2023年4月10日(月)~4月16日(日)ドル円注目材料まとめ(4/14更新)

ドル(USD)

経済指標
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

2023/4/10(月)

欧州マーケット、イースターマンデーで祝日休場

21:30 経済指標
米国卸売在庫確報値2月
前月比:前回0.2%(改定)、予想0.2%、結果0.1%(×)

24:00 経済指標
米国ニューヨーク連銀インフレ期待調査(Bloomberg
1年後:前回4.2%、結果4.3%(◎)
3年後:前回2.7%、結果2.8%(◎)
5年後: 前回2.6%、結果2.5%(✕)

29:12~要人発言
米国ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁(2023年FOMC投票権あり)(Reuters
「今年のインフレ率は約3.75%になると予想」
「2025年までにインフレ2%に戻ると予想」

【考察】ハト派発言

2023/4/11(火)

22:04~要人発言
米国ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁(2023年FOMC投票権あり)(Bloomberg
「あと1回利上げは妥当」
「インフレは依然として高い」
「小売売上高や消費者物価指数などに注目」

【考察】タカ派発言でドル円上昇。材料ない中での発言だったことで大きめの反応となったか。

22:42~要人発言
米国イエレン財務長官(Bloomberg
「米国のインフレは依然として高すぎるが、ここ半年で緩和した」

【考察】タカ派・ハト派発言

26:00 経済指標
米国3年債入札(Upcoming Auctions
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回4.635%、結果3.810%(×)

【考察】入札不調でドル円上昇継続。

26:30~要人発言
米国グールズビー・シカゴ連銀総裁(2023年FOMC投票権あり)(Bloomberg
「積極的な利上げには注意すべき」

【考察】ハト派発言でドル円下落

2023/4/12(水)

7:02~要人発言
米国ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁(2023年FOMC投票権あり)(Reuters)(Bloomberg
「経済を減速させる措置が機能している兆候がある」
「やりすぎに注意を払うべき」
「インフレ2%への回帰にコミット」

【考察】ハト派・タカ派発言

8:53~要人発言
米国カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(2023年FOMC投票権あり)
「インフレ2%目標は変更されるべきではない」
「インフレ低下は債券市場ほど楽観的ではない」

【考察】タカ派発言でドル円上昇

21:30 経済指標
米国消費者物価指数3月度(CPI)(過去の発表日; 8/109/1310/1311/1012/131/122/143/14, 4/12)(Bloomberg
FRBが金融政策を決定する上で、インフレ変動を把握する重要指標。CPIは米国生産者物価指数(PPI)の川下に相当する指標でPPIより注目度は高い。コア指数が特に重要。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」

前月比:前回0.4%(改定)、予想0.3%、結果0.1%(×)
前年比:前回6.0%(改定)、予想5.2%、結果5.0%(×)
コア前月比:前回0.5%(改定)、予想0.4%、結果0.4%(○)
コア前年比:前回5.5%、予想5.6%、結果5.6%(○)

【考察】強弱入り交じる数値。注目度の高いコア指数は強い数値だったものの、総合指数がサプライズの弱い数値でドル円急落。

23:33~要人発言
米国バーキン・リッチモンド連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg
「コアインフレが焦点」
「インフレピークは過ぎたが、まだ先はある」

【考察】米国CPI発表を受けてもタカ派発言でドル円上昇

25:00~要人発言
米国デイリー・サンフランシスコ連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg
「2023年までにインフレ3%を少し上回る見込み」
「利上げに関してさらにやるべきことがある」
「2%のインフレ目標にコミット」

【考察】米国CPI発表を受けてもタカ派発言でドル円上昇

26:00 経済指標
米国10年債入札(Upcoming Auctions
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回3.985%、結果3.455%(×)

【考察】入札不調でドル円上昇

27:00 経済指標
米国月次連邦財政収支3月度
マイナスは財政赤字、プラスは財政黒字。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」
前回-2624億ドル、予想-3000億ドル、結果-3781億ドル(×)

