2024年、米国ISM非製造業景気指数発表日のドル円動きまとめ

ドル円戦略

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1/5(金)
24:00 経済指標
米国ISM非製造業景気指数(ISM Report On Business
(過去の発表日; 1/62/33/34/55/36/57/68/39/610/411/312/5, 1/5)
景気の先行指標として注目度大。
基準50、前回52.7(改定)、予想52.5、結果50.6(×)

・仕入価格:前回58.3、予想57.3、結果57.4(○)
・新規受注:前回55.5、予想56.1、結果52.8(×)
・雇用:前回50.7、予想51.0、結果43.3(×)

【考察】
発表前:米国雇用統計(強)で日足高値145.98へ上昇するも、切番146.00抜けられず全戻し下で1H足チャネル下限付近。直前145.09。
発表後:総じて弱い数値。急落で日足安値143.81付け(下落幅=145.09-143.83=1.26)。
しかし、切番144.00や日足戻り高値の転換サポート143.83付近から強い押し目買い入り144.90へ急反発(約85%戻し)から揉み合い。

2/5(月)
24:00 経済指標
米国ISM非製造業景気指数(ISM Report On Business
基準50、前回50.6(改定)、予想52.0、結果53.4(◎)

・仕入価格:前回57.4、予想56.5、結果64.0(◎)
・新規受注:前回52.8、予想54.8、結果55.0(◎)
・雇用:前回43.3(改定43.8)、予想49.4、結果50.5(◎)

【考察】
発表前:材料交錯の乱高下。直前148.39
発表後:強い数値。日足高値148.90(日足戻り高値ヒゲ先148.81付近)へ急上昇するも、切番149.00乗せ失敗すると148.49へ急落(約76%戻し)から揉み合い。
1月度と同じく一気に日足抵抗到達しても突破できず。

3/5(火)
24:00 経済指標
米国ISM非製造業景気指数(ISM Report On Business
基準50、前回53.4(改定)、予想53.0、結果52.6(×)

・仕入価格:前回64.0、予想62.0、結果58.6(×)
・新規受注:前回55.0、予想54.4、結果56.1(◎)
・雇用:前回50.5、予想51.4、結果48.0(×)

【考察】
発表前:リスクオフ欧州株下落に連れてドル円下落から米PMI確報値(強)で上昇。直前150.13
発表後:総じて弱い数値。かつ同刻発表指標も弱く急落し、日足安値149.71付け(下落幅=150.13-149.71=0.42)。
しかし、日足レンジ安値149.93や4H足押し安値149.77からの押し目買いにより全戻し上昇。その後、該押し目買い勢撤退したことで、改めて指標(弱)により再下落。
1月・2月度と同じく一気に日足抵抗到達しても突破できず。

4/3(水)
23:00 経済指標
米国ISM非製造業景気指数(ISM Report On Business
基準50、前回52.6(改定)、予想52.8、結果51.4(×)、2か月連続低下

・仕入価格:前回58.6、予想58.4、結果53.4(×)、4年ぶり低水準
・新規受注:前回56.1、予想55.5、結果54.4(×)
・雇用:前回48.0、予想49.0、結果48.5(△)

【考察】
発表前:リスクオン欧州株上昇、米国ADP雇用者数・米国PMI確報値(強)、FRB要人タカ派発言を受けて、日足高値151.95へ到達。直前151.92
発表後:総じて弱い数値。初動日足レンジ高値151.65へ急落するも、151.86へほぼ全戻し。日足抵抗から押し目買い続くも、指標(弱)の影響が強く揉み合いながら151.58へ再下落(下落幅=151.92-151.58=0.34)。その後、1H足押し安値151.60付近で揉み合い。
ここでも、1~3月度と同じく一気に日足抵抗到達しても突破できずに、一旦戻しが入った後に再び指標(弱)が反映される流れ。

5/3(金)
23:00 経済指標
米国ISM非製造業景気指数(ISM Report On Business
基準50、前回51.4(改定)、予想51.9、結果49.4(×)

・仕入価格:前回53.4、予想55.0、結果59.2(◎)、2024年1月以来の高値更新
・新規受注:前回54.4、予想54.5、結果52.2(×)
・雇用:前回48.5、予想49.0、結果45.9(×)

【考察】
発表前:米国雇用統計(弱)で日足安値151.86を付けると、切番152.00や日足レンジ高値151.86からの押し目買い、米国PMI確報値(強)とFRB要人タカ派発言で上昇。直前152.52
発表後:総じて弱い数値。初動152.17へ下押しするも、仕入価格サプライズ(強)のインフレ懸念から全戻しから153.08へ上昇し揉み合い。
1~4月度と異なり日足抵抗に届かず戻し発生。日足抵抗の戻しが強い為か上昇勢い収束しても、指標(弱)による再下落なし。

