2023年5月1日(月)~5月7日(日)ドル円注目材料まとめ(5/5更新)

ドル(USD)

経済指標
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

2023/5/1(月)

英国バンクホリデーで休場

16:31 報道
「米国連邦預金保険公社(FDIC)、JPモルガン・チェースによるファーストリパブリック銀行(FRC)の応札を受け入れ」(Bloomberg)(Bloomberg

【考察】銀行破綻金融システム不安再燃のリスクオフだが、買収決定によるリスクオフ後退も交錯し、ドル円はじり下げに留まった。

22:45 経済指標
米国PMI確報値4月度
(過去の速報値発表日:10/2411/2312/161/242/213/24, 4/21
基準50。景気先行性高いため注目度高い。速報値は確報値より注目度高い。
製造業:前回50.4、予想50.4、結果50.2(×)

23:00 経済指標
米国建設支出3月度(Bloomberg
前月比:前回-0.1%(改定-0.3)、予想0.1%、結果0.3%(◎)

23:00 経済指標
米国ISM製造業景気指数4月度:景気の先行指標として注目度大。(Bloomberg
(発表日; 8/19/110/311/112/11/42/13/1, 4/3, 5/1)
基準50、前回46.3、予想46.7、結果47.1(◎)

【考察】基準50を下回っているが2022年12月発表日以来の強い数値はサプライズであり、ドル円上昇。

2023/5/2(火)

23:00 経済指標
米国製造業新規受注3月度
前月比:前回-0.7%(改定-1.1)、予想0.8%、結果0.9%(◎)

23:00 経済指標
米国耐久財受注確報値3月度
前月比:前回3.2%(改定)、予想3.2%、結果3.2%(○)
コア前月比:前回0.3%(改定)、予想0.3%、結果0.2%(×)

23:00 経済指標
米国JOLT求人労働異動調査3月度(Bloomberg
前回993万件(改定)、予想977.5万件、結果959.0万件(×)

【考察】米国JOLT求人労働異動調査がサプライズの弱い数値→米国債利回り低下→ドル売り。米国債利回り低下が株先物・株価指数上昇にならず下落しており、金融システム不安リスクオフ円買いも相まってドル円急落。

2023/5/3(水)

21:15 経済指標
米国ADP雇用者数4月度(過去の発表日:8/3110/511/211/301/52/13/8, 4/5, 5/3)(Bloomberg
前月比:前回14.5万人(改定14.2)、予想14.9万人、結果29.6万人(◎)

【考察】サプライズの強い数値で135.43から135.95まで急騰。しかし、ハト派姿勢が警戒されているFOMCを控えて直ぐに利確が入り、ほぼ全戻しの下落。

22:45 経済指標
米国PMI確報値4月度
(過去の速報値発表日:10/2411/2312/161/242/213/24, 4/21
基準50。景気先行性高いため注目度高い。速報値は確報値より注目度高い。
サービス業:前回53.7、予想53.7、結果53.5(×)
総合:前回53.5、予想53.5、結果53.4(×)

23:00 経済指標
米国ISM非製造業景気指数4月度(過去の発表日; 8/39/610/511/312/51/62/33/3, 4/5, 5/3)(Bloomberg
景気の先行指標として注目度大。
基準50、前回51.2(改定)、予想51.8、結果51.9(◎)

【考察】強い数値だったが、相場環境が金融システム不安によるFOMCハト派期待が優勢でドル円下落継続。

27:00 経済指標
米国FRB政策金利5月度(過去の発表日; 6/157/279/2111/212/142/1, 3/22, 5/3
(Federal Open Market Committee)
前回4.75-5.00%、予想5.00-5.25%、結果5.00-5.25%(○)

【考察】予想通りの利上げ。

27:00~ 要人発言
米国FOMC声明(Bloomberg
「インフレは依然として高水準」
「どの程度の引き締め適切か、累積効果など考慮」

【考察】「追加的な引き締めが適切かもしれない」という文言が削除は、金利の引き上げ停止するという見方のハト派発言でドル円下落。

27:30~ 要人発言
米国パウエルFRB議長(Bloomberg
「今後の利上げ幅はデータに依存する」
「インフレ圧力は依然として高い。
「今回の会合で金利引き上げ停止は決定しない」
「インフレ低下には時間がかかる。利下げは適切でない。」
「利上げ停止時期は近づいている感触」

【考察】タカ派発言でドル円上昇していたが、会見終了間際で利上げ停止が近い可能性とのハト派発言、金融システム不安のリスクオフ円買い強くドル円下落。

29:44 報道
「米国地銀パックウェスト売却を含めた戦略的選択肢を検討」(Bloomberg

【考察】金融システム不安のリスクオフでドル円急落。

2023/5/4(木)

20:30 経済指標
米国チャレンジャー人員削減4月度
米国雇用統計の2日前に発表。「前回より高い数値→ドル売り材料」、「前回より低い数値→ドル買い材料」
前年比:前回319.4%(改定)、予想-、結果175.9%(◎)