27:00 経済指標
米国FOMC議事要旨3月度(過去の発表日:8/1710/1211/231/42/22, 4/12)(Bloomberg
ターミナルレートに関する議論などに注目。
「今年後半にマイルドな景気後退を予想」
「銀行信用不安で多くの参加者が金利ピーク見通しを引き下げ」

【考察】ハト派内容、米国景気後退懸念でドル円下落

2023/4/13(木)

21:30 経済指標
米国新規失業保険申請件数(Bloomberg
失業者が初めて申請した失業保険給付の申請件数を示す指標。失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されます。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回22.8万件(改定)、予想23.3万件、結果23.9万件(×)

米国失業保険継続申請件数
新規申請後に失業保険の申請を継続している人数を示す指標。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回182.3万件(改定)、予想182.0万件、結果181.0万件(◎)

21:30 経済指標
米国生産者物価指数(PPI)3月度(過去の発表日; 8/119/1410/1211/1512/91/182/16, 3/15, 4/13)(Bloomberg
国内生産者が販売する商品やサービスの価格を把握する指標。FRBが金融政策を決定する上でインフレ変動を把握する重要指標。コア指数が特に重要。PPIは米国消費者物価指数(CPI)の川上に相当する指標でCPIより注目度は低い。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」

前月比:前回-0.1%(改定0.0)、予想0.0%、結果-0.5%(×)
前年比:前回4.6%(改定4.9)、予想3.1%、結果2.7%(×)
コア前月比:前回0.0%(改定0.2)、予想0.3%、結果-0.1%(×)
コア前年比:前回4.4%(改定4.8)、予想4.1%、結果3.4%(×)

【考察】全て弱い数値→米利上げ期待後退→米国債利回り低下→ドル売り→ドル円急落。Bad newsに素直な反応。ダウ・日経先物は米利上げ期待後退で上昇。

26:00 経済指標
米国30年債入札(Upcoming Auctions
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回3.877%、結果3.661%(×)

【考察】入札不調でドル円上昇。

2023/4/14(金)

19:01~要人発言
米国ボスティック・アトランタ連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Reuters
「最近の物価動向は1回以上の利上げと合致」

【考察】タカ派発言だが強い表現なし。ドル円は上昇。

19:53 米国主要企業決算
JPモルガン・チェース(Bloomberg
売上高:予想361億ドル、結果383億ドル(◎)
EPS:予想3.41ドル、結果4.1ドル(◎)

21:04 米国主要企業決算
シティグループ(Bloomberg
売上高:予想200.5億ドル、結果214億ドル(◎)
EPS:予想1.7ドル、結果2.19ドル(◎)

21:30 経済指標
米国小売売上高3月度(Bloomberg
個人消費が米国GDPの約2/3を占めており、その動向を表す小売売上高の注目は高い。米国個人消費や米国消費者信頼感とも相関性があることからも重要な指標。
前月比:前回-0.4%(改定-0.2)、予想-0.5%、結果-1.0%(×)
コア前月比:前回-0.1%(改定)、予想-0.5%、結果-0.8%(×)

21:30 経済指標
米国輸入物価指数3月度(Bloomberg
前月比:前回-0.1%(改定-0.2)、予想0.0%、結果-0.6%(×)
前年比:前回-1.1%(改定)、予想-3.8%、結果-4.6%(×)

米国輸出物価指数3月度
前月比:前回0.2%(改定0.4)、予想0.1%、結果-0.3%(×)

【考察】全て弱い数値にも関わらずドル円の下げは一瞬で急騰。ファンダメンタルズに逆行する動きであることから投機筋の仕掛けか。

21:36~要人発言
米国グールズビー・シカゴ連銀総裁(Bloomberg
「インフレは下がってきている」
「過度に利上げに積極的であってはならない」

【考察】ハト派発言

21:45~要人発言
米国ウォラーFRB理事(Bloomberg
「インフレはまだ高すぎる」
「金利をさらに引き上げる必要」

【考察】タカ派発言でドル円上昇

22:15 経済指標
米国鉱工業生産指数3月度(Bloomberg
鉱工業部門の生産動向を数値化したもので景気実態を把握する速報性に優れることから注目度が高い。
前回0.0%(改定)、予想0.3%、結果0.4%(◎)


