2023年7月3日(月)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)6/30の欧米マーケット影響
注目の米国PCEデフレータは弱い数値でドル円下落。米国ミシガン大学消費者信頼感指数確報値・インフレ予測は強い数値だったが、月末・四半期末のポジション調整もあってか激しく乱高下。
揉み合いながら下落し、144.35で引け。

【米国市況】ナスダック100、AIブームで上期に歴史的上昇-円反発(Bloomberg

(2)経済指標
・米国PMI確報値:製造業
・米国建設支出
・米国ISM製造業景気指数

(3)要人発言
・政府日銀要人の円安牽制
・FRB要人

(4)その他
・7/4(火)米国独立記念日につき、7/3(月)休暇を取る人も多い。米国株式市場と債券市場は短縮取引で終わり。
・TOM(Turn of the Month)効果(アノマリー)
株式投資の月末安・月初高アノマリー。期間は営業日ベースでの月末3日間程度、月初3日間程度。
月末の損益確定、毎月一定額を積み立てる投資信託などの購入が月末・月初に集中しやすい。株式購入で株高・円売り→ドル円上昇材料、株式売りで株安・円買い→ドル円下落材料になり得る。

7/3は、6/30の影響を引き継ぎ軟調スタートになりそうだが、日米金融政策の違いによる円売り圧力は変わらず押し目買いが入りやすい展開。だが、政府・日銀の強い口先介入にも要警戒。
注目は米国ISM製造業景気指数だが、NYマーケットは参加者減少で閑散相場になりやすく大きな動きは期待薄か。

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

8:50 経済指標
日銀短観 第2四半期(日本銀行
大企業製造業・業況判断:前回1、予想3、結果5(◎)
日銀短観(大企業製造業・先行き):前回3、予想5、結果9(◎)
大企業非製造業・業況判断:前回20、予想22、結果23(◎)
大企業非製造業・先行き:前回15、予想21、結果20(△)
大企業全産業・設備投資:前回7.9%、予想9.9%、結果13.4%(◎)
「強い数値→日銀金融緩和修正期待→円買い材料」「弱い数値→日銀金融緩和継続期待→円売り材料」

大企業製造業の景況感、プラス5に改善-日銀短観(Bloomberg

東京マーケット(9:00~15:00)

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

22:45 経済指標
米国PMI確報値6月度
(速報値発表日:10/2411/2312/161/242/213/244/215/23, 6/23
基準50。景気先行性高いため注目度高い。速報値は確報値より注目度高い。
製造業:前回46.3、予想46.3、結果46.3(○)

23:00 経済指標
米国建設支出5月度
前月比:前回1.2%(改定0.4)、予想0.6%、結果0.9%(◎)

23:00 経済指標
米国ISM製造業景気指数6月度:景気の先行指標として注目度大。
(発表日; 8/19/110/311/112/11/42/13/14/35/1, 6/1, 7/3)
基準50、前回46.9、予想47.1、結果46.0(×)
米ISM製造業総合景況指数、6月は46に低下-20年5月以来の低水準(Bloomberg


【考察】弱い数値で初動は144.00割れまで下落するも、円の弱さを材料に押し目買いの機会となり全戻しから上昇継続。

<まとめ>
東京マーケット:
リスクオン円売り、日米金利差由来のドル買い円売り、と日本当局による介入警戒感が交錯しドル円乱高下。
きょうの国内市況(7月3日):株式、債券、為替市場(Bloomberg

欧米マーケット:
米国ISM製造業景況指数の弱い数値で一時143.99円まで急落したが、米国経済は総じて堅調のなか単発の指標では見方を変えられずドル売り限定的。一方、日銀金融政策継続は変わらないことから、日米金利差を背景にラウンドナンバー144.00付近から押し目買いも強く144.76円付近まで急騰。
注目の米国経済指標が弱くともドル売りが弱いことから、今後の指標で強い数値が出れば大きなドル円上昇に繋がりそう。

【欧州市況】株は小幅安、エネルギー株は上昇-ドイツ・英国債が下落(Bloomberg
【米国市況】株は続伸、弱い経済指標の影響払いのける-テスラ大幅高(Bloomberg

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

米国債イールドカーブ

7/3(月)は6/30(金)に対してベア(短期金利上昇、長期金利上昇)、逆イールド拡大のドル買い・売り材料交錯。(U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY)

米2ー10年債、逆イールドが進行-1980年代以来の大幅な差に接近(Bloomberg

FOMCの利上げ幅見通し(CME FedWatch Tool
7月度:据え置き11.3%。25bps引き上げ88.7%。

テクニカル分析

トレード

  • 月足:6月陽線確定。
  • 週足:6/26週、陽線確定。
  • 日足:6/30陰線。上昇トレンド。
  • 4H足:レンジ。
  • 1H足:下降トレンド。
  • 15M足:下降チャネル。

【シナリオ】

①ロング
(A)1H足サポート144.175付近まで下落→ダウ転換上昇→目標1H足レジスタンス144.578

②ショート
(B)1H足レジスタンス144.578又は1H足20MA付近まで上昇→1H足サポート144.175をダウ下落→目標1H足サポート143.797

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

トレード1
米国ISM製造業景気指数の弱い数値で144.175をダウなし下落→(B)ショート
ショート:144.051
S/L:144.201
獲得pips:-15.0
考察:ラウンドナンバー144.00付近から押し目買いの強さを見ておくべきであった。

7月通算:0勝1敗、勝率0.0%、平均RR 、獲得Pips -15.0

(Trading View)

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