21:15 経済指標
ECB政策金利5月度(Bloomberg
前回3.00-3.50%(改定)、予想3.25-3.75%、結果3.25-3.75%(○)

21:25 要人発言
ECB理事会声明5月度
「今後の政策金利は十分に景気抑制的な水準に引き上げられ、その水準で維持される」

【考察】追加利上げ示唆のタカ派発言。しかし、強い利上げ警戒があったなかで予想通りでサプライズなかったためかSell the factの動きでユーロ売りドル買い円買い。ドル買い強くドル円上昇。

21:30 経済指標
米国新規失業保険申請件数(Bloomberg
失業者が初めて申請した失業保険給付の申請件数を示す指標。失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されます。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回23.0万件(改定)、予想23.8万件、結果24.2万件(×)

米国失業保険継続申請件数
新規申請後に失業保険の申請を継続している人数を示す指標。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回185.8万件(改定184.3)、予想186.9万件、結果180.5万件(◎)

21:30 経済指標
米国貿易収支3月度
貿易収支はGDPの構成要素。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」
前回-705億ドル(改定-706)、予想-640億ドル、結果-642億ドル(△)

21:30 経済指標
米国非農業部門労働生産性指数速報値第1四半期(Bloomberg
農業部門を除いたモノとサービスを生産する労働者の生産性を把握する指標。
前期比:前回1.7%(改定)、予想0.2%、結果-2.7%(×)

米国単位労働コスト速報値第1四半期
前期比:前回3.2%(改定)、予想3.6%、結果6.3%(◎)

【考察】サプライズの米国単位労働コスト速報値でインフレ懸念によりドル円上昇。

22:00~要人発言
ラガルドECB総裁(Bloomberg
「利上げ停止しない」

【考察】タカ派発言で初動はユーロ買いドル売り。しかし欧米金融システム不安リスクオフが相場の材料となっており、リスクオフユーロ売り円買い。

23:22 報道
「米国地銀ウェスタン・アライアンス身売り含む選択肢を検討」(Bloomberg

【考察】米国地銀パックウェスト売却報道に続き、金融システム不安のリスクオフでドル円急落。

23:47 報道
「米国地銀ウェスタン・アライアンス、身売り検討否定」(Bloomberg

【考察】報道否定でリスクオフ後退のドル円上昇。しかし、本質的な金融システム不安は解消されておらず、再びドル円下落。

29:31 米国主要企業決算
アップル(Bloomberg
売上高:予想928.4億ドル、結果948.4億ドル(◎)
EPS:予想1.43ドル、結果1.52ドル(◎)

2023/5/5(金)

21:30 経済指標
米国雇用統計4月度(過去の発表日;9/210/711/412/21/62/33/10, 4/7, 5/5)(Bloomberg
非農業部門雇用者数:前回23.6万人(改定16.5)、予想17.9万人、結果25.3万人(◎)
失業率:前回3.5%(改定)、予想3.6%、結果3.4%(◎)
平均時給
前月比:前回0.3%(改定)、予想0.3%、結果0.5%(◎)
前年比:前回4.2%(改定4.3)、予想4.3%、結果4.4%(◎)

【考察】全て強い数値のサプライズでドル円急騰。
しかし、年内利下げ織り込み変わらず(Reuters)。
一方で、金利の長期維持の可能性も高まる(Bloomberg)。

26:11~要人発言
米国ブラード・セントルイス連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg
「5月FOMCで25bps利上げ支持」
「インフレは残っている」
「金利は十分に制限的な領域」

【考察】タカ派発言。強い文言なかったが緩やかにドル円上昇。

29:22~要人発言
米国グールズビー・シカゴ連銀総裁(2023年FOMC投票権あり)(Reuters
「6月FOMCの判断を下すのは時期尚早」
「金融政策はデータ次第」

【考察】利上げへの言及なくハト派寄り発言。

2023/5/6(土)

2023/5/7(日)

円(JPY)

2023/5/1(月)

TOM(Turn of the Month)効果(アノマリー)
株式投資の月末安・月初高アノマリー。期間は営業日ベースでの月末3日間程度、月初3日間程度。
月末の損益確定、毎月一定額を積み立てる投資信託などの購入が月末・月初に集中しやすい。株式購入で株高・円売り→ドル円上昇材料、株式売りで株安・円買い→ドル円下落材料になり得る。

2023/5/2(火)

TOM効果

9:55 実質五十日仲値(5/5休場につき)
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。

2023/5/3(水)

憲法記念日で祝日休場

2023/5/4(木)

みどりの日で祝日休場

2023/5/5(金)

こどもの日で祝日休場

14:42 地震
「石川県能登で震度6強」(日本経済新聞

28:30 経済指標
IMM通貨先物5/2時点(ポジション推移
円ショート縮小

【考察】円買い材料

2023/5/6(土)

2023/5/7(日)

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