ドル(USD)
経済指標
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
2023/5/29(月)
英国バンクホリデー、米国メモリアルデー祝日休場
2023/5/30(火)
22:00 経済指標
米国住宅価格指数3月度
前月比:前回0.5%(改定0.7)、予想0.4%、結果0.6%(○)
22:00 経済指標
米国S&Pケースシラー住宅価格3月度(Reuters)
前年比:前回0.36%(改定)、予想-1.60%、結果-1.15%(○)
【考察】予想よりは強い数値でドル円上昇。
23:00 経済指標
米国コンファレンスボード消費者信頼感指数5月度(Bloomberg)
米国ミシガン大学消費者信頼感指数と同様、経済活動全体に重要な役割を果たす個人消費に関する重要指標。
前回101.3(改定103.7)、予想99.1、結果102.3(○)
24:00 月末ロンドンフィックス
26:09~要人発言
米国バーキン・リッチモンド連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg)
「金利をどこまで引き上げるべきか不確実性がある」
「インフレは高すぎる」
【考察】タカ派発言だが、リスクオフ円買い強くドル円下落。
2023/5/31(水)
13:07~要人発言
米国メスター・クリーブランド連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Reuters)
「利上げ停止をやむを得ないと考える理由は見当たらない」
【考察】タカ派発言だがドル円上昇反応薄。
21:50~要人発言
米国ボウマンFRB理事(Bloomberg)
「住宅価格の持ち直しはインフレ低下との闘いに不利」
【考察】タカ派発言でドル円上昇。
22:45 経済指標
米国シカゴ購買部協会景気指数5月度
米国ISM製造業景気指数の前営業日に発表される同指標の先行指標。
基準50、前回48.6(改定)、予想47.6、結果40.4(×)
【考察】2022年11月以来の低水準はサプライズでドル円急落。
23:00 経済指標
米国JOLTS求人件数4月度(過去の発表日; 1/4, 2/1, 3/8, 4/4, 5/2, 5/31)(Reuters)
前回959.0万件(改定)、予想944.0万件、結果1010.3万件(◎)
【考察】2023年3月公表以来の強い数値でドル円上昇。しかし、株先物・株価指数急落リスクオフ円買い、米国債利回り急落ドル売りでドル円全戻しの急落。
24:00 月末ロンドンフィックス
25:28~要人発言
米国コリンズ・ボストン連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)
「インフレは高すぎる」
【考察】タカ派発言だがドル円下落継続
26:26~要人発言
米国ジェファーソンFRB理事(Bloomberg)
「次回会合で金利据え置きしてもは金利のピークを意味しない」
「利上げ見送りでデータを精査できる」
【考察】6月会合での金利据え置きの示唆はハト派発言でドル円急落。
26:35~要人発言
米国ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁(2023年FOMC投票権あり)(Bloomberg)
「6月会合では利上げ見送りが適切」
【考察】相次ぐハト派発言でドル円下落。
27:00 要人発言
米国ベージュブック(地区連銀経済報告)(Bloomberg)
FOMC開催の2週間前に公表。米国金利決定の材料とされるため注目度大。
「多くの地域で物価上昇が鈍化」
【考察】インフレ鈍化を示すハト派内容でドル円下落継続。
2023/6/1(木)
7:14 要人発言
米国ニックWSJ記者(Twitter)
「6月FOMC、利上げ見送る計画」
【考察】FRBのハト派示唆でドル円下落
10:25 要人発言
米国下院(Bloomberg)
「債務上限法案を下院で可決」
【考察】デフォルト回避の公算が高まりドル円上昇
21:15 経済指標
米国ADP雇用者数5月度(過去の発表日:8/31, 10/5, 11/2, 11/30, 1/5, 2/1, 3/8, 4/5, 5/3, 6/1)(Bloomberg)
