ドル(USD)
経済指標
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
2023/4/24(月)
5月FOMC前のブラックアウト期間(4/22~)
23:30 経済指標
米国ダラス連銀製造業活動指数4月度
前回-15.7、予想-14.6、結果-23.4(×)
【考察】注目度の高い指標ではないが、材料不足のなかでのサプライズの弱い数値だったためドル円下落。しかし、トレンドが続かず。
24:00 月末ロンドンフィックス
月末・期末・年末はリバランス(大口投資家のポートフォリオ調整)で為替取引が活発になり急変動しやすい。
29:11 米国主要企業決算
ファーストリパブリック銀行、予想超える預金流出(Bloomberg)
【考察】米国金融システム不安再燃のためかドル円下落
2023/4/25(火)
22:00 経済指標
米国住宅価格指数2月度(Bloomberg)
前月比:前回0.2%(改定0.1)、予想-0.1%、結果0.5%(◎)
22:00 経済指標
米国S&Pケースシラー住宅価格2月度(Bloomberg)
前年比:前回2.55%(改定2.58)、予想-0.05%、結果0.36%(○)
22:30~要人発言
米国イエレン財務長官(Bloomberg)
「債務上限を引き上げなければ、経済的および財政的大惨事の恐れ」
【考察】サプライズの発言ではないが、米国デフォルト懸念のリスクオフドル売り円買い材料。
23:00 経済指標
米国新築住宅販売件数3月度(Bloomberg)
住宅市場は消費に大きな影響を与えることから景気の先行指標として中古住宅販売件数とともに重要。
件数:前回64.0万件(改定62.3)、予想63.5万件、結果68.3万件(◎)
前月比:前回1.1%(改定-3.9)、予想-1.4%、結果9.6%(◎)
23:00 経済指標
米国コンファレンスボード消費者信頼感指数4月度(Bloomberg)
米国ミシガン大学消費者信頼感指数と同様、経済活動全体に重要な役割を果たす個人消費に関する重要指標。
前回104.2(改定104.0)、予想104.4、結果101.3(×)
23:00 経済指標
米国リッチモンド連銀製造業指数4月度
基準0、前回-5、予想-8、結果-10(×)
【考察】強弱入り交じる数値でドル円乱高下。
24:00 月末ロンドンフィックス
26:00 経済指標
米国2年債入札(Upcoming Auctions)
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回3.954%、結果3.969%(◎)
【考察】入札好調でドル円下落
29:05 米国主要企業決算
アルファベット(Reuters)
売上高:予想689.9億ドル、結果697.9億ドル(◎)
EPS:予想1.09ドル、結果1.17ドル(◎)
29:09 米国主要企業決算
マイクロソフト(Bloomberg)
売上高:予想510.2億ドル、結果528.6億ドル(◎)
EPS:予想2.23ドル、結果2.45ドル(◎)
【考察】注目度の高い決算良好でリスクオフ後退しドル円上昇。
2023/4/26(水)
20:44 報道
「ファーストリパブリック銀行の民間救済」(Bloomberg)
【考察】サプライズ報道でリスクオフ後退しドル円上昇。しかし、本質的に欧米金融システム不安が解消されたわけではない為、直ぐにリスクオフへ回帰しドル円下落継続
21:30 経済指標
米国卸売在庫速報値3月
前月比:前回0.1%(改定)、予想0.1%、結果0.1%(○)
21:30 経済指標
米国耐久財受注速報値3月度(Bloomberg)
前月比:前回-1.0%(改定-1.2)、予想0.8%、結果3.2%(◎)
コア前月比:前回-0.1%(改定-0.3)、予想-0.2%、結果0.3%(◎)
22:23 報道
「米国当局、ファースト・リパブリックに関する介入に消極的」(Bloomberg)
【考察】米国金融不安のリスクオフ加速しドル円急落。
24:00 月末ロンドンフィックス
26:00 経済指標
米国5年債入札(Upcoming Auctions)
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回3.665%、結果3.500%(◎)
【考察】入札好調でドル円下落
27:41 報道
「ファースト・リパブリック銀行、FRB連銀窓口貸出へのアクセス制限の可能性」(Bloomberg)
【考察】米国金融不安のリスクオフ継続しドル円急落。
29:13 米国主要企業決算
メタプラットフォームズ(Bloomberg)
売上高:予想276.5億ドル、結果286.5億ドル(◎)
EPS:予想2.03ドル、結果2.20ドル(◎)
【考察】注目度の高い決算良好でリスクオフ後退しドル円上昇。