6/5(水)
23:00 経済指標
米国ISM非製造業景気指数(ISM Report On Business
基準50、前回49.4(改定)、予想51.1、結果53.8(◎)

・仕入価格:前回59.2、予想59.0、結果58.1(×)
・新規受注:前回52.2、予想53.2、結果54.1(◎)
・雇用:前回45.9、予想47.2、結果47.1(△)
米ISM指数、活発なサービス業況示す-9カ月ぶり水準に上昇(Bloomberg

【考察】
発表前:米国ADP雇用者(弱)とカナダ中銀政策金利引き下げ・追加利下げ示唆波及でドル円下落。直前155.75。
発表後:強弱混在。初動は景気指数・新規受注(強)が材料視されて急騰し、日足高値156.48付け。
しかし、仕入価格・雇用(弱)も材料視され、日足三尊右肩&4H足戻り高値156.39から戻り売り入り156.07へ約50%戻し下落から揉み合い。

7/3(水)
23:00 経済指標
米国ISM非製造業景気指数(ISM Report On Business
基準50、前回53.8(改定)、予想52.5、結果48.8(×)

・仕入価格:前回58.1、予想56.7、結果56.3(×)
・新規受注:前回54.1、予想53.6、結果47.3(×)
・雇用:前回47.1、予想49.5、結果46.1(×)
米ISM非製造業景況指数、6月は活動縮小示唆-4年ぶり低水準(Bloomberg

【考察】
発表前:米国ADP雇用者数(弱)、米国新規失業保険申請件数・米国失業保険継続申請件数(弱)を受けてドル円下落。直前161.70。
発表後:全て弱い数値のサプライズ。ドル円急落し日足安値160.77付け(下落幅=161.70-160.77=0.93)。
その後、切番161.00かつ日足押し安値160.79で下げ止まると、米国バイデン大統領の再選断念検討報道が出てたことでトランプ氏返り咲き確度増のインフレ懸念、リスクオン米株上昇、米国FOMC議事要旨タカ派内容を受けてドル円急上昇し、ほぼ全戻しで引けました。

8/5(月)
23:00 経済指標
米国ISM非製造業景気指数(ISM Report On Business
基準50、前回48.8(改定)、予想51.1、結果55.0(◎)

・仕入価格:前回56.3、予想55.1、結果57.0(◎)
・新規受注:前回47.3、予想49.8、結果52.4(◎)
・雇用:前回46.1、予想46.4、結果51.1(◎)
米ISM非製造業総合景況指数、7月は活動拡大を示唆-受注回復(Bloomberg

【考察】
発表前:切番144.00や1H足戻り高値ヒゲ先143.99付近で乱高下。直前142.74。
発表後:対前回、対予想全て強い数値のサプライズ。初動143.86へ上昇。しかし、8/2米国雇用統計(サプライズ弱)の影響強く、切番144.00や1H足戻り高値ヒゲ先143.99付近からの戻り売りに押され142.34へ急落。
ところが、米国ISM非製造業景気指数(サプライズ強)を好感したリスクオン米国株上昇(円キャリー促進)、巻き戻しの米国債利回り上昇により再びドル円急上昇に転じました。

9/5(木)
23:00 経済指標
米国ISM非製造業景気指数(ISM Report On Business
基準50、前回51.4(改定)、予想50.9、結果51.5(◎)

・仕入価格:前回57.0、予想56.0、結果57.3(◎)
・新規受注:前回52.4、予想51.9、結果53.0(◎)
・雇用:前回51.1、予想50.5、結果50.2(×)
米ISM非製造業景況指数、2カ月連続で拡大圏-上昇幅はわずか(Bloomberg

【考察】
発表前:1H足下降チャネル下限付近。直前143.19。
発表後:総じて強い数値。日足高値144.23へ上昇。しかし、明日の米国雇用統計への警戒感が強く、切番144.00付近からはロング勢決済が入りやすく、引けに掛けて全戻し下落しました。

10/3(木)
23:00 経済指標
米国ISM非製造業景気指数(ISM Report On Business
(過去の発表日; 1/52/53/54/35/36/57/38/5, 9/5, 10/3)
基準50、前回51.5(改定)、予想51.5、結果54.9(◎)→注目大

・仕入価格:前回57.3、予想56.0、結果59.4(◎)
・新規受注:前回53.0、予想52.5、結果59.4(◎)
・雇用:前回50.2、予想50.0、結果48.1(×)→注目大
米ISM非製造業総合景況指数、2023年2月以来の高水準(Bloomberg

【考察】
発表前:切番147.00手前揉み合い。直前146.66(日足戻り高値146.91付近)。
発表後:総じて強い数値。初動146.91へ上昇するも、注目の米国ISM非製造業雇用(弱)かつ米国製造業新規受注(弱)、かつ直後の米国バイデン大統領発言を受けて中東地政学リスクオフと原油先物価格急上昇も交錯し、ドル円乱高下。

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