前月比:前回29.6万人(改定29.3)、予想16.3万人、結果27.8万人(○)
【考察】強い数値で139.89まで急騰。だが140円台には乗らず。
21:30 経済指標
米国新規失業保険申請件数(Bloomberg)
失業者が初めて申請した失業保険給付の申請件数を示す指標。失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されます。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回22.9万件(改定23.0)、予想23.4万件、結果23.2万件(○)
米国失業保険継続申請件数
新規申請後に失業保険の申請を継続している人数を示す指標。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回179.4万件(改定178.9)、予想180.1万件、結果179.5万件(○)
21:30 経済指標
米国非農業部門労働生産性指数確報値第1四半期
農業部門を除いたモノとサービスを生産する労働者の生産性を把握する指標。
前期比:前回-2.7%(改定)、予想-2.7%、結果-2.1%(○)
米国単位労働コスト確報値第1四半期
前期比:前回6.3%(改定)、予想6.3%、結果4.2%(×)
【考察】雇用・生産性指標は強い数値、労働コストのみが弱い数値だったが、ドル円は急落。つまり、雇用よりコストへの注目度が高い様子。
22:45 経済指標
米国PMI確報値5月度
(過去の速報値発表日:10/24, 11/23, 12/16, 1/24, 2/21, 3/24, 4/21, 5/23)
基準50。景気先行性高いため注目度高い。速報値は確報値より注目度高い。
製造業:前回48.5、予想48.5、結果48.4(×)
23:00 経済指標
米国建設支出4月度
前月比:前回0.3%(改定)、予想0.2%、結果1.2%(◎)
23:00 経済指標
米国ISM製造業景気指数5月度:景気の先行指標として注目度大。(Bloomberg)
(発表日; 8/1, 9/1, 10/3, 11/1, 12/1, 1/4, 2/1, 3/1, 4/3, 5/1, 6/1)
基準50、前回47.1、予想47.1、結果46.9(×)
【考察】弱い数値でドル円下落。しかし、欧州マーケットに入り発表前までに約1円下落しており、かつ日足押し安値138.54付近からは押し目買いも強く急落継続せず。
26:00~要人発言
米国ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁(2023年FOMC投票権あり)(Bloomberg)
「利上げ停止し、金利据え置き地点に近い」
【考察】前日5/31と同じくハト派発言。しかし、欧州マーケットに入り発表前までに約1円下落しており、かつ日足押し安値138.54付近に達していることからドル円下落継続なし。
2023/6/2(金)
9:27~要人発言
米国ブラード・セントルイス連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg)
「インフレはまだ高すぎる」
「政策金利は十分景気抑制的な水準の下限にある」
【考察】タカ派発言
11:54 要人発言
米国上院(Bloomberg)
「債務上限法案を上院で可決」
【考察】デフォルト回避が決定。初動はドル円下落継続であったが下げ止まってドル円上昇
21:30 経済指標
米国雇用統計5月度(過去の発表日;9/2, 10/7, 11/4, 12/2, 1/6, 2/3, 3/10, 4/7, 5/5, 6/2)
(Bloomberg)
非農業部門雇用者数:前回25.3万人(改定)、予想19.0万人、結果33.9万人(◎)
失業率:前回3.4%(改定)、予想3.5%、結果3.7%(×)
平均時給
前月比:前回0.5%(改定)、予想0.4%、結果0.3%(×)
前年比:前回4.4%(改定)、予想4.5%、結果4.3%(×)
【考察】初動は非農業部門雇用者数の強い数値でドル円上昇したが、その後は失業率や平均時給の弱い数値で全戻し下落。米国経済は強いが、6月FOMC利上げに繋がる結果ではないことを反映か。