2023/4/27(木)
20:39 米国主要企業決算
キャタピラー(Bloomberg)
売上高:予想153億ドル、結果159億ドル(◎)
EPS:予想3.79ドル、結果4.91ドル(◎)
【考察】好決算にも関わらず、受注残が年初からほぼ変わっていないことが今後の業績悪化への懸念となり株価下落。リスクオフでドル円下落。
21:30 経済指標
米国実質GDP速報値第1四半期(過去の発表日:8/25, 9/29, 10/27, 11/30, 12/22, 1/26, 2/23, 3/30, 4/27)(Bloomberg)
速報値は改定値に比べて注目度高い。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」
実質GDP:前回2.6%、予想2.0%、結果1.1%(×)
個人消費:前回1.0%、予想4.2%、結果3.7%(△)
GDPデフレータ:前回3.9%、予想3.7%、結果4.0%(◎)
PCEコアデフレータ:前回4.4%、予想4.6%、結果4.9%(◎)
21:30 経済指標
米国新規失業保険申請件数(Bloomberg)
失業者が初めて申請した失業保険給付の申請件数を示す指標。失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されます。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回24.5万件(改定24.6)、予想24.9万件、結果23.0万件(◎)
米国失業保険継続申請件数
新規申請後に失業保険の申請を継続している人数を示す指標。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回186.5万件(改定186.1)、予想187.0万件、結果185.8万件(◎)
【考察】初動は実質GDPのサプライズの弱い数値も材料視されて乱高下。しかし133.211で下げ止まると、総じて強い数値ありで、一時134.06まで急騰。
23:00 経済指標
米国中古住宅販売成約指数3月度(Bloomberg)
売買契約が結ばれているものの、最終引渡しが行われていない物件の指数。引き渡しが済んだ中古住宅販売件数の先行指標として注目されます。
前月比:前回0.8%(改定)、予想0.9%、結果-5.2%(×)
前年比:前回-21.1%(改定)、予想-20.7%、結果-23.3%(×)
24:00 月末ロンドンフィックス
26:00 経済指標
米国7年債入札(Upcoming Auctions)
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回3.626%、結果3.563%(◎)
【考察】米国債2年債、5年債に続いて入札好調でドル円下落。
29:02 米国主要企業決算
アマゾンドットコム
売上高:予想1247億ドル、結果1274億ドル(◎)
EPS:予想0.22ドル、結果0.31ドル(◎)
【考察】決算良好でリスクオフ後退しドル円上昇。
2023/4/28(金)
21:30 経済指標
米国雇用コスト指数 第1四半期(Bloomberg)
指数の上昇は消費者物価指数や個人所得の増加につながる可能性が高い。最近はFRBも注目している指標と明言
前期比:前回1.0%(改定1.1)、予想1.1%、結果1.2%(◎)
21:30 経済指標
米国個人所得3月度:前回0.3%(改定)、予想0.1%、結果0.3%(○)
米国個人支出3月度:前回0.2%(改定0.1)、予想-0.2%、結果0.0%(○)
21:30 経済指標
米国PCEデフレータ3月度(過去の発表日:8/26, 9/30, 10/28, 12/1, 12/23, 1/27, 2/24, 3/31, 4/28)(Bloomberg)
強い数値なら、「インフレへの警戒感が高まり→FF金利のターミナルレート上昇する可能性→ドル買いドル円上昇」
前年比:前回5.0%(改定5.1)、予想4.1%、結果4.2%(○)
前月比:前回0.3%(改定)、予想0.1%、結果0.1%(○)
コア前年比:前回4.6%(改定4.7)、予想4.5%、結果4.6%(○)
コア前月比:前回0.3%(改定)、予想0.2%、結果0.3%(○)
【考察】強い数値だが、5月FOMC利上げ織り込み済みであり、かつ既に3円上昇しているためかSell the factの動き。しかし、強い数値に変わりはない為、小幅下落。
22:45 経済指標
米国シカゴ購買部協会景気指数4月度
米国ISM製造業景気指数の前営業日に発表される同指標の先行指標。
基準50、前回43.8(改定)、予想43.2、結果48.6(◎)
23:00 経済指標
