ファンダメンタルズ分析
本日のシナリオ
1.経済指標
・日本実質GDP1次速報値第3四半期
・日本5年債入札
・米国輸入、輸出物価指数
・米国NY連銀製造業景気指数
・米国小売売上高
・米国鉱工業生産指数、米国設備稼働率
・米国アトランタ連銀GDP Now
・IMM通貨先物円ポジション
2.要人発言
・政府日銀円安牽制
・FRB要人
3.その他
・五十日仲値
・地政学リスクオフ(中東、ウクライナ・ロシア)
4.参考情報
最近の相場を動かす主な材料は、①米国労働市場、②インフレ、③米国経済成長、④地政学リスク、⑤米国大統領選挙、⑥円キャリー取引(促進or巻き戻し)に分類できます。
5.本日の注目材料
(1)米国経済指標
注目は米国小売売上高です。
(2024年、米国小売売上高発表日のドル円動きまとめ)
マーケット動向
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
6:15~要人発言
米国ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁(2024年FOMC投票権あり)
(過去の発言:9/6, 9/26, 10/4, 10/10, 11/14)
:政策スタンスは中立。前回10/10タカ派発言
【考察】
8:50 経済指標
日本実質GDP1次速報値第3四半期(内閣府)
前期比:前回0.7%(改定)、予想%、結果%()
前期比年率:前回2.9%(改定)、予想%、結果%()
GDPデフレータ[=名目GDP/実質GDP]前年比:前回3.2%(改定)、予想%、結果%()
東京マーケット(9:00~15:30)
9:55 五十日仲値
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあります。
12:35 経済指標
日本5年債入札(財務省)
「最高落札利回り低い、応札倍率高い、テールが短い→入札好調→国債価格上昇→利回り低下→円売り材料」
「最高落札利回り高い、応札倍率低い、テールが長い→入札不調→国債価格低下→利回り上昇→円買い材料」
但し、「国債入札→市場へ国債供給イベント→国債価格下落→利回り上昇」にもなりやすいことから、「入札前から織り込み→利回り上昇→円買い」や「入札通過→Sell the fact円売り」が生じることもあります。
発行予定額:2兆3000億円程度
最高落札利回り:前回0.568%、結果%()
応札倍率:前回3.73倍、結果倍()
テール:前回3銭、結果銭()
【考察】
欧州マーケット(17:00~26:00)
NYマーケット(23:30~30:00)
22:30 経済指標
米国輸入物価指数
前月比:前回-0.4%(改定-)、予想-%、結果-%()
前年比:前回-0.1%(改定)、予想%、結果%()
米国輸出物価指数
前月比:前回-2.1%(改定-)、予想-%、結果-%()
前年比:前回-0.7%(改定-)、予想-%、結果-%()
【考察】
22:30 経済指標
米国NY連銀製造業景気指数
米国フィラデルフィア連銀製造業景気指数や米国ISM製造業購買担当者景気指数の先行指標として注目されます。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」。
基準0、前回-11.9、予想、結果()
【考察】
22:30 経済指標
米国小売売上高
個人消費が米国GDPの約2/3を占めており、その動向を表す小売売上高の注目は高い。米国個人消費や米国消費者信頼感とも相関性があることからも重要な指標。特にコア指数が重要視されます。
(過去の発表日; 1/17, 2/15, 3/14, 4/15, 5/15, 6/18, 7/16, 8/15, 9/17, 10/17,11/15)
前月比:前回0.4%(改定)、予想%、結果%()
コア前月比:前回0.5%(改定)、予想%、結果%()
【考察】
発表前:直前。
発表後:
23:15 経済指標
米国鉱工業生産指数
鉱工業部門の生産動向を数値化したもので景気実態を把握する速報性に優れることから注目度が高い。
前回-0.3%(改定)、予想%、結果%()
米国設備稼働率
生産能力に対する実際の生産量の比率。設備投資とインフレの先行指標であることから注目度高い。
前回77.5%(改定)、予想%、結果%()
【考察】
27:00 経済指標
米国アトランタ連銀GDP Now(US Atlanta Fed)(Investing.com)
米国アトランタ連銀が各種経済指標を基に算出した米国実質GDPの先行指標です。比較的精度が高いことから市場の注目度が上がっています。
Q4:前回%、予想%、結果%()
【考察】
29:30 経済指標
IMM通貨先物時点(Investing.com)
円ショート
<まとめ>
東京マーケット:
日足始値156.28
欧米マーケット:
日足終値
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
通貨強弱
<ドル>
買い材料:
売り材料:
<円>
買い材料:
・
売り材料:
・2024年6月調査想定為替レート上期144.96(日本銀行、短観)以上推移→日本企業業績改善・株上昇(円キャリー促進)
・構造的円売り(日米金融政策差[日本実質金利マイナスで金融緩和環境継続]、新NISA等海外投資急増、デジタル赤字増加等、骨太方針の家計支援で財政支出増)
・その他円売り(自動車認証不正問題、航空燃料不足・パイロット不足・クレジットカード利用赤字によるインバウンド関連の旅行収支悪化懸念)
政策金利市場織り込み
テクニカル分析
トレードシナリオと結果
- 月足:11月陽線形成中。レンジ。BB+1σ付近。
- 週足:11/11週、陽線形成中。上昇トレンド。BB+1σ付近。
- 日足:11/13陽線。上昇トレンド。
- 4H足:上昇トレンド。
- 1H足:上昇トレンド。
- 15M足:レンジ。
【シナリオ】
①Long
(A)4H足押し安値155.734付近へ下落→転換上昇→目標4H足三尊肩156.102
(B)日足高値156.421をダウ上昇→目標4H足レンジ安値156.793
②Short
(C)4H足ダウ高値156.102かつ1H足20MAをダウ下落→目標4H足押し安値155.734
(D)4H足押し安値155.734かつ4H足20MAをダウ下落→目標4H足押し安値155.410
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