ファンダメンタルズ分析
本日のシナリオ
1.経済指標
・米国新規失業保険申請件数、米国失業保険継続申請件数
・米国生産者物価指数(PPI)
・米国30年債入札
・ECB理事会
2.要人発言
・政府日銀円安牽制
・米国トランプ次期大統領
・FEDウォッチャー、WSJ紙のニック氏(Twitter):FRBブラックアウト期間(FOMC開催前週の土曜日から公表翌日までの13日間:12/7~12/19)につき
・ラガルドECB総裁
3.その他
・日銀会合関連リーク報道
・日本メジャーSQ算出前日
・政情不安リスクオフ(韓国、フランス)
・地政学リスクオフ(中東、ウクライナ・ロシア)
4.参考情報
最近の相場を動かす主な材料は、①米国労働市場、②インフレ、③米国経済成長、④地政学リスク、⑤米国大統領選挙、⑥円キャリー取引(促進or巻き戻し)に分類できます。
5.本日の注目材料
(1)米国経済指標
注目は米国生産者物価指数と米国新規失業保険申請件数、米国失業保険継続申請件数です。
(2024年、米国生産者物価指数発表日のドル円動きまとめ)
マーケット動向
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
東京マーケット(9:00~15:30)
欧州マーケット(17:00~26:00)
NYマーケット(23:30~30:00)
22:15 経済指標
ECB理事会
(過去の速報発表日:1/25, 3/7, 4/11, 6/6, 7/18, 9/12, 10/17, 12/12)
政策金利:前回3.65%、予想3.40%、結果%()
ECB声明:
【考察】
22:50~要人発言
ラガルドECB総裁
【考察】
22:30 経済指標
米国新規失業保険申請件数
失業者が初めて申請した失業保険給付の申請件数を示す指標。失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されます。失業保険継続申請件数より注目度は高い。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回22.4万件(改定)、予想22.0件、結果万件()
米国失業保険継続申請件数
新規申請後に失業保険の申請を継続している人数を示す指標。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回187.1万件(改定)、予想万件、結果万件()
【考察】
22:30 経済指標
米国生産者物価指数(PPI)
(発表日; 1/12, 2/16, 3/14, 4/11, 5/14, 6/13, 7/12, 8/13, 9/12, 10/11, 11/14, 12/12)
国内生産者が販売する商品やサービスの価格を把握する指標。FRBが金融政策を決定する上でインフレ変動を把握する重要指標。コア指数が特に重要。PPIは米国消費者物価指数(CPI)の川上に相当する指標でCPIより注目度は低い。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」
前月比:前回0.2%(改定)、予想0.3%、結果%()
前年比:前回2.4%(改定)、予想2.6%、結果%()
コア前月比:前回0.3%(改定)、予想0.2%、結果%()
コア前年比:前回3.1%(改定)、予想3.3%、結果%()
【考察】
発表前:。直前(付近)
発表後:
27:00 経済指標
米国30年債入札(Upcoming Auctions)
「最高落札利回り低い、応札倍率高い、テールが短い→入札好調→国債価格上昇→利回り低下→ドル売り材料」
「最高落札利回り高い、応札倍率低い、テールが長い→入札不調→国債価格低下→利回り上昇→ドル買い材料」「国債入札→市場へ国債供給イベント→国債価格下落→利回り上昇」にもなりやすいことから、「入札前から織り込み→利回り上昇→ドル買い」や「入札通過→Sell the factドル売り」が生じることもあります。
(過去の発表日:9/12, 10/10, 11/6, 12/12)
発行額(Offering Amount):220億ドル
最高落札利回り(High Yield):前回4.608%、結果%()
応札倍率(Bid to Cover Ratio, 応札額/発行額):前回2.64倍、結果倍()
外国中銀など間接入札者の落札比率(Indirect Bidder):前回62.7%、結果%()
テール(Bid利回りと落札利回りの差):前回-2.2bps、結果bps()。
WI:%
【考察】
<まとめ>
東京マーケット:
日足始値152.43
欧米マーケット:
日足終値
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
通貨強弱
<ドル>
買い材料:
売り材料:
<円>
買い材料:
・
売り材料:
・2024年6月調査想定為替レート上期144.96(日本銀行、短観)以上推移→日本企業業績改善・株上昇(円キャリー促進)
・構造的円売り(日米金融政策差[日本実質金利マイナスで金融緩和環境継続]、新NISA等海外投資急増、デジタル赤字増加等、骨太方針の家計支援で財政支出増)
・その他円売り(自動車認証不正問題、航空燃料不足・パイロット不足・クレジットカード利用赤字によるインバウンド関連の旅行収支悪化懸念)
政策金利市場織り込み
テクニカル分析
トレードシナリオと結果
- 月足:12月陽線形成中。レンジ。三尊右肩付近。
- 週足:12/9週、陽線形成中。レンジ。ダウ転換シグナル付近
- 日足:12/11陽線。上昇トレンド。20MA付近
- 4H足:上昇トレンド。
- 1H足:上昇チャネル。
- 15M足:レンジ。
【シナリオ】
①Long
(A)4H足押し安値151.704付近へ下落→転換上昇→目標1H足レンジ安値152.131
(B)日足安値151.004付近へ下落→転換上昇→目標4H足押し安値151.704
②Short
(C)1H足レンジ安値152.131かつ1H足20MAをダウ下落→目標4H足押し安値151.704
(D)4H足押し安値151.704かつ4H足20MAをダウ下落→目標日足安値151.004
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