米国ミシガン大学消費者信頼感指数確報値4月度(過去の速報値発表日;9/16, 10/14, 11/11, 12/9, 1/13, 2/10, 3/17, 4/14)(Bloomberg)
米国コンファレンスボード消費者信頼感指数に先行して発表されるため注目度は高い。米国GDPの約70%を占める個人消費の動向を確認できる。
前回63.5、予想63.5、結果63.5(○)
米国ミシガン大学インフレ予測確報値4月度
1年先:前回4.6%、予想4.6%、結果4.6%(○)
5年先:前回2.9%、予想2.9%、結果3.0%(◎)
【考察】強い数値で直前に下落した分を全戻しの上昇
24:00 月末ロンドンフィックス
2023/4/29(土)
2023/4/30(日)
円(JPY)
2023/4/24(月)
11:52~要人発言
植田日銀総裁(Bloomberg)
「物価2%を下回っているので緩和を継続」
【考察】ハト派発言でドル円上昇継続。
2023/4/25(火)
9:55 五十日仲値
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。
10:18~要人発言
植田日銀総裁
「現行イールドカーブコントロールの継続が適切」
「引き締め必要なら適切に対処」
「いま金融引き締めに転じると、半由々しき事態」
【考察】サプライズなしのハト派発言。乱高下しながらもドル円上昇。
2023/4/26(水)
TOM(Turn of the Month)効果(アノマリー)
株式投資の月末安・月初高アノマリー。期間は営業日ベースでの月末3日間程度、月初3日間程度。
月末の損益確定、毎月一定額を積み立てる投資信託などの購入が月末・月初に集中しやすい。株式購入で株高・円売り→ドル円上昇材料、株式売りで株安・円買い→ドル円下落材料になり得る。
2023/4/27(木)
TOM効果
2023/4/28(金)
TOM効果
8:30 経済指標
東京消費者物価指数4月度(Bloomberg)
全国消費者物価指数の先行指標で日本国内のインフレが進んでいる中で注目度が高まっている。
前年比:前回3.3%(改定)、予想3.3%、結果3.5%(◎)
コア前年比:前回3.2%(改定)、予想3.2%、結果3.5%(◎)
コアコアCPI前年比:前回3.4%(改定)、予想3.5%、結果3.8%(◎)
【考察】インフレ高進→日銀利上げ期待→円買いドル円下落
8:30 経済指標
日本雇用統計3月度
完全失業率:前回2.6%、予想2.6%、結果2.8%(×)
有効求人倍率:前回1.34倍、予想1.34倍、結果1.32倍(×)
8:50 経済指標
日本鉱工業生産速報値3月度(日本経済新聞)
前月比:前回4.6%、予想0.3%、結果0.8%(○)
前年比:前回-0.5%、予想-1.3%、結果-0.7%(○)
9:55 実質月末・週末五十日仲値(4/30休場につき)
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。
10:30 報道
「日銀、長期緩和のレビュー実施、先行き指針修正」(日本経済新聞)
【考察】会合公表直前報道で政策修正への警戒のためか133.61まで急落。しかし、報道内容はサプライズではないことから直ぐに全戻しで134.30まで上昇。
13:00 経済指標
日銀政策金利4月度(日本銀行)(過去の発表日:1/28, 3/18, 4/28, 6/17, 7/21, 9/22, 10/28, 12/20, 1/18, 3/10, 4/28)
前回-0.1%、予想-0.1%、結果-0.1%(○)
13:06 要人発言
日銀金融政策決定会合声明4月度(Bloomberg)
現状維持の予想だがサプライズの緩和縮小に踏み切る可能性に警戒。
「金融政策運営について1年から1年半程度の時間かけ多角的にレビュー」
発表前:12:00過ぎても声明発表がなく、政策修正の思惑なく、一時133.34まで下落。
発表後:金融緩和継続のハト発言、かつ時間を掛けてレビューの文言追加によって政策修正期待が後退。政策修正思惑が交錯していたなか、一瞬133.84から133.38まで急落したものの、一気に135.14まで急騰。
13:17 要人発言
日銀経済・物価情勢の展望(展望レポート)(Bloomberg)
【考察】CPI見通し上方修正。円買い材料だが、会合声明のハト派発言の影響強くドル円急騰継続。
15:35~ 要人発言
植田日銀総裁(Bloomberg)
「拙速な引き締めは物価目標が達成できないリスクある」
「インフレ2%まではイールドカーブ・コントロールを続ける」
【考察】金融緩和の副作用への言及ありながれも、総じて金融緩和継続のハト派発言でドル円上昇継続。135.76まで上昇。
28:30 経済指標
IMM通貨先物(4/25時点)(ポジション推移)
円ショート拡大
【考察】円売り材料。
コメント