米国設備稼働率3月度
生産能力に対する実際の生産量の比率。設備投資とインフレの先行指標であることから注目度高い。
前回78.0%(改定79.1)、予想78.9%、結果79.8%(◎)

23:00 経済指標
米国ミシガン大学消費者信頼感指数速報値4月度(過去の速報値発表日;9/16, 10/14, 11/11, 12/9, 1/13, 2/10, 3/17, 4/14)(Bloomberg
米国コンファレンスボード消費者信頼感指数に先行して発表されるため注目度は高い。米国GDPの約70%を占める個人消費の動向を確認できる。
前回62.0、予想62.0、結果63.5(◎)

米国ミシガン大学インフレ予測速報値4月度
1年先:前回3.6%、予想3.7%、結果4.6%(◎)
5年先:前回2.9%、予想2.9%、結果2.9%(○)

2023/4/15(土)

2023/4/16(日)

円(JPY)

2023/4/10(月)

8:50 経済指標
日本国際収支2月度(日本経済新聞
経常収支:前回-19766億円(改定-19893)、予想22500億円、結果21972億円(△)
経常収支(季調済):前回2163億円(改定2036)、予想11200億円、結果10892億円(△)
貿易収支:前回-31818億円、予想-5178億円、結果-6041億円(△)

9:55 五十日仲値
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。

10:10 要人発言
日本銀行
「植田日銀総裁が午後7時15分頃から就任記者会見」

【考察】警戒感からかドル円揉み合い。

18:27~要人発言
植田日銀総裁(Bloomberg
「政府と日銀の共同声明、直ちに見なす必要ないと岸田首相と合意」

【考察】金融政策修正の可能性が後退と判断された為かドル円上昇。

19:19~要人発言
植田日銀総裁(就任会見)(Bloomberg)(Bloomberg
27-28日の日銀金融政策決定会合に向けて、マイナス政策金利やYCC修正有無が注目されるが、金融緩和継続発言に留まる可能性が高いか。
「YCCとマイナス金利は継続」

【考察】ハト派発言で早期政策変更期待が後退し、円売り主導のドル円急騰。

19:22~要人発言
氷見野日銀副総裁
「金融緩和が経済の好循環につながる」

【考察】ハト派発言でドル円急騰継続

19:23~要人発言
内田日銀副総裁
「いかに金融緩和を継続するかが課題」

【考察】ハト派発言でドル円急騰継続

2023/4/11(火)

2023/4/12(水)

8:50 経済指標
日本国内企業物価3月度
前月比:前回-0.4%(改定)、予想0.2%、結果0.0%(△)
前年比:前回8.2%(改定)、予想7.3%、結果7.2%(×)

8:50 経済指標
日本機械受注2月度(日本経済新聞
設備投資の先行指標。
前月比:前回9.5%、予想-6.5%、結果-4.5%(○)
前年比:前回4.5%、予想4.5%、結果9.8%(◎)

15:17~要人発言
植田日銀総裁(第98回信託大会、内田副総裁代読)(Bloomberg
「金融緩和を継続していく」

【考察】ハト派発言。サプライズなく反応薄。

2023/4/13(木)

6:58~要人発言
植田日銀総裁
「G7で物価目標達成まで金融緩和を継続すると述べた」
「日本のインフレ率は今後減速する見通し」

【考察】ハト派発言でドル円上昇

7:34 要人発言
首相官邸(Bloomberg
「北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射」

【考察】地政学リスクオフ、落下確認まで時間が掛かりドル円下落

2023/4/14(金)

9:55 実質五十日仲値(4/15休場につき)
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。

10:09~要人発言
植田日銀総裁
「G20で金融緩和維持する姿勢と説明」

【考察】連日のハト派発言。材料にならずドル円下落継続。

28:30 経済指標
IMM通貨先物(4/11時点)(ポジション推移
円ショート拡大

【考察】円売り材料

2023/4/15(土)

2023/4/16(日)

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