

21:30 経済指標
米国耐久財受注速報値:設備投資の先行指標
前月比:前回-6.2%(改定-6.9)、予想0.8%、結果1.4%(◎)
コア前月比:前回-0.4%(改定-0.3)、予想0.4%、結果0.5%(◎)

22:00 経済指標
米国住宅価格指数
前月比:前回0.1%(改定)、予想0.2%、結果-0.1%(×)

23:00 経済指標
米国S&Pケースシラー住宅価格指数
前年比:前回6.13%(改定6.15)、予想6.50%、結果6.59%(◎)

23:00 経済指標
米国コンファレンスボード消費者信頼感指数
米国ミシガン大学消費者信頼感指数と同様、経済活動全体に重要な役割を果たす個人消費に関する重要指標。
前回106.7(改定104.8)、予想106.9、結果104.7(×)

23:00 経済指標
米国リッチモンド連銀製造業指数
基準0、前回-5、予想-4、結果-11(×)

26:00 経済指標
米国5年債入札(Upcoming Auctions
「最高落札利回り低い、応札倍率高い、テールが短い→入札好調→国債価格上昇→利回り低下→ドル売り材料」
「最高落札利回り高い、応札倍率低い、テールが長い→入札不調→国債価格低下→利回り上昇→ドル買い材料」
「国債入札→市場へ国債供給イベント→国債価格下落→利回り上昇」にもなりやすいことから、「入札前から織り込み→利回り上昇→ドル買い」や「入札通過→Sell the factドル売り」が生じることもあります。

最高落札利回り:前回4.320%、結果4.235%(◎)
応札倍率:前回2.41倍、結果2.41倍(○)
外国中銀など間接入札者の落札比率:前回63.5%、結果%()
テール(Bid利回りと落札利回りの差):前回+0.8 bps、結果+bps()

【考察】入札好調。ドル円下落

<まとめ>
東京マーケット:
日足始値151.42
東京高値151.45を付けてからは鈴木財務相の円安牽制発言により東京安値151.22へ下落。その後、前日同様、材料不足で揉み合い。

きょうの国内市況(3月26日):株式、債券、為替市場(Bloomberg

欧米マーケット:
欧州オープン後、日足安値151.21を付けるも直ぐに全戻し。材料不足で方向感なし。
米国経済指標は強弱混合するも強い数値が弱い数値より感応度が高く日足高値151.60へ上昇。
日足終値151.56

【米国市況】株は終盤に急落、エヌビディアなどテク売り-151円台半ば(Bloomberg

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

(Trading View)

通貨強弱

・ドル売買交錯
買い:米国耐久財受注速報値、米国S&Pケースシラー住宅価格指数の強い数値
売り:米国住宅価格指数、米国コンファレンスボード消費者信頼感指数、米国リッチモンド連銀製造業指数の弱い数値、米国5年債入札好調

・円売買交錯
買い:鈴木財務相の円安牽制発言
売り:

Currency Strength Chart

政策金利市場織り込み

現行FRB政策金利525~550bps

2024年FOMC市場織り込み(CME FedWatch Tool
5月1日公表:25bp引き下げ9.1%、据え置き90.9%
6月12日公表(初回利下げ観測):25bp引き下げ63.8%、据え置き30.1%
年内利下げ観測:25bps×3回=75bps → 政策金利450~475bps相当

テクニカル分析

トレード

  • 月足:3月陽線形成中。レンジ上限151.59到達
  • 週足:3/25週、陽線形成中。レンジ上限到達。
  • 日足:3/25十字線。レンジ。3/26はレンジ抜けまで揉み合い優勢と推測。
  • 4H足:レンジ。
  • 1H足:レンジ。
  • 15M足:レンジ。

【シナリオ】
①ロング
(A)4H足押し安値150.617付近へ下落→ダウ転換上昇→目標4H足押し安値151.206

②ショート
(B)4H足レンジ上限151.756付近へ上昇→ダウ転換下落→目標4H足押し安値151.206
(C)4H足押し安値151.206をダウ下落→目標4H足押し安値150.617

3月通算:8勝4敗、勝率66.7%、+81.0 pips

(Trading View)

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