ファンダメンタルズ分析
本日のシナリオ
<注目材料>
(1)3/2の欧米マーケット影響
米国債利回り下落につれてドル円下落。米国雇用・労働関連指標の強い数値、FRB要人のタカ派発言でドル円上昇、ハト派発言で下落。トレンドを出す材料にはならず乱高下。
(2)経済指標
・東京消費者物価指数
・米国ISM非製造業景気指数
(3)要人発言
・FRB当局者
3/3は、週末を控えて決済も入りやすく、経済指標でサプライズの数値が出ない限り揉み合いが続きそう。
(ドル円動き例)
マーケットの動き
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
8:00~要人発言
米国カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(2023年FOMC投票権あり)
東京マーケット(9:00~15:00)
TOM(Turn of the Month)効果
株式投資の月末安・月初高アノマリー。期間は営業日ベースでの月末3日間程度、月初3日間程度。
月末の損益確定、毎月一定額を積み立てる投資信託などの購入が月末・月初に集中しやすい。株式購入で株高・円売り→ドル円上昇材料、株式売りで株安・円買い→ドル円下落材料になり得る。
8:30 経済指標
東京消費者物価指数2月度(Bloomberg)
全国消費者物価指数の先行指標で日本国内のインフレが進んでいる中で注目度が高まっている。
前年比:前回4.4%(改定)、予想3.3%、結果3.4%(○)
コア前年比:前回4.3%(改定)、予想3.3%、結果3.3%(○)
コアコアCPI前年比:前回3.0%(改定)、予想3.1%、結果3.2%(◎)
8:30 経済指標
日本雇用統計1月度
完全失業率:前回2.5%、予想2.5%、結果2.4%(◎)
有効求人倍率:前回1.35倍、予想1.37倍、結果1.35倍(△)
9:55 実質週末・五十日仲値(3/5休場につき)
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。
欧州マーケット(17:00~25:30)
NYマーケット(23:30~30:00)
23:45 経済指標
米国PMI確報値2月度
(過去の速報値発表日:10/24, 11/23, 12/16, 1/24,)
(過去の確報値発表日:10/3, 10/5, 11/1, 11/3, 12/1, 12/5, 1/3, 1/5, 2/1, 2/3, )
基準50。景気先行性高いため注目度高い。速報値は確報値より注目度高い。
サービス業:前回50.5、予想50.5、結50.6果(◎)
総合:前回50.2、予想50.2、結果50.1(×)
24:00 経済指標
米国ISM非製造業景気指数2月度(過去の発表日; 8/3, 9/6, 10/5, 11/3, 12/5, 1/6, 2/3)(Bloomberg)
景気の先行指標として注目度大。
基準50、前回55.2(改定)、予想54.6、結果55.1(○)
【考察】予想より強い数値でドル円上昇。
25:05 要人発言
FRB金融政策報告(MONETARY POLICY REPORT)(Bloomberg)
報告書は3/7と3/8のパウエルFRB議長の議会証言に先立ち公表。
「物価の安定回復のため、さらなる利上げが必要」
【考察】タカ派内容
26:59~要人発言
米国コリンズ・ボストン連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg)
「インフレは依然として高すぎる」
「追加利上げが必要」
【考察】タカ派発言
29:30 経済指標
IMM通貨先物(ポジション推移)
円ショート拡大
【考察】円売り材料
30:15~要人発言
米国バーキン・リッチモンド連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg)
「インフレが続く場合、利上げ継続と維持が必要」
「労働市場は依然として逼迫」
「インフレはピークを過ぎた可能性が高い」
「今年の利下げはない予想」
【考察】総じてタカ派発言
東京マーケット:揉み合いで方向性なし。
欧米マーケット:米国債利回り低下のドル売り止まらずドル円急落。ISM非製造業指数が予想より強い数値でドル円上昇したものの、サプライズ数値ではなかったため上昇継続なく、週末持越しを避けたいロング勢決済も入ったためか、FRB要人のタカ派発言相次ぐも全戻しの下落で引け。
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
通貨強弱
NYマーケットクローズ時点の通貨強弱
- GBP(リスクオン通貨):
- JPY(リスクオフ通貨):
- CHF(リスクオフ通貨):
- AUD(資源国リスクオン通貨):
- EUR(リスクオン通貨):
- NZD(資源国リスクオン通貨):
- CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):カナダ住宅建設許可件数と労働生産性指数の弱い数値で売り。
- USD(基軸通貨):
米国債イールドカーブ
3/3(金)は3/2(木)に対してブル(短期金利低下、長期金利低下、逆イールド拡大)でドル売り。ドルインデックス日足陰線でイールドカーブの関係と一致。
また、ドル円日足陰線であり、ドル売り影響を反映。
*逆イールドはリセッションのサイン(Bloomberg)
3月FOMCの利上げ幅市場コンセンサスは、25bpsが69.4%、50bpsが30.6%。(CME FedWatch Tool)
テクニカル分析
ドル円トレード
- 月足:2月陽線。ボリンジャーバンド+1σ下抜け。三尊の右肩形成しつつあり。
- 週足:2/27週、陽線形成中。戻り高値かつ20MAまで上昇しており、戻り売りも強い。
- 日足:3/2陽線。上昇チャネル。
- 4H足:上昇チャネル。
- 1H足:上昇チャネル。
- 15M足:レンジ。
【シナリオ】
①ロング
(A)4H足サポート136.472付近まで下落→ダウ上昇転換→目標4H足レジスタンス137.052
②ショート
(B)4H足サポート136.472かつ20MAをダウで下抜け→目標4H足サポート135.750
【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。
トレード1
136.472をダウで下抜け→(B)ショート→注目度が高い米国ISM非製造業景気指数発表が近づいた為、目標到達前に決済。
ショート:136.390
T/P:135.952
獲得pips:+43.8
3月通算:2勝0敗、勝率100.0%、平均RR1.71 、獲得Pips +68.4
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