6月FOMC利上げ据え置きの市場織り込みはほぼ完了したことで、市場は7月FOMCでの追加利上げ目を向けており米国債利回り上昇のドル買い。
更にNYマーケットオープンからは米国債務上限関連法案を上院も可決したことや、米国雇用統計でインフレ鈍化を好感し先物・株価指数上昇リスクオンドル買い円売りでドル円急騰したと推測。
2023/6/3(土)
ブラックアウト期間開始
2023/6/4(日)
円(JPY)
2023/5/29(月)
TOM(Turn of the Month)効果(アノマリー)
株式投資の月末安・月初高アノマリー。期間は営業日ベースでの月末3日間程度、月初3日間程度。
月末の損益確定、毎月一定額を積み立てる投資信託などの購入が月末・月初に集中しやすい。株式購入で株高・円売り→ドル円上昇材料、株式売りで株安・円買い→ドル円下落材料になり得る。
6:20~要人発言
首相官邸
「北朝鮮、弾道ミサイル発射通告」
【考察】地政学リスクオフ材料だが通告のみでドル円反応薄。
10:28~要人発言
松野官房長官(日本経済新聞)
「北朝鮮のミサイル発射予告、防衛相から破壊措置命令」
【考察】いつも遺憾砲終えることろが、迎撃命令が出たことで地政学リスクオフのドル円下落のよう。
2023/5/30(火)
TOM効果
8:30 経済指標
日本雇用統計4月度(日本経済新聞)
完全失業率:前回2.8%、予想2.7%、結果2.6%(◎)
有効求人倍率:前回1.32倍、予想1.33倍、結果1.32倍(△)
9:31~要人発言
鈴木財務相
「為替動向、引き続き中止」
【考察】最近の急速なドル円急騰を受けての発言。強い円安牽制発言ではないものの、2022年の為替介入が意識されたためかドル円下落。
9:55 月末五十日仲値
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。
10:37~要人発言
植田日銀総裁(Bloomberg)
「物価が持続的に下落する地合いではない」
「金融緩和を継続する」
【考察】5/25に続いてタカ発言でドル円下落したが、再びハト派発言も出たことでドル円下げ止まり上昇転換。
15:32 報道
「3者会合(財務省、金融庁、日銀)開催予定」(Bloomberg)
【考察】サプライズ報道。今後の為替介入警戒感からドル円急落
18:04~要人発言
神田財務官(Bloomberg)
「為替水準に焦点を当てていない」
「為替動向注視、必要あれば対応」
【考察】初動は円安容認発言でドル円急騰したが、その後は円安牽制ではないと言いながらも内容は牽制と受け取られる発言で全戻しのドル円下落。
24:00 月末ロンドンフィックス
2023/5/31(水)
TOM効果
6:30 要人発言
首相官邸(日本経済)
「北朝鮮、ミサイル発射」
【考察】地政学リスクオフ材料
8:50 経済指標
日本鉱工業生産速報値4月度
前月比:前回1.1%、予想1.4%、結果-0.4%(×)
前年比:前回-0.6%、予想1.8%、結果-0.3%(△)
9:09~要人発言
植田日銀総裁
「引き締めしたくないがインフレ放置もできず難しいかじ取り」
「商品価格の高騰、労働力不足、サプライチェーンの混乱などの供給変動がインフレ上昇を引き起こしている」
「世界的なインフレは、財政・金融政策の拡大政策などの需要要因によっても引き起こされている」
「インフレ低水準時代とは異なる常態に突入していることを否定するのは難しい」
【考察】物価上昇続いており労働力不足も当面続く可能性が高く、金融緩和がインフレ要因とも述べていることから、インフレ対策には引き締めが必要と示したことと同じ。タカ派発言とも捉えられドル円下落。
24:00 月末ロンドンフィックス
2023/6/1(木)
TOM効果
2023/6/2(金)
TOM効果
9:59~要人発言
植田日銀総裁(日本経済新聞)
「2%の物価目標達成にはしばらく時間がかかる」
「金融緩和継続は生産性向上に寄与する」
【考察】金融緩和継続の示唆はハト派発言
28:30 経済指標
IMM通貨先物5/30時点(ポジション推移)
円ショート大幅拡大
【考察】円売りドル円上昇材料
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