2023年10月12日(木)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)10/11の欧米マーケット影響
欧州オープン直前に148.98を付けたが、「米追加利上げ観測後退→米国債利回り低下→ドル売り」、「中東情勢悪化→安全資産の米国債買いドル売り、地政学リスクオフ円買い」で148.58へ急落。
しかし、米国ボウマンFRB理事のタカ派発言でドル円下げ止まり。
米国生産者物価指数は強い数値で149.08へ上昇したが、切り番149.00付近では戻り売りやロング勢決済も入りやすく、一旦下押ししたが、米国ウォラーFRB理事のタカ派発言や米国10年債入札不調で上昇継続し、日足高値149.33を付けた。日足終値149.18。

(2)経済指標
・日本国内企業物価
・米国新規失業保険申請件数、失業保険継続申請件数
・米国消費者物価指数
・米国30年債入札
・米国月次連邦財政収支

(3)要人発言
・政府日銀の円安牽制
・中国人民銀行の元安牽制(元買いドル売り材料)
・FRB要人

(4)その他
・中東情勢の地政学リスクオフ
・IMF年次総会(10/9~10/15)
・G20財務大臣、中央銀行総裁会議(10/12~10/13)

注目は中東情勢の動向、米国消費者物価指数。
前日の米国生産者物価指数が強い数値であったことから、米国消費者物価指数が強ければ米追加利上げ観測で150円台乗せもあり得る。
一方で、弱い数値が出れば、中東情勢悪化に伴う米追加利上げ観測後退と相まって148円前半を目指す流れになりそう。
強弱入り交じる数値となればドル円乱高下の可能性あることから、急変動が収まるまでは様子見が適切か。

<中東情勢のドル・円方向性>
「中東情勢悪化→地政学リスクオフ円買い」
「中東情勢悪化→安全資産の米国債買い→米国債利回り低下→ドル売り」
「原油先物価格上昇→インフレ懸念→ドル買い・円売り」
「世界的景気悪化へ波及→株先物・株価指数下落→リスクオフ円買い(リスクオフドル買いも生じやすい)」
「世界的景気悪化へ波及→米利上げ期待後退→ドル売り」
「有事のゴールド買い→ドル売り」

コラム:有事のドル・米国債買い、ガザ危機で再燃へ(Reuters

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

8:50 経済指標
日本国内企業物価
前月比:前回0.3%(改定-)、予想0.3%、結果-0.3%(×)
前年比:前回3.2%(改定3.3)、予想2.5%、結果2.0%(×)

東京マーケット(9:00~15:00)

10:37~要人発言
野口日銀審議委員
YCC再修正、現時点で慌てて対応する必要はない-野口日銀委員(Bloomberg

【考察】ハト派発言→ドル円上昇

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

21:30 経済指標
米国新規失業保険申請件数
失業者が初めて申請した失業保険給付の申請件数を示す指標。失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されます。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回20.7万件(改定20.9)、予想21.0万件、結果20.9万件(○)

米国失業保険継続申請件数
新規申請後に失業保険の申請を継続している人数を示す指標。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回166.4万件(改定167.2)、予想167.6万件、結果170.2万件(×)

21:30 経済指標
米国消費者物価指数(CPI)(過去の発表日; 10/1311/1012/131/122/143/144/125/106/137/128/10, 9/13, 10/12)
FRBが金融政策を決定する上で、インフレ変動を把握する重要指標。CPIは米国生産者物価指数(PPI)の川下に相当する指標でPPIより注目度は高い。コア指数が特に重要。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」

前月比:前回0.6%(改定)、予想0.4%、結果0.4%(○)
前年比:前回3.7%(改定)、予想3.6%、結果3.7%(○)
コア前月比:前回0.3%(改定)、予想0.4%、結果0.3%(△)
コア前年比:前回4.3%、予想4.1%、結果4.1%(○)

米CPI、コアが2カ月連続で高めの伸び-FRBの方針裏付け(Bloomberg

【考察】
発表前:警戒感からか方向感なく小幅推移。
発表後:総じて強い数値→ドル円上昇。9月度発表と異なり素直な動き。

25:27~要人発言
財務省幹部
「G7は過度な為替変動は問題と認識」

【考察】円安牽制発言→ドル円上げ止まり

26:00 経済指標
米国30年債入札(Upcoming Auctions
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回4.345%、結果4.837%(×)
応札倍率:前回2.46倍、結果2.35倍(×)

【考察】入札不調→ドル円上昇

27:00 経済指標
米国月次連邦財政収支→発表延期
マイナスは財政赤字、プラスは財政黒字。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」
前回893億ドル、予想-1410億ドル、結果億ドル()

29:00~要人発言
米国コリンズ・ボストン連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)
(過去の発言:5/25, 5/31, 8/24, 9/6, 9/22, 10/11, 10/12)
ボストン連銀総裁、利回り上昇続けば追加利上げの必要性低下も(Bloomberg

【考察】ハト派発言→ドル円下落

<まとめ>
東京マーケット:
日足始値149.18。
「中東情勢悪化→米追加利上げ観測後退→ドル売り」で東京安値148.98を付けたが、マーケットオープン後「米追加利上げ観測後退→株先物・株価指数上昇→円売り」となり、円売り強く東京高値149.27を付けた。その後、「米追加利上げ観測後退→ドル売り」が強まり全戻しの下落。
東京マーケットは行ってこいの展開で方向性なし。

きょうの国内市況(10月12日):株式、債券、為替市場(Bloomberg

欧米マーケット:
欧州オープン直前に日足安値148.96を付けたが、切り番149.00付近のサポートは固く揉み合い。
注目の米国消費者指数は総じて強い数値で「米追加利上げ観測→ドル買い」からドル円急騰、更に米国30年債入札不調でドル円上昇後押し日足高値149.83を付けた。
(10/11米国生産者物価指数の強い数値、米国10年債入札不調のドル円上昇と似た動き)
日足終値149.82。

【米国市況】株反落、CPI受けて利上げ観測高まる-ドル149円後半(Bloomberg

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

(Trading View)

米国債イールドカーブ

10/12(木)は10/11(水)に対しベア(短期金利上昇、長期金利上昇)、逆イールド縮小。ドル買い材料(U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY)

FOMCの利上げ幅見通し(CME FedWatch Tool
11月公表:据え置き88.2%、25bps引き上げ11.8%、50bps引き上げ0.0%

テクニカル分析

トレード

  • 月足:10月陰線形成中。レンジ内の上昇トレンドでレンジ実体上限到達。
  • 週足:10/9週、陽線形成中。上昇トレンド中の調整波。
  • 日足:10/11陽線。チャネル下限かつ20MA到達から上昇中。
  • 4H足:上昇トレンド。
  • 1H足:上昇トレンド。
  • 15M足:上昇トレンド。

【シナリオ】

①ロング
(A)4H足レジスタンス149.401をダウ上昇→目標日足レジスタンス149.863
(B)4H足サポート148.664付近まで下落→ダウ転換上昇→目標ラウンドナンバー149.00

②ショート
(C)1H足レジスタンス149.258付近まで上昇→ダウ転換下落→目標1H足サポート149.003
(D) (C)後、1H足サポート149.003かつ1H足20MAをダウ下落→目標4H足サポート148.664

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

10月通算:4勝2敗、勝率66.7%、獲得Pips +69.1

(Trading View)

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